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<デンマーク絵画展>

先々週<ハマスホイとデンマーク絵画展>に行ってきました。
デンマークの正確な位置もわからなかったので、この機会にチェック✔︎します❗️

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(↑特設WEBサイトより)
デンマークは北欧に位置し、グリーンランドやフェロー諸島を除いた領土はだいたい九州と同じ(4.3キロ㎡)人口は兵庫県と同じくらい(581万人)です。
母国語はデンマーク語で、首都はコペンハーゲン。国民投票でEUへの加盟を否決したそうです。童話作家アンデルセンの故郷として知られ、国連の「世界幸福度ランキング」で何度も1位を獲得している国で、1500人以上の在留邦人がいるようです。
ふむふむ🤔勉強になります。
これ以上のことは頭に入りそうにないので別の機会に…💦

1️⃣<デンマーク絵画>********
会場の前半に展示されていたデンマーク絵画から、私が好きな絵・気になった作品をご紹介します(写真は、特設WEBサイト、図録、ポストカードより)。

◉デンマークを代表する画家 ピーザ・スィヴェーリン・クロイアの作品を3つ。
クロイアは14歳で王立美術アカデミーに入学しアカデミックなサロン絵画を、
その後パリでレオン・ボナの絵画教室に通い印象派などの絵画を、と その両方を吸収しました。国際的に高い評価をえた後はハマスホイも指導したそうです。

『漁網を繕うクリストファ』(1886年)、『朝食ー画家とその妻マリーイ、作家のオト・ベンソン』(1893年)、『詩人ホルガ・ドラクマンの肖像』(1902年)

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色の使い方に統一感があってとても心地よいのです。近づいてみると荒々しい筆致が的確に光と影を表現しています。さすが!
もしかしてマネのように作品を書き上げるのにあまり時間をかけなかった作家だったのではないでしょうか(全くの想像です)。

◉ヨハン・ローゼ『夜の波止場、ホールン』(1893年)

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パッと見たとき、色使いは違うのですがアルベール・マルケの作品を思い浮かべました。図録には、ローゼがこの作品を描く前年に ‘パリで出会ったゴッホやナビ派の芸術に強く惹かれ’ た、とあります。なる程、ナビ派ですか。手前に広がる水面とそこに映る影が 画面の大部分をしめる構成、なんだか不思議。これ、好きです。

◉ユーリウス・ポウルスン『夕暮れ』(1893年)

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面白い!ですね、写真をわざとボカしたような描き方です。
ポウルスンは 目の前の景色をじっと見つめてその色彩と色調に深く没入した後、翌日アトリエで制作したそうです。
まるで ’夕暮れの物哀しい景色を前に いろいろな感情が溢れ、いつのまにか目にたまった涙で景色が滲んでしまった‘ そんな感覚にとらわれました…。うーん、表現が稚拙ですみません。
解説には「紡ぎ出された残像、あるいは心象風景と呼ぶべきイメージは、遠い記憶の彼方の、おそらくは幸福な時代に見た景色(中略)を思い起こさせるような、独特の情趣を醸し出している」とありました。
なるほど、勉強させてもらいます。

◉ヴィゴ・ヨハンスン『台所の片隅、花を生ける画家の妻』(1884年)
◉ギーオウ・エーケン『飴色のライティング・ビューロー』(1901年)

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作品に描かれた世界観にスッと入っていくことができた作品です。
静謐な室内、空気はヒンヤリしているのになぜか温かみを感じるのが不思議。
窓からの柔らかな光、そこには丁寧な暮らしと 愛しい家族が存在しています。
いいですね、これは実物の方が10倍 素敵ですよ☺️。

少し長くなったので、本題のハマスホイ作品については次回にします。

           <終わり>

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