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わたしはキャリアを諦めたつもりはない

先日、りっすんさんに自分の働き方について寄稿したので、少しだけその話を。

いろんな人の働き方について、知ることのできるいいメディアだなと思う。そんないいメディアなので、寄稿できて嬉しいし、発信力もある媒体なので、わたしがふだんnoteで書くよりもずっと多くの人に読まれているのだと思う。編集の人のやり取りもとても丁寧でこちらの言いたいことが分かりやすいよう、より伝わるよう、たくさん校正もしてくれた。

それでも、それだけ沢山の人に読まれていると、誤解も生じやすいので、一つだけ言っておきたいなと思う。

わたしは子どものために、あるいは妻の代わりに、自分のキャリアを諦めて「降りた」わけではない。

フルタイムの働き方もやめたし、仕事も育児も頑張る、みたいなこともやめたけれど、降りたというのとはちょっと違う。
英語でいうとドロップアウト、みたいな言葉は、そのまま社会が何を成功とみなしているかがそのまま反映されている。

わたしはそういう社会の見方みたいなのを捨てたのだと思う。

仕事をするにも、育児をするにも、自分が健康で長く生きないとどうしようもない。自分の心も体も健康でいられる働き方をしていたいし、子どもとの向き合い方も無理のない形でありたい。
仕事と育児の両立よりも前に、自分が長く健康であることを意識していないといけない。わたしはすぐに自分をおろそかにしてしまうから。

そう思って行き着いたのがいまの働き方で、本当は今も少し無理していると思っている。やりたいことはいっぱいあるし、やれてないこともいっぱいある。無理しないよう、健康でいながら、やりたいことをこれからもしたい。

女性がキャリアを諦める話ばかりのなか、男性の話も聞けて嬉しい、というのは少し的外れで、そういうつもりでは書いていない。

キャリアってもっと自由でいいし、いつからでも緩急つけたり、変化させたりできるのがいい。そういう時代になってきているのが嬉しいし、古い社会の価値観とか、ジェンダー観とか、そういうのに縛られないキャリアを歩める社会をちゃんと残したい。


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