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日々のアレコレ

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#国立西洋美術館

Instagram と使える英語

朝の通勤電車で見ているのは、フォローしている美術館の Instagram。 訪れたことのあるパリの美術館🇫🇷や、行ってみたい海外の美術館が多いので、楽しむのはもっぱら写真や映像だけです。発音することすらできないフランス語・イタリア語や、十分に理解できない英語の文章はほぼ流しています。 そんな中で英語表現に注目しているのが国立西洋美術館🇯🇵のInstagram。 画像の説明「日本語」とその “英語訳” がついているのです。 ********** 去年の10月。いつもの通り軽

ドイツの「いま」と日本の「未来」

最近、何かと「ドイツ」にご縁があります。 ◆ 職場に来るドイツ人の方と時々お話しする機会があります。 「今年の梅雨はそれ程暑くないですね。助かります」 いつの間にかとてもお上手になった日本語で話しかけてくれます。 「いえいえ、これから蒸し暑い日々が続くと思いますから、覚悟しておいた方がいいですよ」 ドイツでは経験したことがない!という この時期の日本の蒸し暑さで、去年は体調を崩されたはず。気をつけてほしいですね。 ◆ 今年の我が家のToilet カレンダーはカンディンスキ

万国旗。オリンピックとシニャックの場合

招致には大反対していたのですが、決まったからには応援せねば…と臨んだ私の2020東京オリンピック。 開催にはいろいろな問題があり、手放しに賛成できないことを知っていました。しかし、この17日間を目標にして 毎日毎日苦しい練習と努力を重ねて勝負に臨んだ選手たちの涙と笑顔に嘘はありません。テレビに釘付けになって試合を観戦し、何度もハイライト・シーンを見て胸を熱くしておりました。 +++++++++++ 7月23日(金)開会式。 聖火を矢で放ったり、007が登場することもなかっ

小さな自己主張・私のアリギエーリ

2月にスマートフォンの機種変更をしたとき、店頭で一緒に購入したスマホ・ケースに見覚えのある穴が空いていました。 あらっ、これはストラップ ホールかしら? 携帯電話時代は、皆さん わんさとストラップを吊るして楽しんでいましたね。 ストラップはその人らしさを見つける格好のアイテムでした。 電車に座っていた私の前で、肩幅ほどに足を踏ん張って立ちはだかるパンプス。キリリとスーツ姿の大人女子の手元にディズニーキャラクターを見つけると、何だかほんわかした気持ちになったものです。 久し

鑑賞者が創り出す絵画の空間

美術鑑賞にどっぷりハマっているが、制作という面からは全く関われないアートの世界。これからの人生で、私は芸術とどのように関わっていけるのか。 そんな問いを持って、たまたま古本屋さんで購入した冊子『芸術学の基礎』。 前回まで[映画]に見る【美学】、[音楽]に流れる時間について考えてきましたが、今回は 空間という概念を[絵画]作品から明らかにする試みです。 ********** “土地の広さを基準にして税金を課す” という必要から、空間上の長さの単位が公式に生み出されたそうで