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アルコール依存症と戦う兄の弟の日記

長男兄が叔父の元へ助けを求めた

2022年の秋頃、長男兄が離婚してアルコール依存症になったことを知る。(アルコール依存症になったから離婚になったのかもしれないが、今のところ聞けていない)

子供たちは元奥さんの元で生活している。

2023年1月からアルコール依存治療のプログラムが用意されている病院に入院(鬱も患っていることも診断される)

退院後、次男兄と共に自身のアパートで生活。

我慢が効かず飲酒してしまい歯止めが効かなくなる。

↑ここまでがほぼ聞いた話

2023年10月24日、叔父の元へ長男兄が助けを求める。その叔父が父へ説教をし、父と私で共に、長男兄が休んでいる叔父の家へ向かう。

そこには、手が震え、嘔吐がとまらず、情緒が不安定な長男兄がいました。この状態を見たのは私は初めてでした。(何度もこの状態になったことはあったようです)

そこで長男兄の状態の話などを聞き、叔父、叔父妻、父、長男兄、私で今後のこと(どのように回復に努めるかなど)を軽く話し、父、長男兄、私とで実家へ帰宅。

実家へ帰宅後すぐに情緒不安定に

帰宅後すぐに、情緒が一気に不安定に傾き、酒を買ってきてくれなどと言い始める。とても辛そうだが、拒否を続け、それはダメだと言い張る。

その後、散歩に行くといい、父も同行、そこで隠し持ってたお金で缶ビール(ロング缶)を購入。父も止められなかったらしい。

時を同じくして私は自宅でアルコール依存について調べていた。

そこへ長男兄の息子(14)(私の甥)が、たまたま訪れる(これまでも偶に学校の帰りに実家に寄っていくことがあった)。

このままあの状態の長男兄(甥にとっては父)に合わせるべきかどうかと少し悩みはしたが、来て早々、行くとこがあると言い、帰ったため少しホッとした。

のも束の間、甥が帰り道で父、長男兄と遭遇し、一緒に実家へ帰ってきた。

やばいどうしようと私は一人焦っていたが、甥は冷静な感じだった。

長男兄と甥が対面する形で座り、長男兄が甥(自身の息子)へ「ゴメンなこんな父さんで。父さんはダメ人間だから絶対こんなんになるなよ」などとひたすら謝り続けていた。

甥は床を見つめつつ頷いていた。

叔父から連絡を受けた次男兄が、アパートから長男兄の着替えなどを持ってやってきた。

軽く会話をしたあと、甥が帰ることになり、時間も時間(少し暗くなりかけ)だったので私が送って行くことにした。

夕飯を作ってる暇もなかったのでついでにコンビニで弁当を買ってくることにした。

甥を送り届け、実家に戻った後次男兄が一旦アパートに戻ることに。

その後、「息子も帰ってしまった。俺はもう1人だ。」などと言い、長男兄が再び情緒が不安定に。

おもむろに立ち上がり、台所へ。

そこにあった包丁を手に取り「俺なんかいない方がいい。そのほうがみんな幸せになれる。死にたい。でも自分ではできないから殺してくれ」と刃先を自身の腹に当てながら私に言ってきた。

父と私で説得しつつ、長男兄から私に近づいてきたので、その場で手を抑え、その隙に父が包丁を取り上げた。

その後も、俺なんかいない方がいい。などとしばらく喚き続けていた。

そんなことない。となんとか説得を続け、シャワーを浴びてリフレッシュしようと提案したら、そうだな。となんとか了承。

スッキリしたのか、別人のように穏やかになった。

その後、みんなで夕飯を食べることに。

本音を話させてみた

食べながらいろんな話をした。

私たちは5人兄弟なのだが、上3人(長男、次男、長女)と下2人(次女、三男)で母親が違う。私は末っ子なので、今の母親が本当の母親だ。長男兄たちの実母は2022年に亡くなっている。

次女と私が生まれた時どう思っていたのか。今の母のことをどう思っているのか。父のことをどう思っているのか。実母のことをどう思っているのか。などを本音で話してくれた。

終始、穏やかな、それこそ私の知っている長男兄の姿だった。

話をしているときに叔父が心配してやってきました。一本缶ビールを飲んでしまったことで、父と私が説教をされました。どうしても酒を飲みたい長男兄の悪い心を、父と私で心を鬼にしてでも止めないといけないんだ。と。

その後、長男兄が寝れるような気がする。とのことで寝ることにした。

私はしばらく起きていたため、音だけ聞いていたが、何度も何度もトイレに行っているようだった。嗚咽音も聞こえたので恐らく夕飯を吐いたのだと思う。

深夜1時頃に母が仕事から帰宅した。

今日のことを事細かに話し、今後のことを母が提案してくれた。(どのタイミングで病院にいくかなど)

今日はそこで限界が来たので寝ることにした。

2023/10/24




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