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療養日記 2022年9月25日 『かおり』

 かおりという名前の青梨がある。かつて平塚の農業試験場で作られたがあまりにも実が大きくなるので実用化はされず一部の農家が非商売目的で細々作り続けていたのがその名の通りの香りの良さとメロン並みの大きさが注目をされ主に関東地方で作られるようになったらしい。スーパーなどには未だに流通されておらずその存在はまさに「幻の梨」であることには変わらない。

 この「かおり」をたまたま栃木で見つけたが、それがあまりにも梨離れした味だったことから我が家は毎年同じ果樹園の即売所で買うことにしていた。

 実はその近くにドッグラン付きのカフェがある。その店のオーナーが妻の知り合いの知り合いだったことからはるばる栃木まで行き、その途中で梨の路地売りをしているのを見かけたまたま立ち寄った即売所でこのかおりという梨と出会った。いつしか梨がメインでドッグランはそのついでのような扱いになってしまった。

 即売所の人たちも年に一度わんこを3頭連れてやってくる我々のことを覚えていてくれていたがCovid19騒ぎで行けなくなり、僕自身も病気で栃木まで行く自信もなくなり2年もご無沙汰してしまった。

 そして今日、3年ぶりにかおりを求めて懐かしい果樹園の即売所へ。

3年ぶり再訪

 朝少し早めに出たら今日に限って首都高での渋滞もなく、到着したときはまだ開店前だったので周りに咲いている花をバックに写真を撮りながら待っていた。お店の人も我々を覚えていたようで声をかけてくれた。久しぶりの再会。

 目的の梨、かおりを手に入れ直売所の人たちとも3年ぶりのお話をし、わんこも可愛がってもらった。

 梨の後は先ほども書いたドッグラン付きのカフェにも行ってみるが、こちらもまた開店前に来てしまった。30分ほど開店を待ってまずはドッグランでわんこと遊ぶ。

久しぶりにのびのび遊べました

 簡単に食事して昼過ぎくらいにドッグランを出発。せっかく栃木に来たのだからと佐野に行きラーメンを食べることに。妻が探してくれたラーメン屋に向かう。

 同じ栃木県でもドッグラン付きのカフェや果樹園のある鹿沼から佐野へ移動するのは時間が結構必要だ。

 なんと目的のラーメン屋は佐野厄除け大師のすぐ近くだったの食後にお詣りすることに。

青竹手打ち佐野ラーメンラー

 このお店は外に二組テーブルがあってそこでならわんこ連れの食事もできる。わんこにはサービスもある。

わんこサービスは「さのまる」の帽子レンタル

 佐野市のゆるキャラ「さのまる」がかぶっているラーメンどんぶりのレンタルサービスがあった。ガッチリと大きな体の店長が何も言わすお冷やと一緒に持ってきてくれて最初は何かわからなかったが三つあるのでわんこの何かかなと気がついた。

 ラーメンは手打ちのこれぞ佐野ラーメンというモノがやって来た。淡麗な醤油スープしかメニューになかったがこの麺にはそれ以外の組み合わせは思いつかない。

 ラーメンを食べ終えて佐野厄除け大師へお詣りに行ったが、急激に体調が悪くなりお詣りしてお土産買っておみくじを引くのが精一杯だった。今日は久しぶりの快晴で日差しも強く気温も急激に上がったのが災いしたのだろう。

 佐野厄除け大師のお参りを終えると後は帰るだけだが、帰りは渋滞に巻き込まれ睡魔にも襲われてとにかく辛かった。

 今の身体になってから一番遠い外出だったが、やっぱり途中で無理が祟ってしまったかも知れないし、今日は結構暑くなったのが原因なのかも知れないがこれからも体調には気をつけてこれまでは行けなかった場所にも行ってみたいものだ■

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