sakura

まあるい美味しさと、大切なひとたちと紡ぐ日々。旬を愉しむごはんとおやつを作ること、季節…

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まあるい美味しさと、大切なひとたちと紡ぐ日々。旬を愉しむごはんとおやつを作ること、季節を感じる暮らしが好きです。木漏れ日のようなひとになりたい🌳 いつか、自分のお店をもつことが夢です☕️ .

最近の記事

ホッと珈琲とほんわり焼きたてパンでおいしいふたりの昼下がり

明日の朝は、パンを焼いて珈琲を淹れよう そう前の日の晩からこっそり作戦を立てていた。 11月3日、文化の日。この日は、暦通りのお休みの恋人と、完全シフト制(平日のどこかがおやすみになる)な私の、たまたまお休みが被った稀な休日。だから朝からうんっといい日にしたくて、ほっこり美味しい朝を企てたのだった。 ◆◇◆ 唐突だけど、今月11月から、新しいおしごとが始まった。ずっと憧れだった、カフェでのおしごと。 もともとわたしは、看護師をしていた。だが一年前、流行り病の後遺症が

    • 今日へと日付を跨ぐ頃、この艶々愛おしい子たちでジャムを拵えていました。今年は無花果をはじめ、秋をたっぷり堪能してる気がする。食欲の秋、ほこほここっくり秋の味覚にしあわせな気持ちにしてもらっている日々です きょうもいい日になりますように🍂🍃

      • 人生初、栗仕事なるものをしてみました。栗の渋皮煮。手間暇の先に、つやつやとろりシロップ纏う栗たちが生まれ、思わずにっこり。ハマっちゃいそうです。

        • おとなのおやつ、無花果と木の実のブルーチーズケーキ

          「 果物好きでも値段と葛藤してしまう果物ランキング 」 の上位にランクインにするのが 無花果。 ころんと手のひらサイズの可愛らしい見た目には似つかわしくない、あのお値段…… 食べたい、けど、うぬぬぬ、、 地元の直売所で睨めっこしているため 周囲に怪しまれていないことを祈る 幼少期、大の無花果の祖母宅に行くと 常に冷蔵庫にストックされていたのを思い返すと なんて余裕があったのだ、すごいな……! と思わざるを得ない そんなわたしにとっては遠い存在の無花果 なんと

        ホッと珈琲とほんわり焼きたてパンでおいしいふたりの昼下がり

        • 今日へと日付を跨ぐ頃、この艶々愛おしい子たちでジャムを拵えていました。今年は無花果をはじめ、秋をたっぷり堪能してる気がする。食欲の秋、ほこほここっくり秋の味覚にしあわせな気持ちにしてもらっている日々です きょうもいい日になりますように🍂🍃

        • 人生初、栗仕事なるものをしてみました。栗の渋皮煮。手間暇の先に、つやつやとろりシロップ纏う栗たちが生まれ、思わずにっこり。ハマっちゃいそうです。

        • おとなのおやつ、無花果と木の実のブルーチーズケーキ

          8月のおいしい日記 カフェ・外食編

          今月出逢った美味しい子たちの記録。 今回はカフェとお外ごはん編です。 お気に入りのカフェでの “いつもの”変わらない美味しさや、 はじめましてのカフェで 一口食べて忘れられない大好きになったあの味。 こっそりにこにこしながら 独り占めしたあの日のことや、 大好きな人と「おいしいね」って 言い合いながら美味しさを共有した あの日のことも。 今月もたくさんの美味しいに出逢えたことが とってもほこほこうれしくて、 そんなあったかい気持ちを一挙に綴ります。 【一人で訪れる

          8月のおいしい日記 カフェ・外食編

          8月のおいしい日記 おうちごはん編

          ててん!(効果音合ってる……?) 突如始まった「おいしい日記」 お散歩、カフェ巡り、読書、映画鑑賞、邦ロック、旅行、ぽけーってすること、知らない土地を訪れること、知らないことを知ること、言葉に触れること、助手席で揺られること(当人運転免許なし)…… わたしには好きなものがたくさんあるけど その中でもトップに位置するのが 「おいしいものを食べること」 へへっ、笑われちゃうかな、 ちょっぴり恥ずかしいかも 美味しいものを食べることにこの上ない幸福感を抱くほど、「食」が

          8月のおいしい日記 おうちごはん編

          友達と会って、読書して、映画観て、美味しいもの作って食べて、ちょっと先に楽しみな予定作って、恋人は隣にいてくれる。いろいろ思い浮かぶ自分へのご自愛してるのに、日に日に眠れなくなっていくし、こころは大丈夫じゃなくなっていくし、からだもおかしくなってくし、どうしたもんかな、なんだろな

          友達と会って、読書して、映画観て、美味しいもの作って食べて、ちょっと先に楽しみな予定作って、恋人は隣にいてくれる。いろいろ思い浮かぶ自分へのご自愛してるのに、日に日に眠れなくなっていくし、こころは大丈夫じゃなくなっていくし、からだもおかしくなってくし、どうしたもんかな、なんだろな

          マカンマランと夜に溶ける

          昨夜は 久し振りになかなか寝付けなくて 微睡むことすらなく 淡々と時が溶けていった おかげで今日は 一日中 夢か現実か検討がつかないくらい ぽわぽわしていた 昨日は久し振りに 少し手間をかけて夕食を作った 夏野菜たちをじっくり焼いて 焼き浸しにした 県産の茶豆も茹がいて 地元で美味しいと有名な お豆腐屋さんの厚揚げに キムチとチーズをのっけてこんがり焼いた そしてメインはほこほこ肉じゃが 好きを詰め込んだ堪らん晩餐に 酔いしれて心地よくなっていた それに連日の

          マカンマランと夜に溶ける

          不器用な愛をくれる恋人と、半年

          22日へと 日を跨ごうとする ちょうど10分前 まるでその時を見計らっていたかのように 恋人から電話がかかってきた 絶賛出張中で 毎晩のように 会社の人たちや友人たちと 飲み歩く恋人は さも当たり前かのように ふわふわと 今にも溶けそうな声をしていた いつものように 何でもない日常を切り取って お話してくれるのがとても嬉しくて その上 無邪気に笑っているのが 電話越しに伝わってきて 今日も幸せそうでよかった、と ほっとして 更に嬉しくなる そして23:59 「あと

          不器用な愛をくれる恋人と、半年

          わたしが素直になれるひと

          無邪気に大口開けて笑っていたと思えば 嫉妬して拗ねちゃったり 辛くて悲しくて泣いてると思えば ちょっとしたことで不貞腐れてぷんすかしちゃう 最近のわたしは 喜怒哀楽が激しい ただし、恋人の前限定で …… 実はこうして感情を露わにできるひとは初めてだ どんなに仲良い友人だろうが恋人だろうが 泣き顔や怒ってそっぽ向くみたいな マイナス要素が大きいであろう感情は 今までひた隠しに生きてきたつもりだ そんなわたしをみせたら 嫌われるんじゃないかと思って。 なのに彼

          わたしが素直になれるひと

          短夜のトキメキ

          夜風の心地よい季節になった。 夜のお散歩に心が弾む。 一人暮らしを始めた3年前から、夏夜の散歩の虜になった。圧倒的自由を手に入れた私の、毎年恒例の楽しみのひとつ。なんだか夜のお散歩って、ちょっぴり悪いことをしている気になるのは私だけだろうか。 「夏」ってところも、きっとミソ。他の季節じゃだめなんだ。夏の夜の空気って独特、夏の匂いがする。暑さを手放す、僅か数時間だけの、刹那を堪能するのに最適なのがお散歩だと思っている。 部屋着でこっそり抜け出して、あてもなく歩く。 一

          短夜のトキメキ

          二十四節気の七番目、立夏 夏のはじまりに相応しい気候だった

          二十四節気の七番目、立夏 夏のはじまりに相応しい気候だった

          こころに余白を

          「 泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていけるよ。大丈夫だよ、さくらちゃん 」 いつか、そう言ってくれた人がいた。 割といつでもどんな時でも、笑顔で気丈に振る舞うようにしている、つもりだ。前向きに生きようと善処しているつもりだし、誰にでも優しくあれるように努めているつもり。例えそれが自己犠牲に繋がる道だとしても。「つもり」で塗り固められた私。でも致し方ないと思っている。だって、そんな私が本来の姿であると、周囲は信じて疑わないのだから。それどころか、それ以上の私を期待

          こころに余白を

          小さな幸せを取り零さぬよう

          今朝は恋人の腕の中で目が覚めた。起き上がろうとしたら、そうはさせまいとでも言わんばかりに腕に力を入れられて抜け出せなくなった。そんなことをされると、いつまでもその心地よい空間でまどろんでいたくなる。 お付き合いを始めたあの日から、少しずつ少しずつ、私の日常に恋人が溶け込むようになった。最近では2日に1度というなかなかの頻度でお泊りをしているものだから、ほとんど毎日顔を合わせている。そうとは言っても、時間にすれば僅かなひととき。仕事を終えて、20時頃に訪問する。まだ仕事に精を

          小さな幸せを取り零さぬよう

          春いと麗しく桜儚く散る

          私の住む街にも、桜による春の便りが届いた。 ほんのり淡く柔らかな花々に顔を埋める木々。 桜は私が最も好きな花だ。 春。 あの優しい色味 ふんわりとした花びら それらが集合体となりもこもこと成る様子 夏。 緑が生い茂り生命力溢れる力強い姿 秋。 カサカサと潤いをどこかへ置いてきた葉が静かに落ちてゆく過程 冬。 静寂な姿に追い打ちをかけるように雪が被る有様 春夏秋冬、各季節を忠実に反映する。 春の印象が強い桜。 私も春の桜が1番好みではあるが、どの季節に色を染めても

          春いと麗しく桜儚く散る

          彼との日々に微睡んで

          愛おしい そう思えるようになった。 約一ヶ月半前のわたしは、苦悶していた。「好きだ」と言い、大切に想ってくれる人に対して、同じ気持ちを抱けない、そんな気がしていた。自分の不誠実さや曖昧さに、困惑していた。 それでも毎週一、二度、一人暮らしの彼の家に泊まりに行った。仕事終わりに行って、朝起きて仕事へ行く。休日の合わない私たちが、ゆっくり向き合える僅かな時間。少しずつ、彼の性格や癖、思考など、内面的な部分が露わになっていった。 いつからか、夜一緒にドラマやバラエティー番組

          彼との日々に微睡んで