見出し画像

【仏語二年目】英語を先に習得したからこそ、仏語でぶつかる壁をなんとかしていきたい仏語中級者動画。


さて、今回はフランス語の勉強にとても役立つチャンネルLearning French With Alexaについて書こうと思います。

こちらのチャンネル、以前にもご紹介したのですが、今回は前とは違う掘り下げ方をしていきます。
というのも、以前書いたときはまだまだド初心者で、一方今は、一応中級くらいにはなってきたかな、という感じなのですが、
このチャンネルのすごいところは、初級~中級まで幅広く対応しているところです。
なので今回はフランス語学習の中級者向けの動画紹介、ということで、見ていきましょう。


1、フランス語を勉強するなら、絶対知っておくべきYouTubeチャンネル


アレクサさん愛嬌ある素敵なマダムで、かつ解説がとてもうまいです。
たぶんこのレベルで授業のうまい先生は、リアルにしろネットにしろ、なかなか見つけられないと思います。
フランス語を勉強しているならば、絶対に一度は見ておいたほうがいいですよ!

ただ、最初に言っておかなくてはならないのは、このチャンネルは「英語でフランス語を教えてくれる動画」ですので、
英語にそこそこ慣れてる人でないと、その辺はストレスになってしまうかも・・・。

といってもこのアレクサさん、英語の発音がとてもきれいです。
フランス訛りこそありますが(そこがまたチャーミング!)、英語を習得した外国語話者特有の「聞き手にとっての聞き取りやすさのポイントを押さえた発音」とでもいいましょうか、
ややもすると英語ネイティブの発音より聞き取りやすいくらいです。

また、語学用語を英語で理解しなければならないのも、最初は大変かもしれません。
しかし、アレクサさんはすばらしく解説がわかりやすいので、入門書を一通り読んだ人ならば、「ああ、あれの話だな」と直感でわかることとおもいます。

ややマニアックな語学用語の英語としては、
・auxiliary verb  →助動詞
・past participle →過去分詞
あたりでしょうか。でもこの辺は何回も出てくるので、すぐに慣れます。


次に、彼女のチャンネルにある膨大な動画の中から、フランス語中級者向けのおすすめ動画を選んでご紹介しようと思います。



2、動詞の用法を見極める動画


フランス語の入門書を何度読んでもどうにもしっくりこないのが、動詞の用法です。
「英語とフランス語で、似ているのに微妙に違う」のが困りものなんですよね。

たとえば英語で「have +過去分詞」で表現すればいわゆる現在完了になりますが、フランス語で「avoir +過去分詞」というのは一般的な過去形として扱われていたりするんですよね・・・。


まあ正直その辺は慣れが一番だと思っているので、「この動画を見るだけで、フランス語の時制について完璧に理解した!」という動画は残念ながらありません。

ですが、この動画は目から鱗でした。


一言で言ってしまえば「動詞の語尾に注目して、用法を見分ける方法」について解説してくれているのですが、
なにしろ動詞自体にも「er動詞」「ir動詞」「不規則動詞」とあるうえに、それぞれが人称でも時制でも活用していくので、なかなか一筋縄で習得できるものではありませんし、
動画を見た私も、まだまだ見極める自信はありませんが、しかしながら「こういう考え方もあるのか・・・!」とすごく驚きましたし、いずれ勉強が進んだ頃にぜひまた戻ってきたい動画です。

これ系の動画は「French Alexa tenses identification」とかで検索すれば出てくると思いますが、
哀しいかな、数が少ないです。三本くらいしかない・・・。
本当はもっとこのシリーズをやって欲しかったのですが、最近はまた別のシリーズの動画を熱心に投稿されているようです。

いずれにせよ、一見の価値はあると思いますので、ぜひ見てみてください。



3、仏作文に挑戦する動画


次はフランス語で作文してみる動画です。

GCSEって何のことかと思ったら、イギリスの教育制度で、日本でいうところの中学レベルの学力があることを認定するテスト、のことらしいです。
どうやらこの「GCSE French」シリーズはイギリスの学生がフランス語の口頭試験を受けるために勉強しているのを想定して作られているもののようです。
ですが我々の感覚としては、中高の頃にやった英作文を思い起こさせるものなので、仏作文動画としてご紹介します。


これらのシリーズは、先生がお題を出してくれたあとに、その模範解答を解説してくれる動画で、
自分の仏作文を添削してもらえるわけではありませんが、アレクサ先生の考えた最高レベルの模範解答を見て勉強することが出来ます。
「ここまでやる必要はないけど、ここまでやったら間違いなく☆マークです!」ということをよくアレクサ先生が言っています。


といっても文法的にも内容的にも難しすぎるということはなく、一応基礎を終えた中級者にちょうどいいレベルです。
このシリーズを見始めた最初のうちは、模範解答を写してばっかりだったけど、少しずつ二三言の簡単な返しくらいはできるようになってきたので、やっぱりアレクサ先生ってすごい

しかもこれくらいのレベルと分量の仏語を毎日勉強していると、フランス語文法の「そうそう、こういうの練習したかったんだよね」というのにたくさん出くわします。
たとえば
・「Je me repose」
・「mes séries préférees」
・「je voudrais en avoir cinq」

などなど。
再帰代名詞英語と語順が違う形容詞や副詞enの独特な使い方、そのほかいろいろ、アレクサ先生が模範解答の中で何度も例文を見せてくれます。

あと地味に効いてくるのが、「フランス語ってどこがリエゾンして、どこがリエゾンしないのかわからない問題」です。
アレクサ先生は比較的ゆっくり、かつ聞き取りやすいように発音してくれるので、「ここはする、ここはしない」というパターンが、少しずつわかってきます。
さすが本職のフランス語先生です。


このシリーズは動画の本数がたっぷりあって、しばらくは勉強の素材には困らないです。
ぜひこのGCSEシリーズをフランス語の勉強に役立ててみてください



というわけで、今日はこのへんで。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

ここから先は

0字

¥ 100

語学勉強の費用の足しにさせていただきます_(._.)_