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とべ、トベ、砥部。愛媛県産・砥部焼がたくさん入ったよ!そもそも知ってる?


食器なんて何でもいいさ。ちゃんと器として機能するなら何でもいい。
そんな僕は今、食器が欲しくてたまらない。拘りたくて仕方ない。
お店で好きなお皿が目に入ると、「このお皿に何を乗せたら楽しいかな〜」「美味しそうに見えるかな〜」なんて事をよく考えている。

来週の2月10日(土)から、古道具キミドリでプチイベントを開催予定なんだけど、たまたまお客様から買取させて頂いたモノの中に大量の「砥部焼」があった。びっくりするよ。こんなに集まることって過去にあったろうか。しかも定番の「一筆書き!」みたいなデザインばかりじゃなくて、水玉模様だったり、市松模様だったり、そもそも犬の絵だったり。とにかくユニークな絵柄がたくさん入荷してきた。

これだけ集まることも稀だし、普通に店頭に並べたって面白くない。面白くないというか”もったいない”って感じた。じゃーイベントにして「砥部焼好きの人たち」にしっかり喜んでもらおういうことで真冬の水道水に手を突っ込み綺麗に洗い上げ、溜め込んで準備することにした。

楽しみにしてて下さい。古道具キミドリへ来店してくださったお客様の中には「今度砥部焼展開するんですよ〜!」って伝えたら、「好きです!大好きです!」(付き合ってください!)ってくらい、かなり前のめりになって楽しみ待ってくれているお客様もおられて、テンションが滅茶苦茶上がった。

嬉しいな、こういう人たちがキミドリに通ってくれて。本当に嬉しい。
噛み締めてるとつい泣きそうになっちゃうけど、僕は期待に応えるよ!待っててくれ!


ところでさ、砥部焼って知ってる?笑
今!?って感じだけど、1番重要なところだから少し聞いてほしい!
いや、めっちゃ聞いてほしい!

「砥部焼」
愛媛県砥部町を中心に作られた陶磁器(陶器と磁器の総称)であり、「伝統的工芸品」として指定されたもの。

陶器をベースに作られることの多い和食器であるが、砥部焼は主に磁器で作られることが一般的である、洋食器で使われることが多いな。きめ細かい磁器を1300度前後の高温で焼くことで滑らか且つ、ツヤツヤの美しい素地が出来上がる。そして”強い”。素地の厚みも他の食器と比べると分厚く、丈夫な仕上がりとなる。

詳しくはわからないけど、使われている原料の中に鉄分の比率が少ないため、焼く際に酸化することがなく、綺麗で真っ白な素地になるのだそう。

極めつけは繊細な青色の染付。無骨さが魅力の和食器とは思えない、繊細な絵付けは本当に洋食器を見ているかのような美しさがある。しかも最初から青いものを付けている訳ではなく、元々の色は茶色の絵付から始まる。温度変化によって青くなり、絵付け具合と温度によってその濃淡も分かれるらしい。繊細すぎ。っていうか色の濃淡見極めるの難しそう。。。

それでいて日常使いには欠かせない万能さがあるのだから、持っておいて絶対に損はない食器だなと改めて思う!販売する前から色々と目を通したけど全部連れて帰りたい!けど我慢。しっかりといいものを展開するのでキミドリにご来店の際は、スタッフと「砥部焼 愛」語っちゃってください。


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