子育て日記 皮膚科編
その日は、1ヶ月ぶりに再出現したと思われるお子の水イボ処置のため、朝から皮膚科に出かける予定を組んだので、なかなか忙しかった。
前処置である、麻酔テープを予定時刻までに貼り終えるため、すやすや寝てる娘の寝床へと急ぐ。
この麻酔テープは、十分な効能が出るまでに1時間半程かかるため、受診予定時刻から逆算して貼り終える必要がある。
腕や太腿など、わたしが水イボと疑っている小さな膨らみの上に、小さくカットしたテープをペタペタ貼り終えた頃、寝ぼけながら娘が起きた。
🌻 🌻 🌻 🌻 🌻
水イボは、7月のある日、スイミングスクールのレッスン後、コーチから太腿の発疹について指摘されたことから発覚した。
翌日、かかりつけの小児科医を受診し相談。2週間程前に接種した混合ワクチンの影響、麻疹や風疹などではなく、水イボである、と診断を受けた。
先生曰く、5歳前後の幼児によく発症するウィルス由来の皮膚疾患とのこと。発疹を掻いた際の体液が他に接触すると、とびひ、となり広がるリスクはあり得るけれど、通常は痛みや痒みは無いこと。衣類や水着を着用していれば、特別に周りへ感染させることもなく、幼稚園への影響やスイミングスクールの参加も問題ないとの説明を受けた。
通常は半年から一年程で自己免疫が勝ち、自然治癒するため、特別に治療する必要もなく、様子見で良いでしょうと太鼓判を押されたので、娘と安心して過ごしていた。
ところが、最初は太腿に1ミリサイズの8個程の発疹だったのが、ひと月程経った8月中頃には15個程に増えてしまった。さすがのわたしも違和感を感じたため、近隣の水イボ治療をしている皮膚科を探し、娘を連れて受診した。
皮膚科医の診療方針は、子ども目線のマイルドな小児科医とは少々違っていた。
水イボの完治には時間がかかるため、積極的に治療(切除)することが基本です、と。治療終了までスイミングスクールは休む様に。
あらま👀。
初回の処置日も今回と同様に、早朝、就寝中のお子の身体に麻酔テープを密かに貼り終え、所定の時刻に受診。
何が行われるか、具体的な説明は娘の恐怖を増長させるため、
"魔法のテープを貼ってあるから、痛くないし、すぐ終わるよ"
なんて励ましたのも虚しく、、、
麻酔の効果はどうにも乏しかった様。
看護師さんがイボ用ピンセットで粒を一粒ずつ挟み、ちぎり取る⚡️。
イタイっと叫ぶ声を悟られないかの様にタオルを咥え、痛みと緊張で上半身に汗をかきながら、娘は泣き耐えて過ごしていた。
麻酔テープ、、、ですよね?
看護師さん曰く、どうやら粒の数がわたしの目視で確認出来た以上に出現していた様で、全てにまでテープが貼り切れておらず、また、粒も拡大してきているため十分に効いてない部分もあった様😂
とは言え、看護師さんも
何度も来院して痛い思いをするのは酷だから、判明している粒については、本日取り切りましょう✨と、、、😱
わたしが出産時にフウッーーっと息を吐き続けて、陣痛の痛み逃しをした方法を娘に伝えると、真面目にフウ、フウと真似をしながら、静かに涙を流し、泣いている。
処置中、身体をよじりもせず、わたしに抱きついて逃げ出すこともなく、じっと我慢して処置台ベッドの上に腹這いに寝転んで過ごす娘が非常にいじらしかった。5歳の身で、そんな態度に親バカかもしれないけれど、尊敬の眼差し。
また、痛い思いをさせたことが気の毒で可哀想で、数が増えたり、粒が大きくなる前に皮膚科を受診していれば、と諸々を反省。
小児科医が水イボ治療を勧めない理由にも、
なるほど、これはトラウマものだ😨、と納得です。
二回目となった今回は、初回程の数や粒の大きさでは無く、出現した場所の一部に腕や手首があり、友達と肌が触れ合う可能性が高い部分と想像できたので、意を決して再受診を決めた。
今回もタオルを咥え、涙を流しつつも、フウフウ頑張りながら、無事に処置終了。
わが子よ、偉いぞ。
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