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なぜ、料理人の半数以上が調理師専門学校に行くのか?

こんにちは
調理師専門学校には行かずに料理人になった、ラ・フェ修家です。

専門学校に行かなくても調理師になれるんです。

では、行っても意味ないかと聞かれますと、そんなことはないです。

行ってない自分がいうのもなんですが、たとえ調理師専門学校を卒業して、調理師以外の職業に就いたとしても、一度身につけた料理の知識とスキルは、日常生活でしっかり役に立ちます。

それに料理人の半数以上の人が、調理師専門学校を卒業しています。

なぜ、半数以上も専門学校に行くのか?

推測ですがこういう理由が考えられます。
・高卒ですぐに働くのはキツイ。
・専門学校に行くのが普通と思ってる。
・専門学校に行くと就職先が豊富になる。
・親が専門学校ぐらい出ておけという。
・専門学校の宣伝がうまい。

高卒ですぐに就職するのはちょっといや、もうちょっと遊びたいっていうのは、気持ちはすごーくわかります。

専門学校に行くのが普通と思ってる人は、やっぱり、専門学校の宣伝がうまいのと関係してると思います。
僕が高校のときぐらいは、調理師専門学校のテレビCMもあって

「料理界の東大」

って言っている学校もあったぐらいです。

親が専門学校ぐらい行ったほうがいいという場合でも、自分で選択して決断した方がいいです。

参考までに、僕は専門学校には行かなかったです。そしてよく先輩に

「なんで、専門学校に行かんかったの?」

よく聞かれました。そして僕はいつも

「専門学校に行く理由が思いつかなかったからです」

と、答えてました。

ですが、実際に高卒ですぐに現場に飛び込んだら、そりゃもう地獄、今で言う超ブラック、なぐる、蹴る、怒鳴る、暴言(あほ、ボケ、帰れなど)
ちょっと前まで高校生だった僕には刺激が強すぎました。

でも、1年間ふんばっていると、だんだん仕事も覚えて怒られる回数もへってきます。

そうやって、仕事を覚えてきたときに、専門学校卒の新人がやってきます。

高卒の僕にとっては、専門学校を出ている新入社員は年上の部下になります。そして年上の人に仕事を一から教えることになりました。

現場に早く入った方が有利になこともありますが、始めるのは遅くても真剣に取り組めば、1・2年ぐらいの遅れはすぐに取り戻せます。

結論は

どちらの選択が正しいとは決められませんが、親やまわりの意見で決めるのではなく、自分で決めた選択が正しいです。

正確にいうと、自分で選択して、自分で責任を持つということ。

選択以前に、専門学校に行くお金がない場合は、行かなくても調理師免許はとれるので安心してください。

ちなみに、調理師免許を取る場合

現場で2年以上働いて、調理師試験で合格すればもらえます。
しかも更新なしで一生ものです。

調理師免許以外にも専門学校生は、学校から斡旋してくれる就職先が豊富になるので、選択肢が増えます。

その他のメリットとして大きいのが、料理が作れるようになるところです。
一人暮らしの人も結婚後の人も、料理が作れると、自炊ができるし、節約にもなり実生活に必ず役立ちます。

料理は専門学校に行かなくても学べますが、専門学校で得た知識は、無駄にならないはずです。

就職活動中の人や進学希望の人にもお役に立てるとうれしいです。
「悩んで、学んで」は、一生続きます。

学んでいて楽しくないものは、本当の意味で身につかない、というのは私の実感でもありますが、一方で、苦しさを伴わない学びもまた、ニセモノだと思うのです。
河合隼雄(心理学者)


貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊