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営業しなくても仕事がバンバン来る方法

あおったタイトルですみません。最近はようやくあまり営業しなくても仕事ができるようになりましたが、駆け出しのころは営業に苦労したので、その経験もふまえて書きます。(バンバンくる、というより、営業する労力が減る、という話です)

フリーランスを始めたころ、クラウドワークスやCODEALなどのクラウドソーシングサービスを使って仕事の募集をしていました。転職前の会社ではプログラマーの手が足りず、人を採用したいがとれなくてかなり苦労していたので、サイトから応募すればすぐ仕事が決まる感覚でいました。

しかし、応募してみるとかなりの確率で「見送り」

結構意外だったのと、私の場合仕事の条件を限定していたのと、基本フルリモート案件を探していたのですが、人気の案件は倍率が高いのかなーという印象でした。その後も条件を下げて応募してみるのですが、やっぱり見送りが続き、10件ほど応募してみたのですが、なんとすべて見送りになってしまいました。

こんなはずでは。。という思いとかなりの焦り。仕事を辞める前に友人から仕事を受けていたので、それをメインでやってはいたのですが、それが終わると仕事がない状況で、ちゃんと原因を考えて対策を打とう。。と切り替える事にしました。

仕事を受注できないその原因は

結論をいえば、自分より他に適任がいるからなのですが、AIが採用を決めている訳ではないので、生身の人間(採用担当の方)に、「この人に仕事を頼みたい」と思わせなければなりません。つまり、自分がどういう人間かアピールする必要があります。これは、私のメンターになってくれた人が教えてくれた事です。(仕事が回らなさすぎて最近会社を作ったそうです)

つまり、会ったこともない人(採用担当の方)に自分を知ってもらう方法、それが「プロフィール」になります。私はフリーランスは技術で食っていくものだ、と初め思っていたので、プロフィールは本当に適当でした。(記載量でいえば4行くらいで100文字にも満たない)あと自分の場合は、アピールするのが、なんか恥ずかしい。。という思いと、ドキュメントはなるべくかかない(プロフィールはドキュメントではありません)という変なモットーがあり、プロフィールを敬遠していました。

後になって気付いた事ですが、プロフィールをちゃんと書いてない人→どんな仕事ができるか分からない人、なので、初めのうちは特に仕事がなかなか仕事が決まりません。(特にクラウドソーシング系)プロフィールは、いわば「フリーランスの顔」とも言えます。また、一度ちゃんと書いて公開してしまえば、わざわざ自分を語らなくてもいいので、「最強の営業ツール」と言えそうです。やっぱりちゃんと書くひつようがあります。

プロフィールに何を書けばいいのか

メンターのアドバイスに従って、プロフィールを書き始めたのですが、実際に書き始めてみると、「何を書けばいいのか分からない」(あと、ほんと面倒。。)メンターからアドバイスをもらいました。

まず、プロフィールの要素は、「自己紹介」「スキル」「経験」「ポートフォリオ」「料金表」です。

知り合いの採用担当が言っていたのですが、最悪でも「ポートフォリオ」があればいいそうで、理由を聞くと、ポートフォリオ(つまり自分が作った作品)を見ればだいたいのスキル、経験と、どのようなものが作れるか、がイメージできるからだそうです。

人によると思いますが、この採用担当が他に重要視している内容は、コミュニケーションがちゃんと取れる人か、でそれは自己紹介などの文書の書きっぷりである程度判断できるようになったそうです。(あと24時間以内にレスポンスがない人は使わない、とか、それは彼の主観じゃないかと)

「自己紹介」
自分はどんな人間か、を書きます。内容もそうですが文書の構成や内容などで、コミュニケーションスキルもある程度図られる気がします。

「スキル」
内容が具体的に決まっている案件では、例えばLaravelの経験がある人、フォトショで編集できる人、など具体的に必要なスキルが見えている場合があります。その場合、それらをキーワードとしてスキルに埋め込んでいると、採用担当の目に留まり易くなります。

「経験」
自分が携わってきたプロジェクトや、仕事の経験などを書きます。ライターや集客の案件の案件では、業種を重要視する事がありその場合、経験にそのようなキーワードが入っているとよいようです。常駐案件などで、職務経歴書を求められる事がありますが、一度書いてしまえば使い回しできそうです。

「ポートフォリオ」
プログラマーであればGitHubのプロジェクトへのリンクや、自分が作ったサービス・アプリへのリンクで十分。イラストレーターはイラストやアイコンなどを公開すれば視覚的アピールになります。作ったものがあれば結構らくなのですが、公開する場合、取引先に公開してもよいか確認しておくとよいと思います。

「料金表」
ある程度仕事の実績が積みあがると、Twitterやブログのリンクから仕事が来るようになります。この人いくらで仕事してくれるの?と不安にさせないためにも料金表を用意しておきます。「修正はX回まで無料」などと詳細を書いておく事で受注後の予防線として働く事もあるそうです。

プロフィールを活用する

ランサーズやクラウドワークスなどサイトごとにプロフィールを記載するのは効率が悪くなります。サイトによっては文字数や構成が決められている事があるので、上に書いたようなプロフィールの型どおりに書く事が難しかったります。なので、私はぺライチなどのLPサービスでプロフィールを書いてそのリンクを張るようにしました。

私はプログラマーなのですが、デザインがほんとに苦手でバックエンドを1時間で書いてフロント(デザイン)に5時間くらい費やす、ような事をしています。(デザイン勉強したいのですが)
私のようにきれいなプロフィールサイトを用意したいけどデザイン力が足りない(いないかな)、サイト構築の時間がない、サイトにお金がかかる、など問題も多いのではと思いました。「自己紹介」「スキル」「経験」「ポートフォリオ」「料金表」の基本要素が入って、フリーランス専用のプロフィールが書けるサービスを作ってみました。

無料で手間なく使えるので試してもらえると嬉しいです。プロフィールにある「仕事を依頼」のボタンを押せば、プロフィールから仕事を受けられるような仕組みなので、うまく使えば、簡易的なエージェントのように機能できると思います。

プロフィールを書くのは結構大変だったのですが、希望の案件に決まり易くなり、(単に実績が増えた事もあるかもしれませんが)結果的に、仕事に応募する数が減ったので、つまり営業が楽になりました。
プロフィールをほとんど書いてないせいで仕事が取れない、営業に手が回って本職に時間がさけないというスパイラル、自分ではなかなか気付けなかったと思うので、「プロフィールが大事」と教えてくれたメンターにほんとに感謝しています。

運よくフリーランスの先輩方に助けてもらい、なんとかここまで続けられた気がしますが、実績が出来てきて仕事が回り出すまでは、ほんとに苦労しましたし、会社員に戻る事も考えました。

こんな私ですが、いまは自分が苦労した駆け出し期の突破(仕事がなかなかとれなくて辞めてしまう人が多い)とか、フリーランスを支援するようなWebサービスを作りたいと思うようになりました。それが上のLancepodというサービスなのですが、これまでフリーランスとして何が重要か教わってきた事とか、自分が感じた事などを集約して、「もっと自分らしく活きる」ためのサービスを作っていきたいと考えています。




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