見出し画像

2022年よく聴いたアルバム⑨ 柴田聡子

柴田聡子「雑感」
前々作あたりから関心のあったシンガーソングライターですが、メジャー4作目にして突き抜けた印象です。
楽曲のバラエティ、作り込み、分かるようで分からない作詞を含め、大変素晴らしいクオリティ。

何より柴田さんのボーカルがぐっと魅力的になり、メロディーメイカーの才能が開花したことが大きいです。
「雑感」「ジャケット」「南国調絨毯」「夕日」など、グッドメロディが目白押しです。本当に、素敵な楽曲ばかり。

丁度「南国調絨毯」を聴いていますが、めっちゃ素晴らしい。メロディー、アレンジ、ボーカル、歌詞、非の打ち所がない。
展開の大きい作品も多くなりましたね。

そんな楽曲群の中でも、一押しは表題の「ぼちぼち銀河」。
この曲は特にギターアレンジ、持ち味のコーラスワークが出色です。
壮大なアレンジ、展開にもできたのでしょうが(十分雄大なアレンジなんですけど)、卑近さや素朴さ、何というか「四畳半感」が保たれているのが素晴らしい。
古今東西を含め、今年のベストトラックです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?