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親のいいなり人形を卒業したあの日

31歳派遣社員。彼氏なし。婚活女子。
生きがいなんてない人生。

つまんない人生だったなぁ。

小学校
『勉強しなさい』いやだった

中学校
『この学校にいったら』生きる希望がなくてそのままいうことを聴いた

高校
『資格とりなさい』たくさんとった

専門学校
『就職しなさい』たくさん面接にいったなぁ
たくさん落ちてメンタルだだ下がり

そんなよくある親の言うことをそのまま聞く人生。




結果どうなったか?
好きがわからない。
好き迷子になる。

やりたいことを否定され続けると、
やりたいことなんてわからなかった。



好きを仕事に?は?好きって何?




全てに圧を親からかけられて、もう楽しさもなくただ食って、寝て、会社に行くロボットだった。


淋しいから、男性に依存するメンヘラの日々。




―派遣社員のとある2月。
会社に行くと派遣会社の人がいて、別室に呼ばれた。





『今月であなたの契約は終わり』

派遣社員っていつもそう。
使い捨てホッカイロのように派遣社員は切られる。代わりはいくらでもいる。正社員もね。
同じ業務は誰でもできる作業。


とはいえ、私の頭の中は思考が渦をまいていた。

やっぱりなぁ部署変わって上司あわなかったもんなぁとか。くそあいつめバカ野郎。新しい仕事探さなきゃとか。

どんどん思考する度に凹んでいった。


家に帰ると、貯金しろ、結婚しろと父がうるさく帰りたくもない日々を過ごしていた。


このまま実家にいて、父のいう通りに貯金してお見合いしても満たされない思いで私は不倫を繰り返すなぁ。なんて妄想してた。


『明日死ぬなら今何したい?』
この質問を私に投げた。


カフェで6時間、徹底に自分に向き合った。
100円ショップで真っ白な画用紙を買った。
とにかく気持ちを画用紙に書きなぐる。
書いて書いて書いて書いてさらに書ききる。

まずは不満がでた。
父嫌い。博多でたい。怖い。死にたくない。自由になりたい。

次は不安がでた。
逃げたい。誰か助けて。すがりたい。消えたい。死にたくない。など書き殴った。

6時間すぎて、無意識でペンが動いていた。その手の先の文字をみて、目が飛びでそうになった。


『東京に住みたい』




私は私の素直な気持ちに気づいたのだ。
お金も人脈も仕事もないけど、住みたいんだ。

でも、できるのか?私。
お金ないぞ。
仕事にないぞ。

否定的な想いが心を揺さぶる。
あぁそんなん夢物語。



そんな時のインナーチャイルドがつぶやいた。 

『死ぬように生きるなら死んだ方がまし。生ききって死にやがれ』


そうだ!その通り!
生ききりたい!


心に火がついた。
私は東京で生活する為に、東京引っ越しへの動きをしていた。


物件と仕事探し。
飛行機を予約。


仕事の昼休みもシェアハウスに見学の電話をしていた。



2月の私は心は既に東京にいた。
給料を計算し、生活費を計算。
電車代を計算する日々。

東京の一人暮らしの費用と働ける場所は新宿が多いなぁと調べてわかるほどになった。

周りから太反対を受けた。
それでも私の気持ちはブレブレに揺れながらも、なんとか変わらなかった。

会社の有給を使い東京で面接をした。


面接後はすぐに羽田空港のスタバで飛行機のフライトを待っていた。手が不安で震えていた。私死ぬのか?大丈夫なのか?




『神様、私の選択がただしいのなら、サインを』
そう願ったら、スタバの店員さんがこちらをみて笑顔でこういった。

店員さん『おめでとうございます』
私『え?』
店員さん『スタバの当たりレシートが当たりましたよ』
私『ありがとうございます』


私は確信した。大丈夫なんだ。
直後、合格の電話がスマホからなり響いた。



派遣切りにあった日。
違う選択をしていたら、私の人生は全くつまらないものになっていただろう。


恐れながら震えながら眠れない夜を何日もすごして、あの日の決断をした私のに拍手をおくりたい。

『やるやんけ』

もしあなたが今選択を迷ってるなら怖い方にいくと、人生は大きく変わる。安心する方なら何も変わらない人生になるのかもしれない。


どちらの選択もあなた次第。


あなたは逃げる?
そんな人生でいいの?
さぁどうする?




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