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一人子どもを育てるには村一つ必要で

一人の子どもを育てるのには、ひとつの村が必要、らしい。アフリカのことわざによると。

それくらい子育ては大変、とも取れるし、それくらい子どもには沢山の人の愛情(というかお世話)が必要、とも取れる。とにかく、そんな大変な子育て、できるかぎり周りにもたくさん頼っていいし、たくさん頼らないとやっていけない。いまは、「村」が無いのだから。

私は、子育ての大変さを、最近は「スパイファミリー」という漫画(アニメ)にたとえている。どんな任務も完璧にこなすスマートなスパイの父が、小さな娘の子育てに奔走し、振り回される。それほど、難しくて大変な任務なのだ、と。いろんな計画を立てていても、一瞬で覆されることがあるし、想定外の動きをすることが当たり前、常にままならない。
でも、そんな大人のことなんて全く意に介さない、子どもは本当に可愛いし、見ていて面白い。

子育てを大変だ、とばかり言っていると、子どもが可愛くないのか、と思われそうだけど、本当に子どもはかわいいし、一緒に過ごすのは楽しい。仕事は面白い、けれど面倒くさい、というのと同じだ。それは矛盾しないし、並存する。人の感情はとても複雑で、ややこしいし、ころころと移り変わる。

ときどき、こういうことを言葉に残しておきたくなる。忙しい毎日のなかで、言葉はどんどん流されていく。いま、思っていること、感じていること、の言葉にできる部分、それだけでも掬い取っておく。少しでも、整理できる時間に、できるぶんだけ。



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