花のある暮らしを撮る
お花が届く定期便を試してみた。ポストに入るほどの箱の中に、ちいさな花たちが行儀よく並んでいる。
とりあえず、家にある花瓶らしきものに挿してみた。少しだけ部屋が春めいた気がする。いいな。ブーケプランなので、まとめて挿すものかもしれないけれど、それぞれ一輪ずつ挿して、部屋のいくつかの場所に置くのもいいかもしれない。
挿し方次第で、かわいくも、かっこよくもなる。
生花、とりわけ切り花にはあまり、馴染みがない。土をいじって育てるのは好きだけれど、こうして生花を飾ることは、どこかでもらってくるほかに、わざわざ買う習慣は無かった。どこか、切り花や花束が持つ特別感があるからだろうか。
日常のなかに馴染む生花の存在を見過ごしていたのかもしれない。
花があると楽しい。写真を撮る人なら、きっとその楽しさは共有できる気がする。花の変化を楽しみながら、次の花が届くのを心待ちにして、また次の花を楽しむ。日々の写真に文字通り、花を添える。
テーブルの上に小さな花を飾る。カメラのレンズを通して見る。そのことが、とても楽しい。そんな楽しみが隔週で届く。
花の楽しみ方はいろいろあるけれど、こういう楽しみ方もまたアリなんじゃないかな、と思う。
部屋の外にも、少しずつ花が咲きほころびはじめるこの季節。部屋の中にもその彩りを取り入れるのも、いいかもしれない。
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