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上京2年目での変化

2018年春、高校卒業後、専門に進学するのを機に上京した。

(親からの現金の仕送りは無し)

進路に悩むのが嫌で、高校3年の6月には既に決定したわけだ。周りのみんなが"就活だ論文だ面接だ履歴書だ"で忙しくしてる時に自分は「もう決まったし楽だ〜」と羽を伸ばしていた。実際のところ、教育ローンの審査が降りないやら色々あり、ちゃんと安心できたのは8ヶ月も先の2月になる。

なんやかんや上京に成功した私は、これからの学校生活や東京での生活に期待を膨らませていた。

上京5日でアルバイト先も見つけ、ありがたいことに今でも続けている。

新しく出来た友達にも恵まれたし、大都会東京の空気を当たり前のように吸えることが嬉しくて、本当に毎日を新鮮に楽しく生きていた。

そして9月。授業とクラスの編成があり、クラスのメンバーが変わった。入学後ある程度たってから、学校に対して信用やら期待やらしなくなってはいたが、この少しの変化は私にとってとても大きいものだった。

授業を休むようになる。

私は元々だらしない人間なので、1度休むと癖がついてしまう。もちろん目には見えているが、1年生の残り期間はずっとこの繰り返しになってしまう。余裕で単位を落とすことになったけど、補講代を支払えば成績の不可は解除になるので、もちろん支払い何とか2年生になった。

結果、変わらず。

2年生になったが、授業や学校への不信感やらが重なり結局休み続けることになる。(現在進行形)
前期は確実に全授業の補講代を支払うことになるだろう。それを踏まえて休んでいるのでそこについては今更問題はない。

薄々気づいてはいたが、私が本当にやりたかったことはこの学校に来ることではなかったのだ。


"進路に悩むのが嫌"
ただこの理由だけで、母の「地元で就職して欲しい」という希望を押し切り私は上京したのだ。
もちろん、上京した事に感しては全く後悔はしていない。地元にいたところで何も出来ないからだ。

そんなこんなで、生活費を増やすためにアルバイトの掛け持ちを始めた。

「(もしかして、学校もほとんど行かず週6でアルバイトをしてる私はフリーターなのではないか)」

そんな事が頭をよぎる

ありえない、専門学校に行って夢のために頑張ると決め上京した私がいつの間にか事実上のフリーターになっているなんて。
いつの間にこんなことになってしまったんだろう。地元の家族に、「学校には行ってない」なんて口が裂けても言えない。

帰省時の集まりで会う親戚や、アルバイト先に来る常連さんに聞かれる「学校はどう?どんなこと勉強してるの?」が本当に苦痛で仕方がない。
表面上は繕って、「一応服飾だけどデザインとかの勉強(?)」と誤魔化すことで精一杯だ。

そもそも、今のやりたい夢と学校が全く噛み合わない。もはや学校の最寄り駅が嫌い。学校が嫌い。
無駄金を払っているのは百も承知。教育ローンの返済は全額自分なので、お金に対する罪悪感というものは薄いが、学校にちゃんと行っていると信じている地元の家族のことを思うと胸が痛い。

親の元を離れ1人になり、タガが外れたのだ。
元々朝も弱いし遅刻気味だった。その割夜更かしは大好き。違う意味ではっちゃけてしまったのだろうか。

私は母子家庭なので、昔から「稼いだお金はママに」と考えてきた人間だった。
当時の私が今の私を見て何を思うだろうか。
アルバイトしているし、自分で生活する費用は全て賄えているつもりだ。何にこんなに迷っているのだろうか。学校を辞めることだろうか。
気の弱いめんどくさがりな私は、「辞める」という選択肢すら手を出す勇気もないしそもそもめんどくさいと思ってしまう。

早く、"ただアルバイトしてるだけの人"から抜け出さなければ。

お昼前に起きてアルバイトに行く、帰ってきて携帯をいじりシャワーを浴びて寝る

毎日この繰り返しだ。

早く、行きたい会社への履歴書を書かなければ。
考えてみると、やらなきゃいけないことは実はある。毎日同じ時間を過ごしながら見逃してきた。

よし、全裸監督も残り2話観て、借りてるリメンバー・ミーも観て、履歴書も書こう



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