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司法試験短答式過去問解説 平成27年刑法第10問


1 問題文

2 解説

 本問は財産犯に関する問題で、パズル問題が出されました。
 パズル問題は場合によっては時間がものすごくとられてしまう可能性があるので、もし時間に余裕がない場合は、まずは別の簡単な問題を解くことをお勧めします。
 本問においては各数字とセットになっているアルファベットが多く含まれているものを選ぶと正しい場合が多いです。
 例えば①を例に挙げれば、1、3がaで、2,4,5がbの場合、bを選ぶことが多いです。問題文をに戻ってみて、bの内容をあてはめてみると、「強取」の意味は、反抗抑圧をする程度の暴行を加えるのが前提なので、bが正しいです。
 もう一つ例を見てみましょう。②を例にすれば、3,4がdで、1,2,5がcなので、cが正しい可能性がありまs。問題文に戻ってみて、cの内容を見てみると、「強取」の定義に照らし合わせると確かにcは正しいので、選択肢は2,5に絞られます。
 選択肢2,5の違う部分を見てみると、⑧と⑨が異なりますので、いずれかを選んで、財産犯の分類の知識に沿って正解を導ければ完答したということになります。
 正解は5になります。

3 チェックポイント

 財産犯の問題は短答式試験でもよく問われるのみならず、論文式試験でもよく問われますので、各罪責類型の条文、要件、要件の解釈をきちんと確認して日々の学習をすすめましょう。

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