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小宇宙 ← ちゃんと読めますか?

当て字にカッコ良さを感じる。

単純に漫画好きだからか、ヤンキー文化の時代を生きた名残りなのかと考えていたけど、そうでもないみたいだ。

最近読んだ俳句の本に、「雁(かりがね)」と言う言葉が出てきた。普通に読めば鳥の名前の「がん」だ。「かり」とも読むようだ。
そして、かりがねとは「雁金」と書き、「雁の別称」また「雁金紋」という家紋などに使われているらしい。

検索してみるとゆるキャラのような可愛らしい家紋がでてきた。武将がこんなに可愛い家紋を額に着けて戦っていたと思うと、それはそれで日本らしいが今回は「当て字」について。

今回の場合は漫画によく出てくる「当て字」とは違うが、大きな括りでは同じように思う。読み手の想像力を借りて言葉を完成させるのが、日本の文化なのだろうか。日本人は機械を小型化するの好きだなんて聞いたことがあるけど、その気質も「当て字」文化に関係あるきがする。
なるべく一つの漢字に想いを凝縮してみんなに発表したい。それが上手くハマっていれば流行となり、常識になる。上手くハマらなければ、ダサい言葉の発案者だ。そして、忘れられる。

それでも想像力で遊び、世界と自分の世界を繋げるために「当て字」をしてみる人がいるからこそ僕の世界も膨張するんだ。


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