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LALUCE公式note始まります!

LALUCEは、使う人と同じ時を刻み完成する”育てる”がコンセプトの革ブランド。

福岡の六本松に本店を構え、博多マルイや福岡PARCOなど福岡の百貨店だけでなく、銀座の東急プラザや大阪ヘップファイブなど全国各地でポップアップを行なっています。


今後のnoteでは各アイテムの紹介やこだわりだけに限らず、ブランドをどのように育ててきたかや築いていく上での工夫に至るまでLALUCEにまつわる色々を余すことなく発信していこうと思っています!


1記事目のnoteでは、LALUCEの生みの親である豊田翔とその思いについて。4,000字ほどの読み応えのある内容ですが、これまでの背景や思いを詰め込んだので、ぜひお読み頂けると嬉しいです。


LALUCEをつくった「豊田翔」ってどんな人?

<プロフィール>
名前:豊田翔 (とよたしょう)
年齢:21歳
Twitter:@toyotakakeru
note:https://note.mu/kakeru_laluce
※トヨタ本人のnoteはこちら↑

長崎に生まれ、大学進学を期に福岡へ。大学1,2年時には革ブランドでのアルバイトを行い、2017年6月1日に独立してLALUCEを立ち上げ。アーティストとの交流が多いためか、常にクリエイティブな発想で新しいチャレンジを続けており、現在は六本松のLALUCE本店横にカフェのオープンを画策中。いろいろなところから学びを吸収しようという成長への貪欲さと芯のある優しさをあわせ持っている。

革と親しんだ高校時代

ここからは代表トヨタへのインタビュー形式にてお届け。

ーーそもそも革のブランドをつくろうと思ったきっかけは?


トヨタ:
1番最初のきっかけは高校時代に遡ります。長崎の高校に進学して野球部に入りました。そして、野球をしていた間に愛着を持って使っていたのが革のグローブ。

最初はなかなか硬くて馴染まないグローブが手入れをしていくごとに艶が増して使いやすくなる、その感覚がおもしろくて革への愛着だったり、思い入れが大きくなっていきました。

やがて、友人のグローブの型付けをするようになり、はじめは内輪でですけど僕の型付けが評判になったんですよ。


ーー型付けひとつでそんなに違うものなんですか?


トヨタ:
全然違いますね。型付けによって捕球のしやすさが変わってきます。

はじめは内輪だけだったのが、長崎の他の強豪校にも噂されるようになって、最終的にはヤフオクで型付けグローブの販売もしてました。笑


ーー高校生にしてそれはすごい!


トヨタ:
ありがとうございます。笑

その時にレビュー機能がついてたんですけど、高評価をもらえたことも今につながっているなあと思います。今でもレビューで高評価を頂けたり、喜びの声を頂くときに幸せを感じますし、日々のモチベーションに繋がっています。

大学入学、そして革づくりの道へ

ーーそのような背景を経て、大学に入学してきたんですね。福岡大学を選んだ決め手はなんだったんですか?


トヨタ:
当時、大学選びでは明確に「これがしたい!」ということはありませんでした。ただ、部活を辞めて以降、やればやるだけ結果に繋がる"勉強"そのものにのめり込んでいきました。

偏差値が30台から受験時には60ほどになって志望できる大学の範囲が広がったこと、福岡への憧れ、ホークスがあったから、そういった理由で福岡への進学を決めました。


ーーそれならその時まだブランドを立ち上げることは考えてはなかった?


トヨタ:
その時はまだ考えてませんでした。ただ、なんででしょうかね、独立したいなあという気持ちはなんとなく持っていたので、学部は経済学部に入りました。

その時はまだ革が良い、とは思っていなかったですけどね。


ーーそこから革に関わっていったのはどういった経緯なのでしょう?


トヨタ:
父の姿を見て、営業に憧れていたこともあって、入学してからすぐ営業のバイトをはじめました。営業で成績がつくれるようになったので、自分でも商品を持って売ってみたい、そう思うようになりました。

その時に自分が武器にできそうなものが「革」だったんです。

だから当時バイトの募集をしてませんでしたけど、福岡で人気だった革屋さんに無理なお願いをしてアルバイト第一号として働かせてもらうことができました。


ーーそのころから前例がなくても挑戦をしていたんですね。


革屋でのバイト。とにかく"盗んだ"修行時代。

ーーそれからLALUCEを立ち上げるまではアルバイトとして革製品づくりに精を出していたんですか?


トヨタ:
いいえ、アルバイトとしては雑用ばかりしていました。なので、バイトが終わった後に職人さんの元に行って、ひたすら見て、分からないところは聞いて、とにかく手探りで勉強を積み重ねました。


ーーそれは大変ですね。。


トヨタ:
大変でしたね。ただ1年半ほど職人さんのもとで見てつくって学んでいく中で、自分がつくることに向いていないということも分かりました。

僕はひとつひとつ完璧に仕上げてくださる職人さんがつくるものを、ブランドという形を通じてお客さんに届けることで、つくる人・使う人たちの幸せの総量を増やすことの方が向いているし、やりたいことだなと。


ーーなるほど。そこからLALUCEの立ち上げになるわけですね。

LALUCEの立ち上げ

トヨタ:
はじめ、LALUCEのブランド名がない中で友達に趣味程度でお金を頂いて、革製品をつくっていました。

僕がつくった革製品で喜んでくれる友達を見るのがモチベーションで続けてましたが、まさか当時はそれが仕事になるとは思ってませんでした。


ーーそこから何かキッカケがあってLALUCEを立ち上げたんですか?


トヨタ:
特にキッカケというものはありませんでした。ただ、営業をしていた時に培った営業力と友達も喜んで使ってくれる製品をつくれるようになったこと、これらがあったので「自分ならできる」という感覚が芽生えました。

そこからですね、LALUCEを本格的に立ち上げたのは。そして、立ち上げてすぐにターニングポイントが訪れます。


ーーそのターニングポイントとは???


トヨタ:
LALUCEを立ち上げたのが6/1なのですが、その翌月には初めてのポップアップが決まったんです。

そのポップアップに向けてとんでもない量の在庫をつくらなきゃいけなかったことから本格的にブランドの活動をはじめていきました。


ーーすごい。なんでまた立ち上げてすぐのブランドにお声かけが掛かったんですか?


トヨタ:
運がよかったとしか言いようがないんですけどね。キッカケはたまたま行った飲み会です。笑

その飲み会の最中に近くの席に座っていた方がお誕生日だったらしく、お祝いをしていました。その時に僕がつくっていたコインケースをプレゼントとしてお渡ししました。

そのシーンを見ていたお店のオーナーさんがたまたまポップアップの企画をしていて、「ポップアップに出てみない?」とお声かけ頂きました。

ーーそんなことあるんですね!でもよく見ず知らずの方にプレゼントしましたよね。


トヨタ:
そうですね。お祝い事は見ているだけで嬉しいですからね。

そんな経験もあったからか、LALUCEでは"プレゼント"を大切にしていて、「大切な人へのプレゼントにはLALUCEを贈りたい」
そう思って頂けるブランドにしていきたいなと思っています。

大切にしていきたいこと

ーーもうすぐ立ち上げから2年(6/1で2年になります)ですが、LALUCEをどんなブランドにしていきたいですか?


トヨタ:
1番根っこには「自分の価値観で生きる」というメッセージを伝えていきたい気持ちが大きくあります。

個人のブログにも書いたのですが、高校時代に愛着を持って使っていた革のグローブに対して僕が抱いていた価値は、世間一般が思う価値よりはるかに大きいものでした。

苦楽を共にしたグローブの価値は、自分にだけしか知り得ない、お金に変えられないほどの重みがあります。 きっとそれは誰にでもあって、グローブのように自分で大切に使ってきたものだけでなく、大切な人からもらったものだって、きっとその商品の値段以上の価値があると思います。
(参照:https://note.mu/kakeru_laluce/n/ne894dc70160c

今は"値段"でそのものの価値を決めている時代です。でも、それは世間一般のものさしで決めているもの。あなたのものさしではありません。


もっと自由に、もっと素直に
ビビッと電撃が走るような衝撃や
欲しいと直感的に感じたいまこの瞬間
一生モノの付き合いになりそうだ、そんな感覚。

そういった自分のものさしの方を大切にした方が良いと思うんです。

僕にとってはそれが革だったから、今も革を扱っています。

革は使えば使い込むほどに自分の中の価値がすごく大きくなります。大量生産/大量消費の時代だからこそ、使い捨てではなく自分の中の価値を表現するものとして、素敵なプロダクトだと思っています!


ーー確かに革はどんどん自分だけのものになっていく感じがして、改めて考えてみるとおもしろい製品ですね。


トヨタ:
そうなんですよ。

ご飯は食べればお腹が空くし、
映画は時間が経てば感動が薄れる。

でも、革はどんどん魅力が増していく。すごいですよね。

だからこそ自分色に深みを出していきながら、「価値 = 幸せ」を大きくしていく人を増やしたい、そんな気持ちでブランドをつくっています。


ーーすごく素敵な思いをありがとうございます!

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「お客様と直接顔を合わせて、魅力を感じてもらった上で買って欲しい」

そういう理由で、LALUCEではポップアップと本店をメインにしています。

しかしながら、全国でポップアップをすることは簡単なことではなく、期間も限られてしまうので、一部のお客さまにはお買い求め頂きにくい状況となっています。

「直接手に取って感じてほしい」「お客さんからの喜ぶ場面を感じたい」

そんな思いはありながらも、やはり僕たちはより多くの人に届けたいんです。

だからイベントごとがある時や月末だけは特別にオンラインショップもオープンしています。

各商品ページでは商品を直接手に取っているかのような感覚を届けるため、使用イメージから商品の細部の画像に至るまで、カメラマンに撮影をお願いしています。

こだわりのオンラインショップもぜひチェックしてみてください!


<各種最新情報はコチラから>
Instagram:@laluce_official
オンラインショップ(月末限定):https://laluce5star.stores.jp/


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