石川佳純さんの中国語を聞いて思ったこと。

先日、卓球選手だった石川佳純さんが開いた記者会見中、中国語で質問を受け中国語で返答をし、また自身で通訳する場面の動画を見ました。


石川選手の中国語はもちろんとても流暢だったのですが、それ以上に彼女の聡明さがとても印象的でした。

そう感じたのにはいくつか理由があります。

まず、質問の量(というか、記者の一つの質問文が長く、それを複数個出してきていました。)がちょっと多かったのをしっかり聞いて把握して記憶していたこと。

そして多くの会場の中国語を理解しない記者達にも配慮して、みんながわかるように「質問を通訳お願いします」と依頼すると同時に「(中国語で)回答は質問に対して一つずつで良いですか?」など、みんなの立場をたてるという気づかいがとてもスマートだったこと。

そもそも日本語での受け答えがものすごくきれい。

彼女自身が中国語で答えた自分の回答を日本語に通訳する場面もあり、全てを通訳はしていなかったけれど、そのチョイスもまた良いと感じました。

ちなみに中国語では答えたけれど、日本語には訳さなかった部分の内容は
【小さな頃から中国で卓球をする時にはいつも、練習相手や会場へ連れて行ってもらったりなどしてお世話になってきた】
というような内容でした。

日本語に通訳する際にはこんなに詳しく話さず、「ずっと中国とご縁があった」みたいな感じでサラッと話されていました。

きっと彼女がお世話になった方たちを思い浮かべながら中国語で答えたのであろう内容。
この彼女の思いは日本人記者たちには別に伝える必要はない、と私は思います。

だから別に通訳する必要もないと思ったのです。


長いこと第一線で活躍できる選手はやっぱり立ち居振る舞いも良いんだなぁ。

彼女の話す中国語は【大陸の中国語】と感じましたが、どこの地域の影響が強いのかなぁ?

物腰柔らかな中国語だったな。

ちなみに私の中国語は色々とミックスですが、台湾ベースが強め。
だからよく「どこ出身なの?」と聞かれ「日本人です」と答えた後、「大学では『標準中国語』を習ったけれど台湾で生活したことがあって、色々な出身地の友達もいるから、ちゃんぽんです」と説明するくせがつきました。

と、ただただ感じたことを書いてみました。


おしまい。

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