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そんな毎日。

今日はこの前頂いたブルーベリージャムを、パンにのっけて食べようかなって起きた時からニマニマ。
ママはジャム嫌いなので、私が独り占めできる。幸せ。

こんにちは。おはよう。
来輝です。


今さら感があるけども、私の名前「来輝」(ライカ)はドイツのカメラメーカーからとったわけではなくて、たまたまこうなったのです。
親がカメラ好きなのかってよく聞かれますが、そういうわけではありませぬ。参考までに。

さてさて。名前の由来の話はここまでにしとこーっと。

私が好きな本はこの世界に何冊も存在しているわけですが、その中で、最近よく思いをはせるのが、群ようこの「パンとスープとネコ日和」と、森下典子の「日日是好日」という2冊。

両方とも、多分、中学生の頃読んだ本たちで、強烈な印象を残したというよりかは、静かにすーっと私の心の一部になっていった。


パンとスープとネコ日和」は母親の死を機に、彼女がやっていた食堂を改装し、新しいお店を開いたアキコの物語。
体育会系のしまちゃん、ネコのたろ、喫茶店のママなどなど、個性強めの登場人物(+猫)。お腹が空いて、人が愛おしくなること間違いなし。

本を読んだあとに、ドラマも観たので、あの世界観がどっしりがっしり私の脳内に居座ってます。
本が原作のドラマや映画の場合、私は大体、原作派なんだけど、今回はドラマの方が好み。小林聡美、伽奈、もたいまさこ、岸惠子、市川実和子。みんな一人一人の味がうまい具合に混ざり合って、なんとも不思議な空気感を醸し出してる。こういう世界、大好き。住みたい。

「かもめ食堂」「プール」好きは、本もドラマも是非。


日日是好日」は著者自身が25年間のお茶のお稽古で、学び、そして感じた人生での「お茶」という存在、そして歓びと感動について、繊細に描かれた作品。

私はお茶を習ったこともないし、知識も皆無なんだけども、ただただ夢中になって読みました。森下さんと一緒にお茶を習い始めたみたいだった。
その当時、あまり中学の教室に馴染むことが出来てなかった私には、彼女が生み出す文章が私の心にピタリとはまって、自分ではうまく表現できないものを代弁してくれているような気がしてた。
今もその気持ちは変わらない。生きてきた時代は違えど、彼女の文章のちょっとした間や言葉選びは私にとって、とても心地良い。

第七章「五感で自然とつながること」と第十三章の「雨の日は雨を聴くこと」がお気に入りで、よく読み返していて。
第十三章は全部好きなんだけど、第七章では特に「地下街のせせらぎ」という場面が、読むだけで肩の重いものがふわっと取れる気がする。

心の安らぎを求めながら、現代社会で生きる私たちのマストアイテムなのでは。



無限にある知らない世界をもっと知りたいから、いろいろなジャンルに足を踏み入れてみたりするけど、私はこういう「特に何も起こらない」本にやっぱり、戻ってきてしまう。
そんな本に出てくる登場人物たちが暮らしている生活や考え方が私の理想に近いからかな。
シンプルに、でも毎日を彩る工夫は怠らず、好きな人たちやインスピレーションに囲まれて、自分の足でしっかり地面を踏み、自分らしい呼吸が出来る。そんな生活が私の憧れなんだなぁってつくづく思う。

「特に何も起こらない」世界でも、何かはちょっとずつ変化して、前進している。

これから、また人生観がちょこちょこ変わっていく可能性は大ですが、どんな人生にしろ、なるべく気分良く、感性を豊かに、歩みたい。
これがなかなか難しいのだけどね。



昨日観た「The Untouchables」のKevin Costnerが私とママの好みど真ん中だったってことだけ、最後に言わせて。80、90年代に生きていたかった。
Have a lovely day :)
Laica









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