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お裁縫とその人生

針と糸を使って布を縫っていくことを「お裁縫」と言います。縫い目が揃わない、粗い、まっすぐ縫えないから苦手…という人が結構多いけど、お裁縫で一番大切なことは、縫う時ではなく、紛れもなく「下準備」です。

縫い代は何センチにするのか、アイロンで折るのは端から何センチ目なのか、二回折りにするのか、三回折りにするのか…など、結構面倒な手間ではあるけれど、この下処理を完璧にこなしていれば、お裁縫の80%は成功です。

次に縫い代をピッチリと固定するために、アイロンがけ、そして等間隔でマチ針で留めていきます。この作業はいつもプラモデル作りみたいだなぁと思うのですが、ここまで来てやっと縫うというクライマックスに到達です。

お裁縫が苦手という人は、たいていこの下処理が甘いんだと思う。ここまでぴっちりやっていれば、いざ縫う時はもう布と仲良しになっているから、きれいに縫わざるを得ない。てか、意地でも失敗したくないので、きれいに縫います。

かくして今日は、上の作業に忠実にカーテンを縫いました。めっちゃきれいに縫えたけど、2枚目の下処理でちょっと急いだから、やっぱり最後の出来に響いて、少し長さが違う。…まあ、私のミスだからしょうがない。

これって人間関係と同じだよねっていつも思うのだ。

「私が付き合うのはこの人たちまで」ときっちり線を引いて、注意深く交友関係を区切り、新しい仲間ができたら、その人は信用に値するのか、ウソをついていないか、落ち着きがあるか、確認する。確認してもわからない時…(それはたいていNGであることが多い)、その時は時間をおいて様子を見る。

この辺を適当にやると、あとで必ず痛い目に会うことになり、人間関係がヨレヨレになったり、下手をするとヤケドする。適当に付き合えば適当な関係が生まれ、いびつな糸を紡ぐことになる。

「わたしには霊感がある」という女性と知り合った。スピリチュアルな人は結構多くて、たいていの人はあることないこと言いたい放題だ。その女性の場合は

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