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日々のアレコレ

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寂しい別れと、ワクワクな明日

全くの私ごとですが、4月いっぱいで美術館の仕事を辞めて、5月から「普通の」会社に勤めるべく就職活動をします。 「現実社会」に戻ることにしました。 ********** 2017年5月、ピーテル・ブリューゲル『バベルの塔』に出会い、突如 絵画鑑賞の面白さに気付かされました。いくつもの美術展に出かけ、何冊も美術本を読むことに夢中になるだけでなく、それまでの仕事を辞めて美術館で働き始めたのが2018年6月。 それまで全く美術と関係のない生活を送ってきた私の仕事は、正規の職員で

コロンボ好き

うちの旦那さんは『刑事コロンボ』が好きです。 「別に好きなわけじゃないよ」 と本人は言いますが、テレビの再放送があるたびに録画して見ています。これまで何回も見ているはずなのですが。。。 そしてつい最近も4Kで再放送されていました。 「細かいことは忘れてるんだよねー。」と楽しそうです。 一度見たらすぐに録画を消し、次回の再放送があるまで見直すことはありません。録画を削除した途端、ドラマ細部の記憶も消えてしまうようです。 旧シリーズ45話と新シリーズ24話、合わせて69話(

Instagram と使える英語

朝の通勤電車で見ているのは、フォローしている美術館の Instagram。 訪れたことのあるパリの美術館🇫🇷や、行ってみたい海外の美術館が多いので、楽しむのはもっぱら写真や映像だけです。発音することすらできないフランス語・イタリア語や、十分に理解できない英語の文章はほぼ流しています。 そんな中で英語表現に注目しているのが国立西洋美術館🇯🇵のInstagram。 画像の説明「日本語」とその “英語訳” がついているのです。 ********** 去年の10月。いつもの通り軽

2024年に。「いろは歌」で振り返る(2)

一年間に投稿した[note記事]や、 訪問した<美術展> を中心に2023年を「いろは歌」で振り返っております。 前回「い・ろ・は・に・ほ・へ・と・ち・り・ぬ・る・を・わ・か・よ・た・れ・そ・つ・ね・な・ら・む・う」 と半分まで来ておりますので、今回は後半戦です。 ********** 「ゐ」 Instagram の投稿に刺激を受けて、いくつかの記事を書きました。 フォローしているのは、訪れたことのある美術館(ルーヴル、オルセー、オランジェリー、ピカソ、ロダン、ドラクロワ

2024年に。「いろは歌」で振り返る

「い」つの間にか2024年。 2023年は前年(2022年)を「いろは歌」で振り返る記事からスタートしました。 今年もまた「いろは歌」に頼るのは あまりにも芸がない!そして、お読みいただく方は退屈かも知れない!と考えました。 が しかし、満遍なく一年を振り返って、新たな気持ちで新年をスタートさせるツールとして「いろは歌」は最強なのであります。 ということで、今年もこの一年間に 投稿した[note記事]や 訪れた<美術展> を「いろは歌」に乗せて“サクッと”振り返りたいと思い

‘ そういえば… ’。夢の祭典 × 2

‘ そういえば… ’ 。 来年2024年の夏はパリ・オリンピックです。忘れてました。 時折、イタリア → フランス美術館巡りの旅行に行きたい!という思いに駆られるのですが、「そうだ、今はその時期じゃない」と思い止まる要因となるのがオリンピック開催。 4年前に訪れたパリは、隅から隅まで歩き回れるぞ!と思えるほど名所がギュッと集中した街。また石畳や坂も多くて、エスカレータやエレベータの設置されていない階段だけの地下鉄駅も多かったのです。何より公衆トイレが少ない! そんな印象を受

年に一枚の [チケット]

一年に一度 (あたり前ですが) の誕生日。 旦那さんへのお願いごとは 豪華なディナーでも 旅行でもありません。 +++++++++ 数年前までは、お気に入りの古着屋さんで  [好きなだけ洋服を購入する チケット] を発行してもらっていました。 “好きなだけ” と言っても、一応 合計金額に当たりをつけて、計算しながら買い物カゴを山盛りにしていきます。普段 自分では絶対に購入しない洋服もこの日ばかりは「えいっ」と放り込んで。。。 帰宅したら始まるのがファッションショー。 次

アーティスト ・ 藤井聡太 八冠

昨日(2023年11月7日)ニュースを見ていたら、 「八冠を達成してこれから何を目指すのか?」と質問された藤井聡太 八冠が、 と回答していました。 そうか、彼は表現者 = アーティストなのですね。 多くの人が、彼のプレイやパフォーマンスに惹かれる理由がわかりました。 〈終わり〉

藤原伊織とハードボイルド

「古本でいいから藤原伊織の小説を買って来て!」と母からリストを渡されました。久し振りに聞いた “藤原伊織” 氏のお名前。そして、 『テロリストのパラソル』がまた読みたくなりました。 *************** 幼い頃〜学生時代 そして20代と、じっとしていることが出来ない根っからの遊び人だった私は、読書が苦手でした。 しかし上京してから一番のストレスになった電車通勤で、他人を気にせず平静を保つ手段として小説を読むようになりました。 手始めに購入したのが直木賞、芥川賞、

“自撮り” と 【自画像】

(徒然草 風に) 心にうつりゆくよしなごとを、そこはかとなく考えていました。 =思い浮かんだことを、結論に導くこともなくダラダラと考えていました。 ********** 身内に ‘男の子’ が生まれてから、親族間で[みてね]というアプリを通して ‘彼’ の写真や動画を共有して楽しんでいます。 見たいと思った人が 見たいと思ったときに、アルバム感覚で ‘彼’ の成長を確認できるなんて、最近のアプリは便利ですね。 それにしても、常にコチラ(私の方)を向いている ‘彼’ に

瀬戸内のオリーブオイル 召し上がれ

先月。中学時代の親友3人と尾瀬旅行に行ったとき、彼女たちの健康・美容に対する意識が高いことに驚かされました。 ++++++++++ 「塩分を控えているの」と、ちょっと塩辛いおかずに手をつけない友人C。 「家で作るのは めっちゃ薄味のお味噌汁、それでも具だけを食べて 汁は残すんだぁ」。 そうなの⁈。 血圧が高くなった母親を心配するようになって、やっと “塩分” を意識するようになった我が家では、まだまだ辛いもの 味付けの濃いものが食卓に並んでいます。少しずつ気をつけなくて

『キャロル・オブ・ザ・ベル』

「映画の試写会に応募して当たったけど、当日用事ができて行けなくなったの。どう?」 いつも私を誘い出してくれる友人から試写会のハガキをいただきました。 何年振りかわからないくらい久しぶりに試写会に行ってきました。 ++++++++++ 上映に先立って、まずバイオリンの演奏会。 映画タイトルになっている『キャロル・オブ・ザ・ベル』などウクライナで親しまれている曲を演奏してくれた、澤田智恵さん(日本ウクライナ芸術協会代表)。 彼女が弾きあげるバイオリンの音色は、本当に美しく、深

“勢い” で旅にでる

四国に住む中学校時代の親友3人から、 「尾瀬に行くので一緒に行こう!」 とお誘いがあったので、一泊二日の旅をしてきました。 *********** 旅行するときは いろいろ把握していないと不安になるタイプです。 なので 5年前に同じメンバーで奈良に旅行した時は、訪問先、電車の時間、レンタカーの手配など地図を広げながら計画段階からガッツリ加わっていました。 しかし今回は、東京からのチケットの手配、宿泊先、歩くコースなどすべてお任せ。詳しいことは何も聞かされていません。 「一

旦那さんの朝礼スピーチ

*************** 私の奥さんは、6年前にたまたま訪れた美術館で「バベルの塔」という絵を見た時から、突然絵画鑑賞に目覚めまして、当時の仕事を辞めて、現在は美術館の裏方で働いております。自身は絵を描くのが苦手だったこともあり、これまで全く興味を持たずに生きてきたらしいのですが、今や暇があれば美術の本を読み、各地の美術館に足を運んでおります。 最近は単なる趣味にとどまらず、何やら毎日iPadに文章を打ち込んでいるようです。 4年前には自身の姉とその娘の3人でパリに