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自分のことで精一杯で

最近、がんばれない。あんまり忙しいとか自分で言わないけれど、忙しいとか言ってる。忙しくしてるのは自分なのに。

余裕がなくてダメだなぁと思う。でも、この先ももっと余裕のない生活が待っているかもしれない。稼ぐことも、育てることも、どちらも大変なことには変わりない。その大変なことを夫婦でふたりとも、やっていく。どんどん働き方も暮らし方も変わっていくし、どんなカタチが自分たちに一番あっているのか、探しながら生きている。

子どもたちは、すくすくと育っている。親に余裕はなくとも、子どもは育つ。その子どもの無邪気さは守りたい、と思う。子どもまで忙しくさせたくないな、と。

でも私は自分のことで精一杯で、ときどき優しくないかもしれない。疲れた顔で話を聞いているかもしれないし、それを見て嫌に思っているだろう。

カレンダーの日付はあっという間にすぎていく。暑かったり寒かったり、よくわからない天気のせいか日付の感覚もあんまりなくって、危うくいつもゴミを出し忘れそうになる。マスクもそろそろ暑くて嫌だなあ。

散々愚痴を書き散らかしたけれど、子どもとの時間は楽しいし、仕事も好きなことをできている。でも、自分のこと以外に目を向けられていないのが嫌で、ちゃんとそういう時間を作りたい。自分のことばかり考えていると、自分の弱さばかりに気持ちが釣られてしまうから。

絶対に夜に寝るときに聴く話でもないな、と思いながら、『今、出来る、精一杯。』という劇作家の朗読を聴き終わる。人の面倒臭さ、弱さ、自分のことで精一杯のみんな。みんなダメでどうしようもないけれど生きている。


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