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「また帰ってきてね」その言葉の裏側には。

今年の夏季さとのばもおわりました。
シェアメイト達も帰っちゃった。出会いもあれば別れもある。自分に必死に言い聞かせている今です。

去年の夏に、さとのば生として南相馬にきてから一年が経ちました。
あっという間だったと言われればあっという間だったし、長かったと言われれば長かった。そんな時間の感覚です。

この一年で、いろんなことが変わりました。
地域に来ている学生から、住人に。
歓迎される側から、迎え入れて送り出す側に。

私が南相馬に残っているのは、間違いなくここで出逢う「人」に惹かれているからです。
自分のやりたいことをカタチにしている地域のプレイヤー、暮らしを共にし安らぎを与えてくれる人、もがきながらも前を向いて挑戦している人、苦しい時は泣いていいんだよという言葉をくれる人、ただただ寄り添ってくれる人、あの夏共に一歩踏み出した仲間。

SNSにアップしているような楽しいことばかりではありませんでした。自分の無力さをなげき、心を閉ざしてしまう場面、心に余裕がなく相手に向き合えなかった場面が何度もありました。それでも、さとのばを通して出逢い一緒に過ごしたみんながいたから、この地に残り続けられている。そう思います。



しかし、今回私が伝えたかったのは、「仲間は大事です」ということだけではないような気がしています。

「またいつでも帰ってきてね」

見送りのときに伝える言葉。
この言葉には綺麗な意味だけでなく、自分自身の悲しさだったりエゴも混じっているんです。寂しいもんは寂しい。
そんなエゴを持っている私ですが、私がここにいる限りは、みんなにとっての居場所でありたいなと思っています。成長した姿だけじゃなくて、ぐちゃぐちゃな姿、どんな姿でもみせにきてくれたらいいな。

私にできることはなんだろう。と考えるとまたドツボにハマっていくような気がするので、その時に一緒に考えられたら嬉しいです。逆に助けてもらうのを期待していたりして。

南相馬でのさとのば生活(1期、2期、3期)をみんなと一緒に過ごせたことを誇りに思います。
みんなに、そして自分に(笑)幸あれ!!!!!!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!