難関資格に上位1割で合格できる「超絶オススメ勉強法」5選
おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。
前回に引き続き、資格勉強のポイントをお伝えしていきます。今回は「超絶オススメ勉強法」5選です。
難関資格に上位1割で合格できる「超絶オススメ勉強法」5選
オススメ勉強法①:ロギング
ロギング(Logging)とは「記録を取ること」です。
私は勉強するたびに、毎日記録を取っていました。
最初の頃は、マンスリー手帳に勉強時間を書いてました。
勉強しては記録して、真っ黒になっていく手帳を見てニヤニヤして・・・の繰り返し。記録をする時間と手帳を見返す時間が楽しかったものです。
マンスリー手帳に書くのは、その月の勉強時間が一目で分かるのがメリット。
これだけでも良かったのですが、途中からは、アプリで記録できないかと思うようになり、StudyPlusに行きつきました。
StudyPlusは、勉強の記録用のSNSです。記録をした上で、その記録を公開し、他の人といいねやコメントをやり取りします。
他の人の頑張りを見たり、自分の記録にいいねが付いたりするとモチベーションになります。
記録を取る有効性は、実験でも証明されています。
ぜひ勉強の記録を取ってモチベーションに繋げて下さい。
オススメ勉強法②:デッドライン設定
言うまでも無く、締切設定は重要です。
設定すべき締切は2つ。
1つは「目標達成の期限」の設定です。この目標は、資格勉強の場合は、たいてい試験日になるでしょう。
そしてその目標達成の日から逆算して、どれだけ日数があるか把握します。それば分からなければ、合格への指針が立てられません。
試験日まで1週間しかない場合と1年ある場合では、取組み方が大きく変わりますよね。
もう1つの設定すべき期限は「勉強時間」です。勉強する時に、どこからどこまで何分で取り組むのかという期限です。
この勉強時間の時間設定で大いにオススメしたいのが、ポモドーロテクニックです。これは「25分勉強→5分休憩」を繰り返すというものです。
「ポモドーロ」というのは「トマト」のことで、トマト型キッチンタイマーからこの名称が付けられました。
なぜこのようなリズムで勉強するのかと言うと、集中力が続きやすいからです。
やれるだけ勉強して休憩をする形で取り組むと、一度休憩したが最後、脳が疲れて次の勉強の時に集中力が戻りづらくなります。
ポモドーロテクニックのように、脳が疲れ切る前に休憩を細かく挟むことで、トータルで見ると長時間集中できるようになるのです。
私自身もポモドーロテクニックを実践してみると、いくらでも勉強時間が続くような気さえしました。25分だとそれほど長時間ではないため、「よし集中しよう!」という気持ちになりやすいのです。
これは勉強に限らず、長時間集中したい時に使えるので、非常にオススメです。
オススメ勉強法③:過去問×横串
言われ続けていることですが、過去問をやりましょう。
私自身、「過去問やっても同じ問題出ないじゃん」と思って、テキストばかりやっていた時期がありました。
しかし、それでも過去問をやるべきです。
作問者の気持ちになると分かりやすいでしょう。
あなたが作問者ならどんな問題を作成しますか。過去問から大きくは外した問題ばかり出したら、クレームを受けるかもしれません。かと言って全く同じ問題ばかりでもダメでしょう。
だったら過去問を少しいじった問題を出すのが良さそうです。視点変えたり論点を変えたり等。過去問をベースにした問題を出すと、良質な問題を出しやすいことでしょう。
過去問の有用性に気づいてからは、過去問至上主義になりました。テキストを済ませてから過去問を解くのではなく、いきなり過去問でアウトプットするのが良いです。
分からない問題はすぐに答えを見ていました。解説を見て理解して、答えを隠してすぐに再度回答していました。
中小企業診断士試験の時は、過去問に始まり過去問に終わりました。テキストは開いていないどころか購入すらしていません。テキストを読む代わりにその時間を過去問に充てました。
10年分×5回しすることで強固な橋げたを作り、短期間・高得点で合格することができました。
そして、過去問を解く際には、横串で解いていくのが効率的です。
横串とは、分野別に解いていくということです。一般的に過去問は年度ごとに並んでいますが、年度ごとに解くのが縦串です。
横串で解く理由は、その方が勉強したことが頭に残りやすいからです。
私自身、もともと過去問は年度ごとに解いていました。4年前の問題を解いて、次に3年前の問題を解いて、さらにその次に2年前の問題を解いて…と。
より実践に近い形で解けるメリットはあるのですが、何ぶん、解いた内容があまり頭に残りませんでした。まだインプットがきちんと出来ていない段階で年度ごとに解くと、頭に残りづらいのです。
そこで、横串で分野別に過去問を解くようにすると、記憶への残り具合が段違いになりました。1つの分野と解くと次の分野で、と順に解いていくとやりやすいでしょう。
横串はインプット的に過去問を使う時にオススメ、縦串は現状の実力を測るための力試しにオススメです。直近1~2年分は力試しのために残し、他を横串で取り組むのが良いでしょう。
オススメ勉強法④:タイムラプス勉強法
タイムラプス勉強法とは、自分が勉強する姿をタイムラプスで撮影する方法です。
タイムラプスとは、Time(時間)とLapse(経過)をつなぎ合わせた言葉で、一定の間隔で撮影した何枚もの静止画を連続で表示する撮影方法のことです。
なぜ自分の勉強姿を撮影するのか?
それは、ホーソン効果によるパフォーマンスアップを狙えるからです。
ホーソン効果とは、ホーソン工場にて行われた諸実験から見つかった心理作用のことで、注目されることで成果を上げようと力を発揮することを言います。
家だと勉強できないけれど、カフェなら勉強できる。という経験をお持ちの方も少なくないでしょう。これは、他の人の目があることで、容易にサボれないためモチベーションが上がる現象で、ホーソン効果の一種でもあります。
必ずカフェで勉強するようにすれば、それだけでパフォーマンスが上がる訳です。
しかし、実際にこれをやろうとすると、カフェ代がバカになりません。他にも現地に行くための時間がかかったり、交通費がかかったりするのもデメリットでしょう。
そこでタイムラプス勉強法の出番です。タイムラプス勉強法は、
①ホーソン効果によるパフォーマンスアップ
②撮影したデータの共有によるモチベーションアップ
③スマホの使用を物理的に防ぐ
という3点を期待することができます。
周りに人がおらずとも、カメラに取られることで、人の目の代替機能となり、ホーソン効果を発揮することが出来ます。
撮影したデータは記録として残るため、他の人とも共有できますし、自分のスマホを使って撮影するため、物理的にスマホの無駄な使用を防ぐことができます。
撮影アプリは、ネットの評判を基に「Skyflow」を使いました。ぜひタイムラプス勉強法を実践してみて下さい。
オススメ勉強法⑤:運動
運動が集中力を高めることは、様々な研究が証明しています。勉強の集中力を高めるための運動方法を2つご紹介します。
◉集中力を高めるための運動(1):朝のジョギング
週3回以上、朝45分程度のジョギングすると、平時の集中力が上がることが分かっています。
これは、集中力を上げる神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンが走ることで分泌されるためです。ベストセラー『運動脳』にも関連する記述があります。
私も毎朝40~50分程度ランニングをしていますが、運動習慣が無かった学生時代よりも明らかに集中力が上がった実感があります。
運動に苦手意識がない方は、朝のジョギングを習慣にすると、集中力アップだけでなくストレス軽減にも繋がります。
しかし、運動の習慣がない方に、週3回以上の45分ジョギングは難しいかもしれません。その場合は、以下「集中力を高めるための運動(2)」をオススメします。
◉集中力を高めるための運動(2):勉強前のジョギング
勉強前に15分程度ジョギングすると勉強に集中できるようになります。
本当にゆっっっくり走るだけで構いません。汗をかかない程度に。「15分でも大変」という方は、2分間の有酸素運動でも大丈夫です。
スウェーデンでの研究により、2分~60分の有酸素運動が、運動後2時間にわたって集中力を高めることが分かりました。心拍数が上がりさえすれば、体の危機的状況を改善するために神経伝達物質があふれ出てくるからです。
勉強前に軽い運動をしてみると、勉強時の集中力の違いに驚くはずです。
あまり走る時間が長くなりすぎると、疲れたり、勉強時間が奪われたりして非効率になるので、15分程度がオススメです。
次回予告
次回は、経営力強化に向けた資格勉強編の最終段として「難関資格に上位1割で合格できるマインド『3選』」をお伝えします。9月23日(土)投稿予定ですので、ぜひご覧下さい。
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