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どっちつかずのバイの僕。

僕は上向きのスイッチ、下向きのスイッチと呼んでいる。
なんのスイッチかというと、「男性に恋愛感情を抱く気分」と「女性に恋愛感情を抱く気分」の違いである。
もちろん上向き、下向きというのは便宜上の話で何か意味があるわけではない。

僕は全性愛ではなく、両性愛、バイセクシャルだ。
バイセクシャルの中でも人それぞれではあると思うが、
僕の場合、男性と女性、2人を同時には好きになることができない。

その時の気分によって男の子が恋しくなる時と女の子が恋しくなる時があって、頭の中で「カチッ」とスイッチが切り替わった音がする。

上向きのスイッチが入っている時は髪の毛を短くしたい欲求に駆られ、アプリやTwitterで好きな顔の男の子を探し続けてモヤモヤする。好きな男の子と付き合ってそのまま一生ともに過ごす人生も悪くないなぁと思い始める。

一方で下向きのスイッチが入っている時は前髪を下ろして髪の毛をセットする。今すぐ彼女がほしい、安心できる相手と楽しい時間を過ごしたい。男の人に恋愛感情を抱く自分が嫌いになって、社会的な幸せを求め始めて、結婚したり子供を育てたりする人生の妄想をし始める。

2重人格なのかもしれない。

問題なのは、このスイッチが思いがけないところでふとした瞬間に変わることである。ちなみにこの文章を書いている今は絶賛下向きの気分。早く安定したい。。

例えば友達と理想の結婚式の話をしていたとする。
絶賛下向きの女の子に恋をする僕である。和装がいいのか洋装がいいのか、披露宴には誰を呼ぶんだろう。そんな話で盛り上がっている。
そんな中昔好きだった男の子が頭に浮かぶ。
その瞬間スイッチが上向きに変わって、結婚式なんてそんな未来はない。同性と一緒に慎ましく暮らす未来が求めている将来なのかもしれないと発想が180度転換してしまう。

反対に、ゲイの友達と遊んでいたとする。
どうでもいい会話と好きな男の子のタイプで場が盛り上がっている。
仲の良さそうな異性カップルが横を通り過ぎる。
スイッチが変わって、今僕は何をしてるんだろう。自分自身を気持ち悪いと思い始めてしまう。

書いていて発見したのは、
まず必ず何かのトリガーが要因となってスイッチが切り替わるのである。
そして正はストレートの僕で、真面目現実的、そして若干のホモフォビアを抱えている。男の子を好きな僕は陰で、こそっと表に現れてくる。物事を楽観視している気がするということである。

また、どちらかのスイッチに傾いている自分を客観視している自分もいる。まぁこれは僕の性格上の問題だから置いておこう。

自分が無意識的にコロコロと変わってしまうことがとても気持ち悪い。
もう少しわかったら追記していきたい。


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