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『ゴールデンカムイ』実写化のキャスト

数人で雑談している時、先日発表された人気漫画『ゴールデンカムイ』実写化のキャストについて話題になった。

ネットでも、実写化キャストの予想合戦が繰り広げられている。

数人での雑談は時間も短かったため、あまり深く話すことができなかったが、その後、どういうキャスティングがよいのだろうと考えた。

実写化のキャスト

杉元佐一

主人公の杉元佐一は、小栗旬がよいと思う。

杉元佐一は”不死身の杉元”の異名を持つ、肉弾戦が得意なキャラクターになる。ネットだと長瀬智也を上げる声が多いみたいだが、肉弾戦なのでアクション演技が必要になる。

小栗旬は、『クローズZERO』(2007年)と『クローズZERO II』(2009年)で迫力のアクション演技、特に殴る蹴るの肉弾戦の実績がある。シリーズ三作目『クローズEXPLODE』(2014年)が不満足だったのは、主役・東出昌大の緩慢なアクション演技に興ざめさせられたところが大きい。作品を盛り上げる上でアクション演技は重要である。

小栗旬であれば、ワイルドな雰囲気と共に、迫力の肉弾戦も演じられる。

アシリパ

ヒロインのアイヌの子アシリパは、10代の少女で、アイヌの知識を杉元らに教えるなど知的で行動力もある。

そういうキャラクターとしては、芦田愛菜が思い浮かぶ。

芦田愛菜の実年齢は、キャラクター年齢より年上になると思うが、子役や若いアイドルに詳しくないため、10代でアシリパを演じられる人としては芦田愛菜以外思い浮かばない。

鶴見中尉

戦略的でちょっと狂った雰囲気もある鶴見中尉は、香川照之の一択。他は考えられない。

白石由竹

坊主頭の脱獄王で、ユーモアキャラ白石由竹を演じるのは、お笑い芸人・澤部佑が思い浮かぶ。テレビドラマへの出演もあり、白石由竹役も十分に演じられるだろう。

尾形百之助

クールな凄腕スナイパー尾形百之助は、すんなり誰がいいと出てこなかったが、ディーン・フジオカがよいのではないか、と思った。

冷徹に狙撃に徹する尾形百之助の雰囲気は、ディーン・フジオカなら演じられるように思う。

谷垣源次郎

マタギの谷垣源次郎は、無骨で真っすぐな男というイメージがある。

尾形百之助と同様、すんなり誰と思い浮かばなかったけれども、池内博之がイメージに近いと思った。

土方歳三

老齢の土方歳三は、真田広之に演じてほしい。風貌などはイメージと異なるが、老いてなお剣の達人を演じられるのは、『EAST MEETS WEST』(1995年)や『ラストサムライ』(2003年)で、迫力の殺陣演技を披露した真田広之だろうと思う。

漫画実写化の難しさ

このように、あの役は誰がやるのか想像するのは、映画の楽しみ方の一つといえるのかもしれない。

しかし、『ゴールデンカムイ』実写化に対しては、実写化自体に批判の声も上がっている。漫画にしても小説にしても、原作の映画化においては、キャスティング他、原作のイメージと違う等どうしても批判はつきものになる。

『ゴールデンカムイ』は、そのような批判にめげず、魅力的作品を作ってほしいと願う。

そういう意味で、『ゴールデンカムイ』実写化のキャストは実際どうなるかわからないけれども、キャスト以上に気になるのは、監督は誰が務めるのか、ということでもある。

間違っても福田雄一や三木聡にはならないでほしいと思う。

『ゴールデンカムイ』は、ドラゴンボール的な宝探しと冒険物というストーリーを軸に、強烈なキャラクター達の人間模様、そしてバイオレンスが魅力と思うので、できることなら監督は、タランティーノがやってくれたら最高なのになと思う。

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