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メディア(その2)〜肩を張らずにフランス7

テレビの前に座って番組が始まるのを待つ習慣がなくなって久しい。正直見なくなってしまった。スポーツに関心があれば生放送なので必然的にテレビになるのだろうけれど特に関心はない。強いて言えばオリンピックくらいテレビの前で見ていた。

日本に帰る度に、よくあれだけの番組を民放が作れるものだと思う。面白いかと尋ねられると面白いと答えるだろう。ただずっとついているテレビをダラダラ見ていると、パターンが見えてくる。一番イライラするのが、どうでもいい主題(例えば芸能人の不倫)をどうでもよさそうな芸能人がどうでもいいコメントをするのを各チャンネルが手を替え品を替え1時間も2時間も公共の電波を使って流していること。時間とお金と公共施設の無駄遣い。グルメ探訪など店の宣伝にしか見えないし、あんなものを見せられたら近所の他店舗に客が入らなくなるんじゃないかと心配してしまう。

つい興奮してしまった。
カルチャーショックについても後日話せたらと思う。

フランスのテレビとラジオの話。

ラジオは今でも毎朝、昼、夕(時間があれば)かけている。ニュースと音楽が聞ければいい。
フランスの大手のラジオ局は朝は6時から9時までニュース番組の形で放送している。勿論どこも同じとういうわけではなく、 « présentateur »プレゼンテーターの好みと政治色でいきおい決まってくる。ラジオ局で政治色?あるある。大アリ。気になると聞いていられない。日本では多分ここまで政治色をだす局はないだろう。視聴者が逃げるだろうしスポンサーも逃げる。局そのものが危なくなる。

ちなみに去年、うちみたいな引っ込んだ田舎家にも光ファイバーが来た!快適になった。

先ほどフランス到着当時の実家への電話の話をした。
ADSL回線が入って以来、実家にもインターネット契約をさせ、コンピューターの設置とSky⚫︎e登録をしたおかげで距離を感じない環境に変わった。今では携帯を使って庭を歩き回って見せることさえできる。実家にはタプレットが常時点いているのでいつでも気軽に電話のように話ができる。

技術の進歩を心からありがたいと思う瞬間だ。

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