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実は”ていねい”に暮らしたい。



普段これといって欲しいものがないので、買い物をすることは本当に稀である。そんな中、なぜか買うことをやめられないでいる”食器”。
僕は1人暮らしなので、使うものなんて限られてくるし、なんなら食べるものもほとんど変わらないから、9割5分同じ”食器”を使うことになる。

それでも、変わったデザインや好きな配色でつくられたお皿やカップ、特に民藝系や特定の砥部焼を見た時は物欲に駆られてしまう。いつからだろう、こんなに欲しくなってしまったのは。そもそも無印良品が中心だった僕の日常も、いつの間にか古道具に触れ、使い、愛でる毎日が当たり前になった。古道具が好きな人、それを愛でる人、教えてくれる人、ありとあらゆる古道具。それら全ての要素(多彩な色)によって僕は(グラデーションを作るように)染め上げられたのかもしれない。

この器の焼き色加減や釉薬があーだこーだと説明したりはできないので、あまり蘊蓄的なことは語れないが、民藝独特のデザインや色使いから感じるインスピレーションで、どんなカトラリーや”食器”と合わせたら楽しいだろうか。どんなテーブルの上にお皿がのって、僕はどんな椅子に座っているのだろうかと具体的な妄想を膨らませることは得意なのかもしれない。

つまりはそれこそが”ていねい”に暮らしたいという欲求に繋がっていく。たぶん。食器に限らず、花瓶やオブジェのような集められるモノの全てに集めたいだったり、使いたいだったりの物欲が妄想として頭の中に膨らんで、自分だけの”ていねい”に行き着くのかもしれない。

なんか結局語っちゃって恥ずかしいし言ってること伝わっているのかな。笑
とにかく、そのモノの色や形に惹かれて衝動に駆られる様な人たちは皆”どうやったらていねいになるかな?”と考えているのだろう。

ってことで古道具キミドリだけのノベルティを作ろうと思う。ありきたりなエコバックとかじゃなくて、”ていねい”に暮らす人たちにとってのノベルティ。花瓶を買う人に、古皿を買う人に、あの湯呑みを買う人に、アンティークの家具や鏡を買う人に、あと何があればもっと僕らはていねいを一人一人に届けられるだろう。そんなことを妄想しながら作りたいと思う。
乞うご期待。


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