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頭痛と電車と休息、と。

今日はショッキングな出来事があった。

旧友と遊ぶ約束をしていたけれど、行きの電車でとんでもない頭痛に襲われて身動きが取れなくなってしまった。
途中下車して様子を見てみたけれど、30分、1時間とたっても容態がひどくなるばかり。
結局、直前に「いけそうにない。ごめん」と連絡を入れた。
駅のホームでひたすらしゃがみこんでいたけど、埒があかないから、帰りの電車に乗り込む。

そこからも地獄だった。

乗って吐きそうになっては、2駅毎におりて、たった30分のはずの乗車時間が2時間近くかかった。

最後の4駅くらいはストレートにいった。
耐えたとかそんなんじゃなくて、単純に座席で気絶していたから。
眠りに入ったって感じじゃなく、気絶。
猛烈な頭痛と吐き気を我慢し続けると、記憶が途切れるらしい。
最寄り駅付近でなんとか意識を取り戻せたのがせめてもの救い。

何も考えられないまま家にたどり着く。
お酒を飲みすぎてどうやって帰ったかわかんない的なアレみたい。
帰巣本能だけでたどり着いて、ベッドに入る。
断続的な入眠を繰り返す。今が何時かなんて分からない。
先ほど、ようやく起き上がることができた。
おおよそ6時間ほど、ただ苦しみに耐えて、眠って起きてと、過ごしてしまった気がする。

私が友達と過ごすはずだった華やかな時間も、おいしいしゃぶしゃぶ屋さんの予定も、念願だったボードゲーム屋さんへの初参戦も、ぜんぶ、夢や幻みたいに泡になって、私の人生の影になった気がした。

何にも集中できなくなるほどの急な頭痛に苦しめられた理不尽さに、哀しみや怒りを通り越してただ呆然とするしかなかった。

時間がすすんで、消えてしまった。
いずれ友人たちにも、お詫びをしなければならないと思うと、また私にとっての時間が目減りしていくような気がして、耳を塞ぎたくなる。

原因がわからないのが辛いところ。

きっと、パニック障害ではない。
物理的な頭痛、から始まるのは例に聞かない。
不安感や焦燥感がスタートのはずなのに、私の気分はウッキウキだったから。

ただ、無理やり目的地に向かっていたら、きっとパニックになっていたと思う。
「降りられない」「逃げられない」「到着しない」と、そんな言葉たちが次々と脳内で肉づいていく感覚があった。
そんな文字群があのまま私のストレージを満たしていくと思うと、おそらくはもっと悲惨な目にあっていた。
そう考えると、6時間ほどの辛抱で済んだのは、まだマシだったかもしれない。

今や頭痛は消えた。
浪費されちゃった時間を憂いてはいるけど、「しょうがないな」と気持ちは割り切れてはいる。

でも、ナゾは残る。
あんな頭痛ははじめて。
電車には耐性がある。むしろ本を読めるいい口実になるから、車内での時間は好きな部類。
新しい朝用のフェイスパックが合わなかったのかな、とか、ポリウレタン製のマスクがダメだったのか、とか、色々考えてみたけれど、答えはハッキリしない。

長年の引き籠もり(リモート)生活のせいで外に行くのがすっかりダメになってしまったかと思ったけど、先日も鶴見川まで6時間くらいかけて散歩と外読書を楽しんだくらいだから、理由にならない。


実は明日も、電車にのって友人の家に行く予定がある。
だから、今日とまったく同じ条件で試してやろうと思っている。
これでまた症状が発生したら、本格的に病院案件。
内科か心療内科でいったら、今のところは心療内科に軍配があがると思う。

しばらく時間はたったけれど、まだ頭がボンヤリとしてる。
意識を集中すれば、頭痛の片鱗が残っている。
とんだGWのスタート切ってしまった。
でも、きっとこれにも「意味がある」と思うことにして、無理せず今日は身体を休めることにする。

自分の体についてわからないことはまだまだ多いなぁ、としみじみ思う猫暮であった。
すやすや。




追記。

ベッドの中でモゾモゾしている時、せめて文字を読まねばと、なっていたところ、枝瀬泰@先生はスゴイ!さんからコメントを頂きました。
すると最近Kindle本を出版されたということで、すぐ読みに参りました。

先程の「意味がある」は書籍の中で繰り返し登場していたフレーズです。きっと今の私には、この言葉が必要だと思い、自身のメンタルウェルネスに組み込ませて頂きました…!ありがとうございます✨️
特に、書籍内で展開されていたリアルちはやふるエピソードが。もう漫画みたいに脳内再生されて、もうほっこりとほんわかと「青春だなぁ~~サクセスしてるなぁ~~」ってニコニコしちゃいました。
もしも生まれ変わって教師の道に進んだら、こんな先生になりたいなって思える書籍です!


追記その2。

はわわ、なんとナオさんの記事で、猫暮のことが取り上げられておりました…!✨️しかも独占配信みたいな状態で…!

ナオサンのピンクレーベル記事は、「ほえ~すごい人たちがいるもんだなぁ!私もがんばろ!」と完全にオーディエンス側の立場で元気をもらっていました。
なので、まさか当事者になるとは思ってもみず。。。ねみみにみず。。。

私のための言葉まで考えて下さって、ますますファンになっちゃう。
「友達」なんておっしゃって下さって、ますます泣けちゃう。
しかも私の真意を見抜いて下さって、ますます励みになっちゃう。

本当にありがとうございます🐈️
ナオさんからの「レタリック・クリーチャー」を胸に、ますます書いていけそうです…!✨️



🐈気に入りましたら、ぜひサイトマップも覗いていってくださいな🐈

📒肩の力、ゆるーく抜いてきましょ📒


🎉Kindle本*エッセイ集、出版しました!🎉
著・猫暮てねこ『恥の多い人生を書いてまいりました』



猫暮は『文字生生物』を目指して、毎日noteで発信しています。📒
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ここまで読んで頂き、ありがとうございます✨

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