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雷がきのこの育成に役立つ

「きのこの山」の誕生が1975年なので、それより3歳年上の、ラ・フェ修家です。
きのこの山は、当時売れ行きがイマイチだった、アポロチョコ生産工場の有効活用として、大阪工場の担当者が持ってきた試作品が始まりだそうです。

今日はお菓子の話ではないので置いといて…

秋の味覚といえば、キノコ類があります。
夏の終わりぐらいから、スーパーでは松茸が並びます。

「香り松茸、味しめじ」

という言葉がありますが、松茸の香りは海外では不評で、靴の匂いとか靴下の匂いとか言われているほどです。
日本人からすると、ウォッシュタイプのチーズもヤバい香りだと思います。

きのこ類は、生物の分類的でいうと菌類で、野菜など植物に近い関係と思われがちですが、最新のDNA解析結果によると、動物のグループに近い関係になるようです。

そのキノコが、落雷のあった場所では収穫が増えると、昔からの言い伝えがあります。

実際に大学などが行った実験によると、落雷によって収穫が増えるという結果が出ました。

岩手県では4年間に渡る研究の一環として、農業試験場に植えた様々なキノコに人工的に発生させた稲妻を照射し、キノコの数が実際に増えるかどうかを確認する実験が行われている。
最新の実験の結果、稲妻と同等の強さの電気的刺激を与えると、ある種のキノコは従来の栽培法に比べて収穫量が2倍以上になることがわかった。
引用 ナショナル・ジオ・グラフィックhttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2552/

これは、落雷により生命の危険にさらされ、子孫を残すために、菌糸の活動が活発になり、それによって収穫が増えるという事で、生き残るための反応だったのです。

地震・雷・火事・親父という言葉があり
(現在の親父やさしい、台風の方が怖い)
雷は危険で恐れる事が多いですが、生命の誕生とかにも深く関わっています。

また「雷の多い年は豊作」とも言われ、落雷の放電により、肥料の要素でもある窒素の量が増えることによって、植物の成長を促します。

「稲妻」の語源も稲の妻

稲を実らせる、妻です。

昔の人が直感的に感じていたことを、現代の科学が突き止めることを、素晴らしく感じ、ワクワクすると同時に、古い言い伝えや物語には、先人の知恵がいっぱい詰まっているんだなあと感じました。

雷は人間にとっては、とても危険です。
雷は必要な自然現象ではありますが、落雷にあうと、天才になるより命を失う可能性の方が高いので、くれぐれもムチャしないように、ゴロゴロ聞こえ出したら避難してください。

以上、ラ・フェの厨房からでした。


貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊