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2022年10月

差し入れのチョコをもひとつポケットに 家で一人で待ってる君に

重力に押しつぶされるようにして眠る祝福もたらすデエビゴ

菫咲く山路かけゆく良き知らせ
(イザヤ52章)

平凡な眠りにあらがう深夜二時 朝はどうにも憂鬱だから

学ぶとは変わることなり夕月夜

楽観主義よ お前の声がとどかないところで溺れかけているのだ

排ガスに秋の夕焼けくすみゆく

くしゃみしてすぐBless youの声を聞く せっかくなりをひそめていたのに

歌をよむ暇も余裕もなかりけり日も月も見ず書(ふみ)よみて寝る

朝四時を寝ずに迎える人やある。SNSをぼーっと眺める。

道端にカボチャが割れて死んでいる

窓開くれば風にささめく青紅葉 われ善き力に守られて生く

三四郎、道草、こころ、門、行人。私の個人主義も読みたし。

中学のころ好きだったあの人はイデアの瓶でホルマリン漬け

なにもかも壊してしまいたくなる夜 保険の手続き複雑すぎて


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