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30代最後の1年をどう過ごすか

今日は39歳の誕生日。人生の後半を見据えるには早いけれど、どういう40代を過ごしたいのかを意識しながら、今の自分を見つめる日にした。

昨夜の夕食の残り物と常備菜、ささっと茹でたり焼いたりしたものを詰めたお弁当をもたせて娘をインターナショナルスクールに連れていく。そこでは、私がいなくとも、いやいないからこそ、生き生きとして自信に満ち溢れている彼女を、全身で会いたかったよー!といなくて寂しかった!と言ってくれる先生方に預けて、私は私をちょっとだけ取り戻しに行く。

午前中に仕事の打ち合わせを2時間。現状を把握し、課題を解決し、色々と話しているうちに、さらに仕事で自分がやりたいこと、惹かれること、面白そうなことが見えてきた。

求められること、評価されること、自分でやりたいこと、そのバランスがなんとなくわかった。もがいて悩みながらも進めてきたことが繋がる。それでいい。微調整しながら、こうして働くことが今は一番いい、と確信できる。

その後は、コスメのセレクトショップに行く。美容に手間はあまりかけたくない。半年〜1年に1度くらい、カウンターで相談して足りないものを足したり、買い換えるくらいで、それでいいと思う。数年前から、化粧品はほぼ使い切ってから次を買うようになった。

でも、せっかくの機会だから、まずは外見を見つめながら、どう生きたいのかも考える。39歳の顔作り。化粧品を選ぶだけでも生き方の指針が見えてくる。

まずは現状を把握する。拡大鏡を使って細部を点検すれば、衰えや問題はたくさん見つかる。毛穴のたるみやシミ、そばかす、小じわ、それらをひとつひとつとりあげて少しでも老化を遅らせることに注力するか、パーツをひきたたせることに注意を払うのか、全体のバランスを整えるのが良いのか。

気になるものを相談しながら、予算の中で、角質のケアをする美容液、色ムラを整える下地、毛穴をカバーしつつ自然でツヤのある仕上がりのファンデーションとパウダー、目元をきりっとさせるアイライナーを買った。他のアイテムはまだ手持ちのものでいい。

今の自分をそう大きく変えることはしない。強調も無理もしない。受け入れて、でも細部に少しだけ前より注意深くする。ほんのちょっぴり、今の流行も意識する。

そうやっていくうちに、今は勝負する時でもないし、変化する時でもない。でも、通過点だからと、投げやりにすることもしないできちんとするべきなのだとわかってくる。それは生き方、働き方、装い方全てに共通すること。

さらに、お気に入りの本屋に行って、今後の指針となりそうな本を3冊選ぶ。生き方、仕事の仕方、暮らし方。最後に綺麗な色のノートを買う。

今日はその本を読んで、整理して何かを書き留めるところまではできないかもしれない。でも慌てない。欲張らない。焦らない。

限られた時間でできることをしながら、でもタスクに追われるのではなく、常に指針は自分で決めつつ、遠くを見ながらもその時々を大切にしてしなやかに生きる。

迷っていい、悩むのは当たり前。もがき、欲張りつつ、イライラすることもダメなところも受け入れつつ、怒りも発散しながらも前は見る。

足るを知りつつ、活力となる欲は前向きに持つ。

暮らすこと、家族と生きること、五感を大切にすること、こだわることにこだわらないこと。

そうして、人間らしく生きる。自分らしさにはこだわらない。でも自分の中にある譲れないことには耳を傾ける。身体の訴えや感覚には素直になる。

今まで生きてきて学んだこと、積み上げたこと、失ったものも含めてすべては私の中に生きている。

大丈夫。大きな息を吐いて、この1年もじっくりしっかり生きていこうと思う。


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