ママが「すごいね」って喜ぶのが嬉しいから、出かける時間になると、私は今日もひとりで大好きなピンクの靴を履く。

ママが「すごいね」って言ってくれるのを聞きたいから、私は今日もひとりでお気に入りの帽子をかぶる。

ママが「すごいね」って驚く顔を見たいから、私は今日もひとりで着替えとオムツとオヤツの入ったクリスマスプレゼントのリュックを背負う。

ママが「すごいね」って駆けつけてくれるから、私は今日もひとりでベビーカーに乗ってベルトを締める。

ママが「すごいね」って叫ぶのが待ちきれなくて、私はベビーカーの上で手を叩いて「すごいね！」って叫ぶのよ。

早くママが振り向いて玄関まで来て、私の「すごいね」に気がつくように。

ママも、あなたの「おいしいね」が聞きたくて、おいしいものを用意するし、「楽しいね」が聞きたくて、シャボン玉を一緒に吹くし、「パパ遅いね」が聞きたいから「パパまだかな？」って聞くんだよ。

パパが帰って来たら、スリッパ揃えて、カバン置く場所も指差して、脱衣所までもドアを抑えて誘導するあなた。パパの喜ぶ顔が嬉しいんだね。

パパもママやあなたが喜ぶ顔が見たいから、旅行を計画したり、かくれんぼして待ってたり、いろんな遊びを開発したりしてくれる。

あと数日で2歳になるあなたに改めて気づかせてもらう、「みんな、みんなの笑顔が好き」というシンプルで大事なこと。

笑顔が見たいから頑張る宝物のような日々。