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  • 通訳案内士:日本史 平安時代

    通訳案内士試験のための日本史(平安時代)まとめノートです

  • 通訳案内士:日本史 石器時代〜奈良時代

    通訳案内士試験のための日本史(石器時代〜奈良時代)まとめノートです

最近の記事

日本史:平安時代 ③「院政の時代」

通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 藤原氏の摂関政治から上皇による院政の時代に移っていきました。そして、院を守る武士たちが台頭してきた時代です。 院政の時代 1019年 9世紀から11世紀に掛けて、九州沿岸には、新羅や高麗などの海賊による襲撃・略奪に悩まされていました。 このような中、刀伊(女真族)が北部九州に来襲する「刀伊の入寇」が発生。約3,000人が約50隻の船団で、対馬、壱岐に来襲し、略奪を働きました。続いて、筑前(博多)を襲いましたが、大宰権帥藤原隆

    • 日本史:平安時代 ② 「藤原氏の世」

      通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 藤原氏が栄華を誇り絶頂期をむかえ、女流作家の活躍による和風な文化が発達した時代です。平安中期平安時代中期は、「藤原」氏一族が力を持ち「摂関」政治を行った時代です。藤原氏は、娘を天皇のきさきとし、その子を天皇とすることで、皇室との関係を深め、政治への影響力を強めていきました。 「摂政」とは、天皇が幼少で自ら政務ができない場合に、天皇に代わって政治を行うことであり、天皇が成人でる場合には「関白」とります。 858年 「藤原良

      • 日本史:平安時代 ①「平安仏教の始まり」

        通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 都が奈良から京都に移され、唐よりあらたな文化がもたらされました。以後の日本に大きく影響を与える2つの仏教、空海の真言宗、最澄の天台宗です。 平安時代は、「794」年から「1185」年の「桓武」天皇が「長岡京」から「平安京」に都を移してから鎌倉幕府が成立するまでの約「390」年間の時代です。 蝦夷征伐 797年 桓武天皇は「坂上田村麻呂」を「征夷大将軍」に任命して東北地方の蝦夷征服を行わせた。 802年 坂上田村麻呂は、

        • 日本史:石器時代〜奈良時代 まとめ

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 これまで、Noteに投稿した、石器時代から奈良時代までのまとめです。 Noteに投稿した記事のPDF版となります。中身は同じですが、重要な語句が赤文字になって、赤シートで勉強できるようになっています。また、難しい漢字にはふり仮名が振っています。 このマガジンの内容すべてがPDFになっています。 ダウンロードはこちらから

        日本史:平安時代 ③「院政の時代」

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        • 通訳案内士:日本史 平安時代
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        • 通訳案内士:日本史 石器時代〜奈良時代
          10本

        記事

          日本史:奈良時代 「仏教国家へ」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 都が奈良に移され、仏教による国家統治が進みました。日本書紀や万葉集など当時の文化を現在まで伝える書物が現れはじめました。710年 「元明」天皇は、それまでの都だった「藤原京」から「平城京」に遷都しました。羅城門から朱雀門まで南北に伸びた道路を中心として、碁盤の目状に都が整備されました。 712年 天武天皇の命により編纂が開始された「古事記」が元明天皇に献上されました。上、中、下の3巻からなり「稗田阿礼」に口述させた内容を「

          日本史:奈良時代 「仏教国家へ」

          日本史: 飛鳥時代 ④「日本のはじまり」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 古代日本史最大の戦いが起こり、戦乱の後、さらなる天皇中心の国家の基盤として、貨幣の統一、歴史書、そして、律令の整備がされていきました。 天武天皇の御代672年 天智天皇の没後、皇位継承を争った古代最大の内乱、「壬申の乱」が起こりました。天智天皇の弟「大海人皇子」が、天智天皇の実子である「大友皇子」に対して兵を挙げた。 大海人皇子は、天智天皇が崩御する前に、大友皇子を皇太子として推挙し、自らは出家して吉野宮に下りました。

          日本史: 飛鳥時代 ④「日本のはじまり」

          日本史:飛鳥時代 ③ 「遠征」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 7世紀後半、中大兄皇子と中臣鎌足が中心となって全国統治の基盤が整備されていきました。女帝、斉明天皇による蝦夷討伐や、朝鮮半島での白村江の戦いなど、船団を伴った組織的な戦い行われるようになりました。 654年 孝徳天皇が崩御。乙巳の変のおりに皇位を引いた、女帝である皇極天皇が再び天皇の位につき、「斉明」天皇となりました。 658年 越国守であった「阿倍比羅夫」は、三度にわたって船団200隻あまりを伴って日本海側を北上し、現在

          日本史:飛鳥時代 ③ 「遠征」

          日本史:飛鳥時代 ② 「元号のはじまり」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 7世紀、聖徳太子の時代から、蘇我氏の時代を経て、中大兄皇子の時代に移っていきました。聖徳太子の時代は、天皇を中心とした宮中組織の形が整備されました。この時代では、それがさらに進められ、天皇が全国を統治するという、全国的な組織の構築が進められました。 推古天皇の時代が終わり、第34代「舒明」天皇の治世となった。 630年 随が滅びて途絶えていた大陸への使節を再開しました。「犬上御田鍬」を大使として、第一次「遣唐使」が派遣され

          日本史:飛鳥時代 ② 「元号のはじまり」

          日本史:飛鳥時代 ① 「新しい国造り」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 飛鳥に宮都が置かれていた592年から710年に平城京に遷都するまでの118年間。大陸から仏教や政治制度が伝わり、それが日本に広がっていった時代です。この仏教文化は飛鳥文化と呼ばれています。 新しい国造り592年 第32代「崇峻」天皇は、政治の実権を握っていた蘇我馬子の不満を持っていました。それを察した馬子の指図によって暗殺されました。 翌年、馬子の要請で、第33代「推古」天皇が女性として初めて天皇となりました。そして、

          日本史:飛鳥時代 ① 「新しい国造り」

          日本史:古墳時代 「大和のはじまり」

          おおよそ3世紀から7世紀までの時代。ヤマト王権とよばれる政治権力が成立し、前方後円墳が盛んに造られました。このような大きな構造物をつくるための権力基盤が発達した時代ともいえます。 ヤマト王権4世紀ごろ、日本各地では豪族が土地や人を支配していました。その豪族が集まって、政治の連合体「ヤマト王権」を結成するようになり、その盟主が大王と呼ばれるようになりました。 日本書紀、古事記には、第12代景行天皇の皇子であるヤマトタケルが、九州の熊襲、東国の蝦夷征討の物語が記されています。

          日本史:古墳時代 「大和のはじまり」

          日本史:弥生時代 「クニのはじまり」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 おおよそ紀元前10世紀から3世紀までの時代。縄文時代の採集生活から、農地を持つ定住生活が始まることでムラが形成され、その村が集まりクニが形成されるようになりました。弥生時代の名前は、この時代の土器「弥生土器」が発掘された場所からから来ています。明治17年、東京大学の学生3名が、東京都文京区弥生町(現在の東京大学本郷キャンパス付近)で発見したことで、この名で呼ばれるようになった。弥生土器は、縄文土器に比べ、薄く硬く焼かれ、シン

          日本史:弥生時代 「クニのはじまり」

          日本史:縄文時代 「なんだこれは!」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 おおよそ紀元前 14,000年 から紀元前10世紀までの時代。縄文時代には、土器が発明され、竪穴式住居が普及し、貝塚が形成されました。 縄文時代の名前は、明治時代に東京で、アメリカ人のお雇い外国人で動物学者の「エドワード・モース」が1877年に発見した「大森貝塚」で出土した土器に由来します。この土器には、縄目の紋様がついており、Cord Marked Pottery 、後に縄文土器と呼ばれるようになりました。この貝塚の発掘は

          日本史:縄文時代 「なんだこれは!」

          日本史:旧石器時代 「はじめ人間」

          通訳案内士の試験勉強のための、まとめノートです。 200万年前から紀元前1万年ごろの時代。人々は定住せず獲物を求めながら暮らしていました。土器はまだ発明されていなかった時代です。この時代は氷河期で日本列島は大陸と陸続きでした。 このときに渡ってきたゾウの牙が長野県北部にある野尻湖で大量に発見されました。このゾウは、明治時代に来日したお雇い外国人、「ハインリッヒ・ナウマン」の名前をとって「ナウマン」ゾウと命名されました。このドイツ人の地質学者は、「フォッサマグナ」を発見したこ

          日本史:旧石器時代 「はじめ人間」