花の終わったモッコウバラを剪定していたら　視界の先に動くものがあった
よ～く目を凝らして見てみると、、、

おっと！びっくり
ハチが巣を作っていた
むこうもビックリしたらしく動きを止めてこっちを見ている
こんな時は慌てず騒がずだ
しばらく見つめ合った後、私は何食わぬ顔で剪定作業を続けた

初夏の日差しのもと　剪定する私と営巣するハチ
チョキチョキというハサミの音だけが響く　謎のふたり時間
時々のぞき込むと 　どんどん巣が大きくなってゆく

ハチの方も、私が危害を加えないとわかった安心感からなのか
それとも巣作りが忙しくて人間なんかにかまっている暇がないのか
近寄ってスマホをむけても一向に気にする様子もない

ハチの巣をこんなに近くで見る機会もないので　近くでじっくり
観察させてもらった
最初にどこから作り始めるのかわからないけど見事なハニカム構造だ

この時期は働きバチがいないので女王バチがたったひとりで巣を作り上げ
子育てまでこなすらしい
そう思うとつい「働くお母さん頑張って」などと妙な感情も芽生えてしまった

ただ、、、
このままにしておく訳にはいかないよねぇ
ご近所さんだって　こんなところ（結構目立つところにある）にハチの巣あったら嫌がるだろうし、もし刺されるような事があったら大変だ

多分、駆除は簡単だと思う
この枝をパチンと切ってゴミ袋かなんかに入れちゃえばそれで済む
でもなあ、あんなに一生懸命に作ってたし　どうしようかな

と悩んでいるうちに暗くなってきてしまったので次の日に持ち越す事に。
そして次の日

ハチがいない！
あんなに片時も離れずそばにいたのに。。。
しばらく待ってみたけれど帰ってこなかったので
仕方なく枝にハサミを入れた

そのままポイするのも忍びなかったので
しばらくは芸術作品として楽しもうと思う