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17時にお迎えにいく父親

今日は、というか今日も?保育園からの呼び出し。

子どもの熱は最近、落ち着いてきて鼻水はいっぱい出るけれど、高熱が出ることは少なくなってきて。

久々に電話がかかってきて、今日はなんだろう?と思ったら、おやつのおにぎりがひじき入りでうまく食べられなくて、大泣きしてたら、お昼のぶんまで吐いちゃった、と。
ちょうどおやつの終わる時間。電話がかかってきても、お迎えは17時になる。それでも、お腹すいてるだろうし、早めに食べさせたりできるから、とお迎えに行く。

うちの子が通ってる保育園は、あまり保護者どうしの交流がなくて、いまだにお迎えのときに他の親とすれちがっても誰だか分からない。
けれど、今日は、2人の父親とすれ違った。17時のお迎えに。いつもお迎えにいく18時でも、やっぱりよく父親とすれ違う。(うちの保育園は延長がないので、18時のお迎えが必須だ)。自分のことはさしおいて、仕事はどうしてるんだろう、と思ってしまう。

10年前、子どものお迎えにくる父親なんて、私しかいなかった。
少しずつだけど、社会は変わっている、と思う。もちろん、夜まで働くのが当たり前な、お仕事もいっぱいあるし、もしかしたら今日はたまたま父親が迎えにきただけなのかもしれない。家で、仕事の続きをしているのかもしれない。

朝起きて家を出るまでの時間、夕方家に帰って寝る支度をするまでの時間、は怒涛のように忙しい。特に、夕方は一日の疲労感も加わる。

だから、こんなふうに忙しい毎日を同じように分かってくれる父親が増えることは嬉しい。いままでは、ずっと母親にしか共感できなかったから。

17時の空は明るい。
当たり前に暗くなってからしか帰ってなかったころ、明るい時間の電車でもこんなに沢山の人が家路についてることに驚いたことがある。私が知らないだけで、世界はいろんな顔をしているし、思っている以上に多様だった。

子どもは吐いたこともすっかり忘れて、元気に駆けていた。

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