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ダーティペア リメイクお願いします

昨年度はダーティペアというアニメを見ていて、原作小説も読んでいた。
まだアニメと小説のどちらも、全話見たり読んだりしたわけではないのだが、その感想を書いていきたい。

ダーティペアを知ったきっかけ

そもそも私がダーティペアを知ったきっかけは本作の挿絵とイラストを担当している安彦良和である。
私は安彦良和の大ファンというわけではなかったが、「ナムジ」や「神武」を読んでいて、安彦良和をアマゾンで検索していた時に偶然にもダーティペアの表紙を見かけた。
私は中高生の頃、ライトノベルを読んでいた(何なら大学生の時も読んでいた)し、ライトノベルの黎明期は1980年代から90年代であり、SFやファンタジーがそれを支えていたことを学んでいたため、ダーティペアに興味を持った。

魅力を感じたところ

小説版

まず、表紙に魅力を感じた。
表紙には本作の語り手であるケイと相棒のユリ、そしてクァールのムギが描かれている。
ケイとユリのコスチュームがとても魅力的である。コスチュームはビキニ、ハイレグ、ブーツであり、とてもこの二人の恰好が戦闘する用途とは思えない。
魅力的なのはこの二人だけではない。表紙でムギを見たときに黒ヒョウっぽいと思ったが、よく見たら黒ヒョウではない。
本文を読んでみると耳の部分には電磁波を照射できる触覚が生えているし、肩には手足のように動かせる触手が生えていて、爪は鋼鉄をも切り裂く、とある。
このようにムギは滅茶苦茶強くて、またラブリーエンゼル(ケイとユリのコンビ名)の悪評の原因は大体こいつなのだが、それよりもヒョウでも地球の動物でもないのにケイとユリになつく様子がかわいらしいのが魅力である。
話が逸れてしまった。
ケイとユリがとても美しいのも魅力的だ。ケイはウルフカットの美女でユリは色白黒髪ロング美女かつあざとい性格である。また、共にダンディなイケメンが好きな面食い肉食系女子である。
昨今はギャル系ヒロインが流行っているが、ダーティペアのケイとユリは80年代に十分ギャルだった。
読みたくないですか。

アニメ版

ダーティペアのアニメは二種類ある。1985年にテレビアニメーションが放送されて、1990年まで劇場版、OVA版と映像化されたダーティペアと1994年から95年までOVAが発売されたダーティペアFLASHシリーズとである。
以後、前者はキャラクターデザインの土器手司氏が有名であるため土器手版と、後者はFLASHと便宜上呼ぶ。
まず、ここに告白するが私はFLASHシリーズを見ていないし、土器手版を全て見ているわけでもない。
そのため、本作の感想が土器手版のことだけになることは承知していただきたい。
この記事を読んでいる方は、「ダーティペア アニメ」と検索してください。
土器手版のケイとユリのコスチュームが原作と異なっている。
原作版はどちらもシルバーのコスチュームだが、土器手版のケイはシルバー、ユリはイエローのコスチュームであるし、ケイとユリの見た目も相まって見ていて楽しい。
また、土器手版は何よりも顔があどけないことが魅力的であるだろう。
原作は安彦良和のセクシーかつ妖艶な絵であるため、大人の美女がべらんめえ口調でハチャメチャなことをやっている(惑星が崩壊したり、数千万もの人命が失われたりする)が、土器手版はあどけないが肉感的な美女(いや、あどけない容姿のため美少女と呼ぶことが適切であろう)の活躍によって、規模は原作よりも抑えられているが大惨事が起きるため、原作版よりも小悪魔的になったと言えるだろう。
トラブルメーカーヒロインってどうですか。

リメイクしてほしい

大文字で上にリメイクしてほしいと書いたが、ダーティペアを令和にリメイクしてほしい。
昨年、ソーシャルゲーム「アリス・ギア・アイギス」と「ダーティペア」がコラボした。
私は「アリス・ギア・アイギス」というゲームをしていなかったし、知らなかった。だから、ここで「アリス・ギア・アイギス」のことについては論じられない。
話を戻そう。
「アリス・ギア・アイギス」と「ダーティペア」がコラボする。そんな中、ツイッターで珍現象が起きた。なんとダーティペアが令和の時代にトレンド入りした。
私はそんな光景を見てしまって驚いた。
今は令和だぞ、なんで85年のアニメがトレンド入りしているんだ。
そして、私の頭の中にとある可能性もとい願望が浮かんだ。
それが上の太文字「リメイクしてほしい」である。

ここに願望の根拠を書いていこうと思う。
※注意 ここからは小生の妄想と思い込みと現実が混ざり合っています。
    本気にしないでください。

以上、忠告は終わりました。

まず、根拠は三つある。
一つ目の根拠は昨年2022年にうる星やつらのアニメがリメイクされて放送された。うる星やつらは元々、1981年から1986年にわたって放送されたアニメである。放送された時期はかぶっているし、土器手司が関わっている。

二つ目の根拠は昨年にリコリス・リコイルが放送されて昨年を代表するアニメ作品の人気作になったことだ。リコリス・リコイルは女性バディものだし、百合妄想をして尊い……とうっとりするオタクはネットやSNSで多く見かけたことだろう。一方、ダーティペアは女性バディものの元祖に類する作品だし、ユリがいるし同人誌で百合物を描かれたりする。
ユリだけに百合ってね。やかましいわ。

三つ目の根拠は昨年に「逮捕しちゃうぞ」の新作がアフタヌーンで30年ぶりに公開されたことである。「逮捕しちゃうぞ」は女性警察官のバディものである。この作品のことは知らないが、女性バディものであるためリコリス・リコイルやダーティペアと共通点があるだろう。

以上の根拠をもとに結論を書いていこう。
ダーティペアはアニメ化されてほしい。うる星やつらはリメイクされているし、新たな女性バディもののリコリス・リコイルが大人気になった。そして、逮捕しちゃうぞが新しく公開された。80年代を代表するアニメがリメイクされて、女性バディものが人気になったため、その要素をもつダーティペアがアニメ化することは必然といえよう。
お願いします、早川書房様、アニメ会社様。
どうか、アニメ化してください。

結論

ここまで長い文章を読んでくださって感謝の言葉を伝えたい。
後半から妄想を垂れ流すだけの文章になってしまったが、それだけ私はダーティペアを好きであるし、リメイクを夢見ているのだ。
電子書籍で挿絵とイラスト付きで読めるそうなので、この記事を読んだあなたがダーティペアに興味を持って読んでくれたらファンとしては嬉しい。

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