kohji 南ラオス自然農園

南ラオスで「命の養蚕」をし、本当に綺麗な生の繭をつかったケア製品を日本で作っています。…

kohji 南ラオス自然農園

南ラオスで「命の養蚕」をし、本当に綺麗な生の繭をつかったケア製品を日本で作っています。「体」のこと、「土」のこと、「シルク」のこと、そして感銘を受けた現地の「生きる力」「農と食」を中心にかいています。 HPー>https://marusugi-tao.com

マガジン

  • シルクについて

    シルクのあれこれ解説したまとめです

  • 作ってみたい参考料理レシピなど

    個人的な覚えです。ラオスでの生活の中での参考に。いいなと思っても時間の経過とともに忘れてしまったり、探すのに苦労するのでマガジンに登録しておこうと思っています。

  • 森のバナナ研究所

    ラオスはバナナの原産とも言われているくらい風土に合っている。自然栽培でバナナを作る知恵も残っている。この自然の力を届けるために、パウダーにしたり商品化も計画中。森が残り収入を得る現地の手助けになるかの実験です。

  • 医食同源。南ラオスで学んだ家庭料理と実験料理

    南ラオスの農場では日々色々な料理を教えてもらっているところ。中でも一番面白いのは摘草料理。その辺の雑草をとって料理しています。医食同源の考え方で、食べながら健康になることができます。 おかげで腸の調子は絶好調。そんな南ラオスの家庭料理と、それを応用した実験料理を掲載します。

  • 食べれる森作り経過観測

    南ラオスの約900平米の更地に、少量多品種で持続可能な森が出来るか実験です。ただ単に森として樹木を伸ばすのではなく、フルーツや野菜、ハーブに生薬などが採取できる森。人の力ではなく自然(虫・微生物・植物)の力で循環して行くことが出来るか?数年計画で食べれる森作りをして行く経過観測マガジンです。

最近の記事

哀れなるものたちを見て感じたフェミニズム

非常に不思議な映画だった。 だからこの映画の感想は非常に難しい。 見終わった後、「面白い」とも「面白くない」とも表現できない自分がいた。 あえて言うなら「奇妙で引き込まれた」というところだろうか。 見終わった後はしばらく脳内がバグっていて、夢の中にいるような時間が続き、現実のレストランでしばらく過ごしているうちに、映画の世界に脳内が占領されてしまっていたのだと気が付く。そんな感じ。 ・・・ってどんな感じやねん。 まぁただ、もしこの文で興味をひかれても、初デートで映画に連れてい

    • 「的矢の生カキ」が美味しくて安全な理由

      いやぁ驚いた。 牡蠣が得意でない私が、 生ガキも、焼き牡蠣も、カキフライも・・・あらゆる牡蠣がでる牡蠣尽くしを頂いて、大満足どころか感動すら覚えたのだから。 なぜ的矢牡蠣がこんなにおいしいか? なんてことを文章にしたためようとしたけれど、まずは 「理屈抜いて食ってみんない」 ということで、美味しい牡蠣が食える場所「的矢かきテラス」は、牡蠣・・・いや下記リンクより↓ 的矢かきテラス | 佐藤養殖場 (seijyoumatoyakaki.com) 紹介も終わったところで、今

      • 薔薇ノ記憶とは?ローズウォーターとの違い。驚きの製造方法が可能にした、高い香りの秘密に迫る

        「水が記憶を持っている。」 という事を聞いたことがあるだろうか? そんな馬鹿な! と思うかもしれない。 でも、なんだか真っ向から否定しないで 「水が記憶をもっているってロマンチックでそれもありえるかもな。」 と思っていた方が人生豊かに生きられそうでもある。 物事の真偽はおいておいて、どうやら私たち人間も植物も、その多くは「水」で構成されているのはどうやら事実らしい。 人間と植物はその構造や必要としているエネルギー、栄養素も全く違う生命なのだけれども、70%前後は水でできてい

        • 薔薇をそのまま閉じ込める今までにない香りに感動

          ご縁の始まりそれはある人にキンノイ生姜塩を渡したときに喜んでくれたのが始まりだった (キンノイ生姜塩とはラオスの香り高い生姜と塩をオリジナルブレンドしたお塩。めちゃ香りがよく美味しいのでとっても人気で現在売り切れだけれど、またラオスから届いたらそのうち記事にします(笑)) さて、そのキンノイ生姜塩を渡したところ、彼女が 「この生姜のディフューザーが欲しい」 とポツリといったのだ。 きっと普通ならその場で「いいよね~」なんて言いながら、そのまま流すだろう。 でも私はそれがな

        哀れなるものたちを見て感じたフェミニズム

        マガジン

        • シルクについて
          12本
        • 作ってみたい参考料理レシピなど
          11本
        • 森のバナナ研究所
          14本
        • 医食同源。南ラオスで学んだ家庭料理と実験料理
          57本
        • 食べれる森作り経過観測
          21本
        • おうち旅行 ちょっとみんな行かないディープな旅
          7本

        記事

          何もできないときは何もしないという選択が大事だという話

          キーー っと電車が急に止まった 安全のためよく停車や減速するのでそれ自体は珍しいことではない。 だから、「ちょっとしたらまた走り出すだろう」と軽く考えていた。おそらく車両に乗っていた人全員がそう思っていた事だろう。 しかし、次のアナウンスでその雲行きが怪しくなる 「ただいまこの車両にて人との接触が確認されたため、停止しております」 ん?人と接触? なんだかただ事ではなさそうだ。 私はその日、友人とランチを食べるため電車で名古屋へ向かっている途中だった。 そして名古屋までの

          何もできないときは何もしないという選択が大事だという話

          アタリマエの事

          当たり前の事 といいつつ、忘れてしまっているもの。 そんなことを思い出させてくれる。 それが私の恩師 心を込めて 一つ一つの物事を丁寧に行う そう意識するだけで、普段の身のこなしが変わる そう意識するだけで なぜ自分が生まれたか? 心とはなにか? に気づく。 気づきはこのようなことを教えてくれる。 気づきは今からの生き方を学ぶ知恵袋である。 「挨拶」 「感謝」 口に出してしっかり伝える こんな当たり前のことで気持ちよく暮らすことができる 呼吸を整える。 吐いてか

          塩も油も使わない野菜と肉のうまみだけで作るカレースープに挑戦

          それは確信に似たものだったかもしれない。 フッと思いついてしまった。 「これなら簡単においしいカレーができるのではないか?」 「しかも油も塩も使わずに・・・・」 私が最近はまっている鶏めし。 この作り方は、至極単純なのだけれど、鶏のうま味をびっくりするくらいご飯につけてくれるという手法。 使う調味料は醤油のみといういたってシンプルなのだけれどマジで美味しい。 時々思う。 私たちは料理というものを学び始めてから、どんどん複雑な味付けを迷走しているのではないだろうか? 調味料

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          ふいに頂いた世界最高峰のグラッパに、ものづくりの大切な事を学ぶ

          先日の記事で書いたグラッパ。 こんなに角のない綺麗なグラッパがあるものだと思ったのだけれど、その背景がまた素晴らしかった そもそもグラッパってなに❓グラッパって聞いたことがない人も多いかもしれないので、まずはグラッパってなにか?ということだけ触れておこう。 イタリアンの食後酒として有名なグラッパは、ワインの搾りかすのブドウからとる蒸留酒。 蒸留酒なのでキッツいお酒ですね。 特徴はブドウの搾りかすの皮から種まで含めて発酵させ蒸留させるところ。 ちなみにその始まりは、ワインが

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          こころとからだが喜ぶ山猫軒のディナー

          私は眠れずにいた。 暑い中エアコンをつけずに作業していたせいなのか、最近再開したトレーニングで足が筋肉痛なせいだろうか? 眠れぬまま、翌日のディナーを思い浮かべた。 そして気づく 「あ、これ、遠足の前の日のあれだ(笑)」 いや、真相は定かではないけれど、少なからず私は翌日のディナーが楽しみで仕方がないのは確かだった。 そんな翌朝、結局たいして眠れない割に早く目覚めてしまった私は、朝ごはんを作り始めるが頭がぼーっとする。 昨夜眠れてないからだ、、、 鬱蒼とつぶやいたが、そ

          こころとからだが喜ぶ山猫軒のディナー

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由④

          少し間があいてしまいましたが、前回までの続き。 前回無事にラオスに行きついたところまで来ました。 今回は、ラオスでの急速の模様をお届けします タイの東北地方のイサーン地方でシルク生地を作っているとき、ふと教授の 「ラオスも養蚕の気候にあってるよ」 という何気ない一言を思い出し、陸路でラオスにわたることになった私たち。 ラオス入国と奇跡の出会いイサーン地方から陸路でわたるラオスの行先は、必然とラオスの南部。 その南部のパクセ―という町に偶然日本人が経営しているホテル(ゲスト

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由④

          フェアトレードでお店で使う什器をもっていった訳

          フェアトレードって何?ってフェアトレードに出るって話をしてたら、何人かに聞かれました 意外とフェアトレードって知られていないんですね。 なので、まずフェアトレードって何かを伝えたいのですが、実はかくいう私もフェアトレードって正確な定義を知りません。 でも私の感覚でいくと ・生産者に正当な対価を支払い、それを適正な価格で売ること ・循環できる環境を大切にし、生産者の健全な労働のなかモノを作ること だと思っています。これこそまさにフェアなトレードです。 (いろいろな団体があるの

          フェアトレードでお店で使う什器をもっていった訳

          明日27日の11時から18時まで 世界フェアトレードデー名古屋に出店します。 ラオス産シルクの石鹸とか出します 遊びに来てね💓

          明日27日の11時から18時まで 世界フェアトレードデー名古屋に出店します。 ラオス産シルクの石鹸とか出します 遊びに来てね💓

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由③

          シルクが4000年もの間、人に愛されている理由。 それは 単に美しいというだけでなく、 単に希少だというだけでなく、 人に近い、 人を助ける ものだったからなのです ・・・ さて、冒頭の出だし、少し変えてみましたが、この記事は前回、前々回の続きです。 その1 100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由①|kohji 南ラオス自然農園|note その2 100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由②~シルクは命~|kohji 南ラオス自

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由③

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由②~シルクは命~

          この記事は前回の続きとなります 是非こちらからご覧ください。 前回の記事では、着物作りにおいて「生の繭が一番」ということに気づき、タイに行くことになりました。そして自分たちでも繭を作ろうと言うところまで行きつきました。 今回は、繭・シルクというものをもっともっと深くたどることとなります。 4.自分たちで養蚕しちゃおう!タイで作った着物や服は、とっても軽いし、見事な光沢感があり、最高の着心地でした。 なにより「シルクは呼吸する」そんな感覚を教えてくれました。 いいなぁって思

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由②~シルクは命~

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由①

          皆様どうもご無沙汰しております。 毎月投稿記録もなくなてしまったのですが、心機一転。 あらためまして、ラオスと日本を行き来しながら、今回からは私の事業であるシルクケアのことも含めて、もちろんラオスのあれこれも含め、感じることや体験したことなどいろいろと投稿していければと思っております。 さて、私は1月から日本に帰国してるのですが、日本に滞在しているあいだ、私が何をやってるかいまいちわからないって方も多く、 「実はラオスで繭をつくって、日本ででケア製品を作ってるんだよね。」

          100年続く町の呉服屋がラオス南部の田舎で養蚕を始めた理由①

          願いは通じるのか?どうしてウォンはタカキビを用意したのか?

          サワディー 久しぶりにラオスからの投稿です・・・と普通の出だしで始めようとたのですが、どうも驚きの不思議な事があったのでその興奮とともに早速筆を執ることにした。 約1年ぶりの農場 車で敷地の門をくぐると、家の玄関に近づいていく 久しぶりの農場空気いいなぁって思ってたら 玄関先にはウェルカムとばかりにバナナがひと房。 なんともありがたい。 これで当分朝飯はバナナでいい。 一息ついて、荷物を置いて、 「ひっさしぶりのラオバナナいただきまーす!」 と手を伸ばした先 知らない実

          願いは通じるのか?どうしてウォンはタカキビを用意したのか?