山西良明(現役信金マン 兼 中小企業診断士事務所代表)

現役信金マン兼中小企業診断士事務所代表。 強い企業を作ることを理念に、毎週土曜に経営力…

山西良明(現役信金マン 兼 中小企業診断士事務所代表)

現役信金マン兼中小企業診断士事務所代表。 強い企業を作ることを理念に、毎週土曜に経営力強化に繋がる記事を投稿します。 支援領域:創業、成長、事業再生。 専門:資金繰り(財務)、マーケティング、IT活用。 資格:中小企業診断士、認定事業再生士、応用情報技術者。 趣味:マラソン、読書

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【自己紹介】現役信金マン&中小企業診断士事務所代表のパラレルキャリア【経営力強化note】

初めまして、信用金庫と中小企業診断士事務所の兼業をしている山西です。 中小企業の経営者様の経営力強化につながるような情報を発信したいと思い、noteを始めることにしました。毎週土曜日に記事をアップロードしていく予定です。 経営理念は「強い企業を作ること」です。 強さとは、「考え」と「行動」を一致させる力だと定義しています。自分の信念を曲げて、やりたくもないことをしなければならないのは非常に不幸です。自分の考えた通りに行動できて、その行動が他の人への貢献にもつながる、そん

    • おはようございます。毎週土曜日に投稿しているところですが、諸事情により次回の投稿は6月8日(土)になります。

      • 輸出・輸入における銀行の使い方4選

        おはようございます。現役信金マン 兼 中小企業診断士の山西です。 事業をする上で輸入・輸出は欠かせない状況になりつつあります。 直接自身で輸入しなくとも、海外から輸入したものを使うことは珍しくありませんし、人口減少により日本国内の市場が縮小する中、輸出で売上を確保するのも自然な流れです。 しかし、輸出入にはリスクが付きものです。 そこで今回は、輸出入のリスクを軽減させるために銀行を活用する方法4選をお伝えします。 ①安心安全な取引のために銀行を利用する輸出を行う場合

        • 設備資金借入の審査ポイント【まとめ】

          おはようございます。資金繰りが専門の現役信金マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。当noteでは、毎週土曜日に、経営者や経営支援者に向けて経営力強化に繋がる投稿をしています。 直近3週間に亘って、設備資金借入の審査ポイントを投稿してきました。非常に長い内容だったため3回の記事に分割しましたが、今回は要点を絞ってその3回分をまとめていますので、設備投資の考え方や設備資金借入の審査ポイントの考え方のご参考にしてみてください。 詳細については、各記事をご参照ください。

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        【自己紹介】現役信金マン&中小企業診断士事務所代表のパラレルキャリア【経営力強化note】

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          設備資金借入の審査ポイント③:返済条件

          おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。 前回、前々回と設備資金借入の審査ポイントを説明してきました。 今回のその最終回となる3つ目のポイントを説明していきます。設備投資の判断や借入をする参考になれば幸いです。 設備資金借入の審査ポイント③:返済条件返済条件(1):借入金額 そもそも借入金額が妥当かどうか判断します。具体的には、減価償却費≒返済額となっているかで判断します。 設備投資の借入は、その事業を行うことで発生したキャッシ

          設備資金借入の審査ポイント③:返済条件

          設備資金借入の審査ポイント②:保全

          おはようございます。 前回は、設備資金借入の審査ポイント①をご紹介しました。 今回は引き続き2つ目の審査ポイントをご紹介します。 保全とは保全とは、返済不能に陥った際に借入金を回収する手段のことです。担保や保証等があります。 保全はなぜ必要なのか金融機関は、他人からのお金(預金)を使って融資しています。そのため、貸したお金を回収出来なければ、預金者に迷惑をかけてしまいます。 また、貸したお金が返ってくるためには、融資先の資金繰りが良くなければなりません。設備投資のため

          設備資金借入の審査ポイント①:償還能力

          おはようございます。 経営者の皆さん、設備投資をされているでしょうか?事業を拡大する上で設備投資が欠かせない業種も少なからずあります。 その資金調達を自己資金で賄う方もいれば、賄いきれず借入で賄う方もいらっしゃいます。 借入をするにしても、全ての設備投資案件が可決される訳ではありません。そのことを含めて今回は、設備資金借入の審査ポイントについてお話ししていきます。 そもそも設備資金とは?設備資金とは、一時的に必要となる事業資金のことです。 広義の設備資金では、建築費

          設備資金借入の審査ポイント①:償還能力

          正しい運転資金の借り方(短期融資)

          おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。 前回は「運転資金って何?」ということで、曖昧な定義の運転資金について説明しました。 今回は、前回の続きと言うことで、正しい運転資金の借り方について説明していきます。 1.運転資金を借りる際の審査ポイント金融機関が見る運転資金の審査ポイントは主に3点です。 ①借入額が正常か 運転資金の借入額が正常か判断します。一般的に運転資金と言えば「経常運転資金」を指しますが、経常運転資金であれば以下の

          運転資金って何?

          おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。 事業をする上でよく聞く「運転資金」という言葉。よく聞く割に非常に曖昧な言葉です。 みなさんは、運転資金って何?と聞かれて、明確に回答できるでしょうか。 私自身、信用金庫に就職してすぐ「運転資金」という言葉をよく聞くようになりましたが、何となく分かりつつも、何となく分からない存在でした。 そんな運転資金の正体を今回説明していこうと思います。 1.運転資金とは運転資金とは、経常的に発生する収

          ファイブフォース分析で市場の魅力度を測る方法【事業計画書の作り方⑤】

          おはようございます、経営支援者の山西です。当noteでは、経営力強化につながる記事を毎週土曜日に投稿しています。 経営者の皆さん、市場の魅力度を知る方法をご存じでしょうか? 前回までは顧客を分類する方法についてお伝えしてきました。今回は分類したセグメントごとに、どのセグメントが魅力的なのかを知る方法をお伝えします。 市場の魅力度は"5つの力"で決まる市場は、常に5つの力にさらされています。5つの力を持つのは、「Suppliers(売り手)」「Buyers(買い手)」「P

          ファイブフォース分析で市場の魅力度を測る方法【事業計画書の作り方⑤】

          顧客のインサイトを見つける「N1分析」って何?【事計画書の作り方⑤-3】

          おはようございます。経営支援者の山西です。当noteでは、経営力強化につながる情報を経営者や支援機関に向けて発信しています。 前回、前々回と顧客分析の方法についてお伝えしました。 その記事の中で、顧客分析のゴールは、消費者の「ペイン」と「価値観」を理解することだと説明しました。ペインと価値観が分かれば、消費者のジョブを発見出来ます。 今回は、ターゲティングに向けたインサイト(ペイン・価値観)を見つける方法として「N1分析」をご紹介します。顧客分析の最終段階となるので、ぜ

          顧客のインサイトを見つける「N1分析」って何?【事計画書の作り方⑤-3】

          顧客分類の切り口を決める【事業計画書の作り方⑤-2】

          おはようございます。山西です。当noteでは、経営力向上につながる記事を毎週土曜日に投稿しています。 前回の記事では、顧客分析の様々な手法についてお伝えしました。 どの分析手法を使うか選択した後は、顧客を分類する切り口を選択する必要があります。 今回の記事では、「顧客分類の切り口の決め方」についてお伝えしますので、ぜひご覧になってください。 Ⅰ.顧客分析の目的そもそも、なぜ顧客を分類する必要があるのでしょうか。 それは、メインターゲットを決めるためです。無限のリソー

          顧客分類の切り口を決める【事業計画書の作り方⑤-2】

          顧客分析の方法7選【事業計画書の作り方⑤-1】

          おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。当noteでは、経営力強化につながる情報を経営者や支援機関に向けて発信しています。 前回は、企業ドメインの設定方法をお伝えしました。 企業ドメインの設定は、市場分析をする上で必須の作業です。そして企業ドメインを設定した後は、いよいよ市場分析に入ります。 市場は主に3者で成り立っています。 これらのステークホルダーの関係性を分析することを3C分析と言います。一般的に市場分析では、企業が自身でコ

          顧客分析の方法7選【事業計画書の作り方⑤-1】

          企業ドメインを設定する方法【事業計画書の作り方④】

          おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。当noteでは、経営力強化につながる情報を経営者や支援機関に向けて発信しています。 前回は、PEST分析の方法について解説しました。 次に行うのは市場分析です。市場分析には、ファイブフォース分析やSWOT分析等ありますが、それらの市場分析を行う前にすべきことがあります。 この作業を行わずして市場分析を行っても、質の高い市場分析を行うことができません。 そこで今回は、市場分析の前さばきの方法に

          企業ドメインを設定する方法【事業計画書の作り方④】

          「PEST分析」で企業の外部環境を知ろう【事業計画書の作り方③】

          おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。当noteでは、経営力強化につながる情報を経営者や支援機関に向けて発信しています。 皆さまご存じの通り、企業の経営環境は日々変化しています。今年の情勢が来年にはがらっと変わっていることも珍しくありません。 企業が自らコントロールできない外部環境は適切に把握しておかなければ、その変化に対応していくことができません。 そこで今回は、企業の外部環境分析として有用な「PEST分析」の方法を紹介します。

          「PEST分析」で企業の外部環境を知ろう【事業計画書の作り方③】

          経営分析の前にやるべきこと【事業計画書の作り方②】

          おはようございます。現役信用金庫マン 兼 中小企業診断士事務所代表の山西です。当noteでは、経営力強化につながる情報を経営者や支援機関に向けて発信しています。 事業計画を立てる上で欠かせないのが「経営分析」。企業を取り巻く環境を捉える現状分析です。 しかし、経営分析をしていく上で「分析麻痺症候群」に陥ることが珍しくありません。分析麻痺症候群とは、分析をすることで情報が増えすぎてしまい、却ってどういう行動を取るべきか分からなくなることです。 経営の意思決定のために経営分

          経営分析の前にやるべきこと【事業計画書の作り方②】