前野 有咲

愛をとどける人

前野 有咲

愛をとどける人

最近の記事

空想にふけるのが、私のランチスタイル。

「チーズビビンバをひとつ。」 ランチを食べに、とあるまちの韓国料理店に入った。チーズに目がない私が頼んだのは、チーズビビンバ。 韓国料理を食べるのはいつぶりだろうか。空前のタッカルビブームがきて、わざわざ新大久保のお店まで食べに行っていた大学1年生の時以来かもしれない。 あの頃とはうって変わって、今は食への熱烈な興味は薄れてしまったように思う。胃もたれが激しい自分の老化を嘆く。 しばらくして、頼んでいたビビンバが届いた。溢れんばかりのチーズが、鉄板の中で騒がしく音を立て

    • 令和をサバイブする、清少納言。

      平安時代に生きていたら、もうちょい社会に馴染めていたかもな。 30字くらいの心のはきだめをInstagramにつづりながら、テキストにあう画像をセレクトしていたときに、ふとそんな考えが舞いおりてきた。 たしか、大学3年の2月頃だっただろうか。 今でこそ、エッセイや内省などいわゆる自分の内面をさらけ出している人たちをフォローしては勇気をもらう毎日だが、 その頃は、自分の考えやモヤモヤを語っている人は、メンヘラ=病んでいる系とカテゴライズしていたような気がしている。 あ

      • ニンゲンの皮を被っていた私もまた、ニンゲンだった。

        所詮ニンゲンなんて、いやニンゲンも単純な生き物だと思う。 頭脳が発達している動物だなんて、どこかの誰かはいうけれど、本質はなんら変わっていない。自分の欲求に忠実で、それでいて自分勝手。 環境とか共生とか、そんなことを語る資格は自分にはないけれど、自分というニンゲンを通じて向き合ってみても、人間の身勝手さを痛感する。 どれだけ身勝手なのかというと、誰かに向けた言葉を綴っているそばから、ニンゲンという文字を3回書いて、インゲンを想像しているくらいだ。わかりやすくするために例

        • 飾らないカルボナーラがあるお店。

          散々迷った挙句に頼んだカルボナーラ。 昼くらいしかガッツリ食べれない体質なのだから、せっかくだしと。 出てきたカルボナーラは、想像していたものとちょっと違っていた。面食らったような表情をしていたのが伝わったのかもしれない。つかさず料理を作ったお父さん(シェフ)が話しかけてくれた。 「食べてみてまずかったら、右手あげて教えてね」「働きすぎて疲れてしまったよ(カルボナーラを作ったことを指す)」 なんだか楽しそうな、それでいて気だるそうなお父さんの声が頭上を飛び交う。 これは

        空想にふけるのが、私のランチスタイル。

          「また帰ってきてね」その言葉の裏側には。

          今年の夏季さとのばもおわりました。 シェアメイト達も帰っちゃった。出会いもあれば別れもある。自分に必死に言い聞かせている今です。 去年の夏に、さとのば生として南相馬にきてから一年が経ちました。 あっという間だったと言われればあっという間だったし、長かったと言われれば長かった。そんな時間の感覚です。 この一年で、いろんなことが変わりました。 地域に来ている学生から、住人に。 歓迎される側から、迎え入れて送り出す側に。 私が南相馬に残っているのは、間違いなくここで出逢う「人

          「また帰ってきてね」その言葉の裏側には。

          さとのば大学は、自分のかけらを拾い集める旅。

          さとのば大学とは、「地域を巡りながら仲間と学び合う大学」。 https://satonova.org/  どこかで落としてしまった「自分」さとのば大学を受講しようと思った理由は、自分らしく地域に関われる・貢献できる「何か」を見つけたかったから。 これまで自分のやってみたいという気持ちに従って、震災ボランティア、課題解決プログラム、地域インターンシップといった、地域に関わることに取り組んできた。 「で、結局地域で何をしたいの?」 この問いが、自分の中に最後まで残りつづ

          さとのば大学は、自分のかけらを拾い集める旅。

          2021年

          2021年、大切にしたい11の言葉たち。 ここに立ち返ると、自分の願い・想いを握り直すことが出来る。 1.どの自分を自分の人生の舞台にあげたいか?自分の中にはたくさんの自分が生きていて、ネガティブな自分もいれば、ポジティブな自分もいる。 色んな色をもった自分をまずは受容する。そして、自分にこの言葉を問うんだ。 すると、答えが見つかる。 「在りたい自分」が明確になり、その自分を選んでいく。 2.今を、一瞬を全力で生きろ。いつ終わりがくるなんてわからない。今当たり前にあるもの

          心の中にあるものを、そっと取り出して見つめたら。

          「自己肯定感が低い」 自分の課題として永遠に突きつけられるこの言葉。 自己肯定感が高い方がいいのはわかってる。 高くしたいと心から望んでいることもわかってる。 でも、自己肯定感を高くしなければならないと自分自身に言い聞かせることは、自分に鉛を課すようなものだ。 自己肯定感を高くしようと思って、がむしゃらに意識し続けてたら高くなるものでもないような気がしていて、うまく言葉にできないけれど、囚われすぎないことが私には必要だと思う。 wantがhave toにならないこと。 自

          心の中にあるものを、そっと取り出して見つめたら。

          笑顔。

          笑顔って素敵! 笑顔には、病気さえも治し、自分自身・誰かを前向きにさせるパワーがある^^ わたしはとりあえず笑ってることが多い。 単純に面白かったり、相手の言った言葉から妄想して勝手に自分の世界を広げていたり、相手を傷つけたくないっていう想いだったり、思い出し笑いだったり。 最近向き合いたいと思っているのは、表現したい自分の感情がうまく伝えられない時に出てくる笑い。 本当は喜びたいのに、笑う 本当は悲しいのに、笑う 「本当は」の部分の想いを、素直に表現できないみたい。

          愛をとどける人になる。

          今、すごく想いがあふれている。 どんなに些細な小さなことでも、あなたと喜びを感じて、幸せを分け合って、そんな自分たちのあり方を祝福したい。 自分のギフトに気づいて、笑顔になれる時間を一緒に過ごしたい。 自分の感性を抑えることなく表現して、その美しさを、尊さを感じたい。 たくさんの想いにあふれるわたしは今、宇宙の中にいる。 宇宙の中は、決まりや基準が何もなくて、きれいなものも、どこかがかけているものも、居場所がなくて消えてしまいそうなものも、すべてのものが受け入れられている。

          愛をとどける人になる。

          全部本質が良い。

          久しぶりのnoteです。 そういえば、自己紹介みたいなのしてなかったので、近日中にあげたいな〜と思ってる! 最近はというと、ありがたいことに、自分が生きていく上で大切にしたい価値観や言葉に出会いまくってます。そして、その言葉たちを逃がさないように、つなぎとめるのに精いっぱいの毎日です。 自分がステキだと思った言葉たちが、ちゃんと自分の中に浸透して、行動になって現れてきたら最高だよな〜。頑張りたい。 雑談問題 私は人の話を聞くのが好きなのだけれども、そんな私の課題として「

          全部本質が良い。

          一歩踏み出すためのバランス。

          バランスが大事。 ってよく聞くけれど、それを実際に取り入れたり意識したりするのは難しい。 自分の気持ちは、そもそもどちらかに偏っているからこそ「意見」になるのだろうし、バランスばかり重視していたら、なかなか前に進まない場合も多いだろう。 それでも、バランスは重要だ。「バランスを欠いている状態」の私は、思い込みが強く感情的になっていると感じるから。 バランスを欠いている状態をもう少し深掘りしてみる。 要因にあたる思い込みと感情的な状態は、どちらも自分の経験から生まれると思

          一歩踏み出すためのバランス。

          「スキ」を育てていく。

          「自分ってなんでこんなに飽きっぽいんだろうな〜」 私はよくこの問いにぶつかる。 飽き性はもはや自分の個性であると思っていたし、飽き性であることは、悪いことばかりじゃなくて、いろんなことに素早く興味がもてるというメリットも兼ね備えている。 そんな私だけれど、「書く」ことに関しては、飽きずに続けられていると思う。 書くことは、自分の想いを発信することはもちろん、誰かの想いや良さを伝える手段でもある。 「書く」ってすごい。いろんな魅力・可能性がある。だからこそ、飽きずに続けら

          「スキ」を育てていく。

          20歳の私から、21歳の私へ。

          20歳の私、ラストの日。 きりがいいわけではないけれど、明日の自分、「21歳の自分」にあてて手紙を書いてみる。 まずは、20歳の私、おつかれ。 新しい挑戦をたくさんして、何も考えずに飛び込んでいった。 守られた環境にいること、守られた環境で成功してきた自分にとって、ほんとに挫折の連続だった。 なぜ?と問われることが怖かった。 自分の意見を求められるのが怖かった。 どうなるか、先の見えない空間に居続けることが怖かった。 自分を否定されるのが怖かった。 忙しくなると周りが見

          20歳の私から、21歳の私へ。

          人に届けるということ。

          ビブリオバトルに参加した。 ●ビブリオバトルとは 出場者がお薦めの一冊を持ち寄り、聴衆がどの本を一番読みたくなったかを多数決で決める 知的書評合戦 はじめてのプレゼンということで、とんでもなく緊張してして、正直自分より前のプレゼン者の発表はよく覚えていない。(←すみません) 「beの肩書き」をプレゼンする本に選んだ。 beの肩書きはこちらから↓ 私は即興で何かを伝えることが苦手なため、ビブリオバトルに向けて念入りに原稿を書き上げた。 この原稿を書いていて、気をつけた

          人に届けるということ。

          知的好奇心。

          私はわりと知的好奇心がある方だと思う。 自分が知らないことはとことん知りたいし、対人に関しても、よいところ悪いところ含めて、その人の本当の姿を知りたいと思う。 知的好奇心は、いろんなことに興味が持てるという反面、全部に手を出しすぎてしまうこと、自分で納得できなければ前に進めない面も持ち合わせている。 全部に手を出しすぎて、どれも中途半端になってしまうのは避けたい。 なぜ中途半端になってしまうのか。 一つの答えとしては、自分の判断に責任がないことが考えられる。 最終的な判

          知的好奇心。