勉強が好き/得意で何が悪い?
こんにちは!Mikiです!自己紹介はこちらから!
皆さんは「勉強が好き」「勉強が得意」と聞いて何を感じるでしょうか?
『ガリ勉』『真面目ちゃん』『脳みそ取り換えてほしい』『すごい…!私には無理だ』などなど…
今回はそう思う方にこそぜひ読んでもらいたいなと思います。
ちなみに私は全部言われたことがあります。
すごい…!といった褒め言葉は嬉しいのですが、どこか一線を引かれたような言い方である場合も多く、ちょっと寂しくなるのです。
「勉強が好き/得意」って、そんなに変なことなんでしょうか?
勉強ができる”のに”
なんで褒めてもらえないんだろうね?
中学受験を描いた漫画『二月の勝者』。その中で塾講師の黒木先生が塾の生徒(児童)の前田花恋さんにこんな言葉をかけるシーンがあります。
私はこのセリフを読んで、ものすごく共感したのと同時に泣きそうになりました。
ガリ勉ってからかわれる
というのも、自分で言うのもなんですが小中学生の頃はいわゆる「優等生」で成績もかなりよかった一方、クラスでは『ガリ勉』『真面目すぎ』とからかわれることもしばしばあったからです。
でも当時の私は学校で習う勉強が楽しくてしょうがなかっただけなのです。
国語で色々な物語に触れ、算数で様々な法則を学び、理科では日常の不思議が説明され、社会では世の中のことや過去を知る。そんな風に私は学校の授業も勉強も好きでした。そしてそれは、友人たちの音楽が好き、ゲームが好き、スポーツが好きと同じものだと思っていました。
たまたま私の好きなものが
学校で習う知識たちだっただけ。
そんな風に信じていたのです(今も思ってます)。
勉強ができる”から”
いじめられた
中学は地元の公立校に進みました。公立校とはいえ小学校よりも勉強は難しくなります。それでも私は宿題は(ギリギリになっても)きちんと出し、授業はしっかり聞き、定期考査でも学年順位はいつも1桁。※自分でもすごいと思いますが多分全盛期です(笑)
そうした中学生活を送ってしましたが、2年生の中盤くらいでしょうか、同じ部活のいわゆる「いつメン(いつも一緒にいるメンバー※もう死語ですかね…)」にハブられるようになったのです。私を含めて6人いたのですが、いつも一緒に帰っていたのに何も言わず先に帰られていたり、6人で始めた交換日記はいつの間にか2冊目に突入していたようで表紙には私以外の5人の名前があったり。登校も私に分からない話題ばかりで違う話題にしてほしいと頼んでも無視。
突然始まり、どんどんひどくなっていく無視。理由を聞いても「今さら…?」といった些末な内容ばかりで根本的な解決にはならず。かなり疲弊してきた頃、いつメンの1人Aちゃんがそっと教えてくれました。
(いつメンの)Bちゃんに言われて(いつメンの皆で)Mikiのことを無視してたけどもうやめる。ごめんね。
後から分かった話ですが、Bは私が学級委員をやったり部長候補(ほぼ確定で翌年部長になる役職)になったりしたのが気に食わなかったそうです。確かに言われてみればハブられ始めたのもその時期でした。
ちなみに私が通っていた中学では、成績が良い人もしくは内申点がほしい人が学級委員をすることが多く、Bは塾に通っていましたが、塾に行っていない私のほうが成績(内申点)は上でした。そういうのも気に食わなかったんでしょう。
大人になった今なら分かります。Bは私が羨ましく疎ましかったのでしょう。
でも「勉強が好き、得意」という私を『ガリ勉』『真面目ちゃん』とからかうだけでなく、羨ましく疎ましいからといって無視していじめたBのこと、私は一生許しません。恨むのは面倒だし時間も無駄なのでしませんが、だからといって許す気にはなれません。
仲間を見つけた
高校はBはもちろん、知り合いもほとんどいない進学校へ行きました。
初日の自己紹介では「学級委員やってました」「部長やってました」「生徒会長やってました」という人が40人のクラスで35人はいて、自分と同じような人がこんなにもいる!と驚きましたがどこか嬉しかったのを覚えています。
授業についても「英語楽しい!」「数学面白い!」「歴史好き!」という人たちばかり。「勉強が好き!」と言っても一線を引かれないどころか「私も!」と楽しさや魅力を語り合える人がたくさんいて、「勉強が好き=よく思われない」わけじゃないと、ようやく思えるようになったのです。
大学なんて言うまでもなく、私より勉強が得意人はもちろん、「私レベルで勉強が好きなんて言ってすみません…!」というくらい勉強(研究)が好きな人もいっぱいいます。
ここでは「勉強が好き」でも変な目で見られない。
そう思えた高校、大学は本当に居心地がよかったです。
勉強が好き/得意で何が悪い?
なんて、すごく挑発的なタイトルにしてしまいました…。でもぜひ『勉強』の部分を自身の好き/得意なものに置き換えてみてほしいです。
私は勉強が好きです。それは、音楽が好き、スポーツが好きと同じことだと思います。
また、勉強が得意とはいっても私の場合は主に言語方面くらいで、苦手な勉強もたっくさんあります。でもそれも、○○というジャンルの音楽は苦手、球技が苦手というのと同じだと思うんです。
『勉強』も趣味や特技の一つ。音楽じゃないからって、スポーツじゃないからって、線を引かれるのは寂しいものです。
まして小中高生の頃なんて、勉強ができるせいで線を引かれるなんて寂しくないわけがない。どうか身近に勉強が好き/できる小中高生がいる人は音楽やスポーツと同じように捉えてほしいと思います。
勉強が好きってことは
なんにもおかしいことじゃないんだよ、
勉強が得意ってことは誇れることなんだよ。
それで嫌われたって、
あなたは何も悪くないからね。
過去のいじめられていた自分に、そう言ってあげたいMikiなのでした。
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