目も合わせられないヘタレ野郎
「今日出社したらさ、私の元の部署への復帰と昇進阻んでる奴がさ、理事になるから写真撮影してた。」
「あのカメレオンのコンプレックス野郎でしょ。」
「そう。でもって、3回くらいすれ違ったんだけど、その度こっちは笑顔でお疲れ様ですって声をかけたんだけど、2回はキョドって目も合わせないの。3回目にやっとぼそっと、お疲れ様です、だって。」
「ムカつく。何でそんな態度なの。」
「どうも、奴が私を外した仕事で結局私が噛むことになって、活躍しちゃったの。で、やましいらしい。別の上司から聞いた。」
「その人、頭悪いでしょ。コンプレックスの塊だよね。」
「馬鹿が出来るふりしてる感じ。やってること全部裏目に出て財政難を悪化させてるだけ。」
「自分がやってる事にやましさがあるからそんな態度取るんだろうね。」
「こちらにはやましいところは一切ないから意地でも面と向かってってやる。」
「その人、パワハラで突然辞めた人の事有耶無耶にした人でしょう。いじめられる側にも問題があるってほんとに言ったって。」
「そう。ほら、やっぱり馬鹿でしょう。でもって、その人辞めた後亡くなったの。」
「ああ。頭だけじゃなく性格も悪いのか。」
「そうなの。」
「自分より優秀な人間を排除していくタイプね。」
「典型的なヘタレ野郎だよね。」
「やましくて目も合わせられないようなことするなってね。」
「人間性ってとっさの行動に出るもんだね。」
「目は口ほどにってほんとだね。」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?