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両方の性を好きになるからこそ、人として好きな人と付き合いたい

タイトルの通りである。
男性、女性ともに性的に惹かれる人などたくさんいる。

電車に乗っていればボブの顔が少し丸めな可愛さと綺麗さを両立した素敵な女性がたくさんいる。
電車に乗っていればショートヘアーの一重でキリッとしたちょっと童顔の男性がたくさんいる。

どちらもちょっと目で追ってしまう。
その都度あんな人と隣で歩けたらさぞかし幸せなんだろうなと妄想が始まる。

昔のnoteでも書いた通り、やっぱり僕は社会的な幸せも欲しいらしい。
子供と公園で遊んで、一緒にお風呂に入って100まで数えてから上がりたい。
一緒に進路に悩んで子供の夢を聞きたい。

でもそれだけの理由で男性を好きになる自分を無かったことにして
一生誰かに隠し事を抱えながら生きていくのは嫌だ。

性的に好きになること。性の対象として誰かに恋をすることがダメなんだろう。

顔、身体、声、匂い、、、、
この人と身体を交わしたい。
そんなふうに思う人なんていくらでも出会えてしまうと思う。
性的に誰かに恋をするのなら簡単にできるんだろう。経験がある。
バイの人はよく「両方の性を恋愛対象としているなら2倍で会えるね」と言われるとネットで見かける。
僕は実際にバイセクシャルの人と出会ったことはないから、みんながそうなのかとは言い切れないが、
僕は声を大にして言いたい。

両方の性を好きになるからこそ、
何が自分にとって正解なのかがわからなくなる。
選択肢が広いからこそ、人よりも何倍も何倍も悩むことになるんだ。

さらに味方だっていない。

ストレートの友達と話す時は、自然に彼女がどうだこうだという話になる。
ゲイやビアンの友達と話す時は、自然に彼氏がどうだこうだという話になる。

カムアしてても一緒。結局彼ら彼女らは社会がどうであれ自分の好きになる性(同性か異性か)が正しく普通の答えであり、その方向に答えを求めさせようとしてくる。

先日もマイノリティの人に僕はバイだという話をした。
男はどんな人が好きなの?女はどんな人が好きなの?
一通り聞いたあと、してくる話は結局男と付き合うためにはどうするのがいいのか。だけ。2丁目に行こうとか、このアプリが出会いやすいよ。とか。

提示される選択肢が僕の中では偏りすぎていて、
全てを考えながら最適解を選び出したい僕にとって、あまり参考になる意見とはならなかった。そしてまた正解のわからない思考へとハマっていく。

両方の属性を持っているから、フェアリーゴーストタイプみたいに。
ストレートとゲイのいうことが半分ずつ共感できる。

マイノリティの社会に認められていない感じとかもひしひしと感じる時はあるし、
一方で同性を好きになるって何、とホモフォビアになることもある。
自分が自分をわからなくなることがよくある。

…話がかなり脱線してしまった気がする。

性的に男性、女性という視点で好きになるのではなく、
尊敬できる、一緒にいたい、この人のためならなんでもできるという「人として好きになれる人」を恋人に選びたい。というのが今回の結論である。

これまで本気で好きと思った人たちは
「人として好き」な人だったのかもしれない。
長い時間かけてその人のことを知りながら段々と気持ちが近づいていく。

また一つ誰かと一緒になるためのハードルが上がってしまった気がする。
いつになったら安定できるのだろうか。

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