見出し画像

【明前龍井】茶葉の形と美味しさは必ずしも比例しない

2008年5月の出来事ですが、後から調べたことをつけ足して記事にしています。

茶友が知り合いの方のお店に行くのに誘ってくれたので、一緒に行ってきました。

お店は「筲箕湾」のショッピングセンター(小さな店舗が沢山入っているビル)内にありました。
この「筲箕湾」のビルが香港と深圳の境界にある「羅湖」駅前ビルのお茶屋さんを思い出させます。

店内には茶友の知り合いのお姉さんがいらっしゃいましたが、お店を始めたのはご主人だそうです。
お茶好きなご主人が直接現地に赴き包装までしてくるので、お店においてあるお茶は大陸表示の1斤(=500g)になります。
※香港での1斤は600gです。
量り売りは1両からしてくれていると聞きましたが、大陸の1両(=50g)なのか、香港の1両(=37.79g)なのかを聞くのは忘れてしまいました。

【嫩青山緑水】をいただく

私の知らないお茶や茶外茶も取り扱っていて、本日は茶外茶の一つ【嫩青山緑水】をいただきました。
【嫩青山緑水】は「苦丁茶」なのですが、若芽を使用している為苦くない!というよりも甘い
喉を通る前にちょっと苦味らしいものを感じるものの、口中が甘くなるお茶でした。
かすかにレモングラスの香りもして、何だか不思議な感じ。
コレステロールを下げる働きが有る、と教えてもらいました。

「苦丁茶」はその名の通り、苦みが強いお茶です。
世界には数種類の植物の茶葉が「苦丁茶」として飲まれているそうですが、日本に出回っている「苦丁茶」はタラヨウの近隣種であるモチノキ科に属する Ilex kudingcha の葉を茶葉として加工したものになるようです。

四川省以外の中国ではモクセイ科イボタノキ属の Ligustrum robustum が苦丁茶として飲まれているそうで、【青山緑水】はこの Ligustrum robustumの一種になるそうです。

【青山緑水】を調べてみると
・新芽だけで作られている苦丁茶で苦みが少なく、また茶葉もやわらかいので、お茶と一緒に食べることができる。
・新芽をつみ取る為、希少価値が高い。種子や苗は中国国外への持ち出しが禁止されている
と書かれていたので、とても驚いています。

日本では絶対に飲めなかったお茶かもしれない!!!
しかも「嫩」というのは最初の若芽、つまり新芽ですが、とても柔らかいという意味の漢字です。
今考えると、本当に本当に貴重な試飲体験だったのですね。

コレステロール(胆固醇)のお話し

ちなみにコレステロールを中国語では「胆固醇(Dǎngùchún)」と言います。
広東語で言われたらもちろん分からないため字を書いてくれたのですが、読めても意味が分かりませんでした。
理解できなかった私のために「高血圧」に効く。と言い直してくれたのでなんとなく意味を理解しました。

ところがこの「胆固醇」という単語、日を置かずにお目にかかることになりました。
しかも広東語の発音記号付きで。
というのも、広東語教室に行った時、授業が始まる前に先生と私よりも10歳以上年上のおじさまの生徒が話をされていて、ホワイトボードに「胆固醇」が広東語の発音記号とともに書かれていました。

どうやら健康診断でコレステロール値が高いと言われてしまった、というような話をされていたようなのですが、なんてタイムリーな話なんだ。
と思ったのをとても強烈に覚えています。

先生、おじさま、私もそのお話しに参加できる歳になりました。

【明前龍井】

話が飛びましたが、茶友の本日の目的だった【明前龍井】も試飲させていただくことになりました。
茶友のお子さんの学校での調理実習の課題が「龍井蝦仁(エビの龍井炒め)」になったため、練習用に龍井茶が欲しいと思っていたそうです。
ちょうど【明前龍井】も入ったばかりだったので、タイミングが良かったようです。
また、調理実習の課題になるくらい「龍井蝦仁」は中華圏では一般的な料理、ということも知りました。

試飲させてもらった【明前龍井】は、茶葉の崩れが少し気になったけど香り高く、ほっこりした味がしっかりついていて美味でした。
茶殻も決してパーフェクトな形では無いけど、美味しかったぁ。
お値段は250gで150HKD。

当時の私はお茶初心者で、品評の仕方をかじっていたので、試飲する時についつい品評しようとしてしまいがちでした。
今の私は当時の私に声を大にして言いたい。
「品評はするな。もっと味を楽しめ!味が気に入って買える値段なら買えば良いだけ」と。

世の中には、形がきれいで高い茶葉よりも、多少形が不ぞろいでも安くておいしいお茶がたくさんあります。
私は味を優先したいな。

茶友が、購入した250gの中から私に少しおすそ分けをしてくれたので、後日しっかり味わいたいと思います。
誘ってくれて、おすそ分けもしてくれて、本当にありがとう。

と当時の記録に残されていました。
この【明前龍井】を飲んだ記録が有ったら、また記事にします。



サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆