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大阪〜神戸で活動して24年目に突入!パーソナルトレーナーのたかつです
スポーツトレーナー学院で校長をしたり、パーソナルトレーナーの寺子屋というオンラインサロンを運営しています。
こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます。

24年間パーソナルトレーナーを続けてきて

パーソナルトレーナーになりたい人、キャリアアップしたい人から相談を受ける場としても機能して「パーソナルトレーナーの寺子屋」を運営しています。私がパーソナルトレーナーと名乗って仕事を始めた頃にはほとんどそういった類の人がいなかったので、働き方も何もない、やってみるしかないという状況でしたが、今や多くの人がその仕事に就きたいといって相談に来られます。始めるのも大変かもしれませんが、始めること自体は誰でもできてしまうと思っています。問題は、それを続けていくことが難しいだろうということです。いわゆるクライアントワーク、対人型の仕事では自分自身が相手を元気にする仕事なのに、いやだからこそ、自分自身が疲れてしまって辞めていく方も少なくありません。もちろん、お客様がつかなくて事業として続けることができない場合もあるでしょうが、その反対もあるということです。
幸い、私は仕事に疲れて「辞めたい」と思ったことは一度もありませんが続けるモチーベーションをうまく保つということの大変さはわかっています。
 自分が何のためにこの仕事についたのかを、最初のお客様との出会い、その人が変わっていく様、人生に影響を与えていることの実感といったことを思い出しながら毎度再確認をしながら続けてきました。自分自身の原点みたいなものですね。
 現在はパーソナルトレーナーとしてクライアントへの指導と並行して、パーソナルトレーナーの皆さんへのキャリアアップ支援のような活動も行いながら24年が経ったというところです。

自分のキャパシティを知る

「努力は裏切らない」
いいキャッチコピーですが、裏切ることもあるでしょう。ただし、これは捉え方の問題。結果が出なかった=失敗、ではないということです。
結局、人間は努力の量に比例した成果を上げるようになっています。しかし、そこには、自分の才能というベースがあります。スポーツに例えるのがわかりやすいですが、オリンピックの100M走で金メダルととることについてはやはり100M走を勝てる才能というベースがなければ成り立ちません。目指すべき方向性を自分の才能とできるだけ合わせた上で努力の「量」を上げることです。量を積み上げないと「質」は生まれません。無駄とか遠回りというものに価値があるのです。
問題は、この量をどこまで自分がこなせるか、こなせる体力があるかということです。
本当にこの人寝てるのかな?というくらいに量を積み上げる人が稀にいます。ではその人と同じようにやったらいいのか?というとそうとも限りません。自分のキャパシティを超えての頑張りは「破壊」に向かうだけです。もちろん、自分のキャパを知るためにも時に無謀なチャレンジをすることも必要ですが、これは無理だと思った場合に諦めることを大事です。違う方向に舵を切る判断、決断も時に必要なのです。

仕事に必要なのは体力です

私はたまたまパーソナルトレーナーという仕事をしていますが、これが別の仕事であれ、必要なことは「体力」だと思います。
 スポーツであれば「体力」が必要というのは言わずもがなかもしれませんが、仕事でも同じです。
体力とは「肉体面」と「精神面」が存在すると言われています。
肉体面は筋力などのわかりやすいものから、風邪をひきにくいとか、環境の変化に強いといったものも含まれます。精神的な面は、いわゆる心の問題です。緊張のコントロールとか、他人から何か言われた時にずっと引きずってしまうとか、何か大きな出来事が起きた時に受けるストレスとか、そういったことに対処できる能力です。
そういった分類をしてみれば、スポーツだけでなく、あらゆる職業人は「体力」が必要という私なりの結論に至ります。

例えばパーソナルトレーニングで毎月200件のセッションをこなす人がいます。ものすごい「体力」だと思います。
ではこれを全てのトレーナーがやるべきか、と言えばそうではありません。これが自分のキャパシティといったことと関連します。100件でも疲れてしまう人もいるでしょう。200件元気にできる人もいるでしょう。個体差があるのです。
また、性格も関与します。ある出来事をすぐに忘れてしまう人もいれば、深く受け止めすぎてしまう人もいるでしょう。楽観的な人に、悲観的な人。人の話を聞きすぎたり、人にものを申しすぎたり。結局はバランスという一言になるのですが、このバランスをとるというのが難しくもあり個人的なものなので、どのくらいがベストかについては個々人で見つけるほかありません。

筋トレなどをされているとわかると思いますが、最初持ち上げれなかった重さが上がっていくというのは、適応に他なりません。
ということは仕事における「体力」も適応し強くなっていくはずです。
しかし、バーベルが100kgあげれる人もいれば80kgまでしかいかない人、200kgあげれるモンスター級の人、などさまざまいるように仕事の体力も同じことが言えます。
自分に合ったレベルと方法でアプローチするのは、筋トレも仕事も同じです。
過負荷をかけつつ、オーバーワークに気をつけながら、コンフォートゾーンを抜け出し、自分のキャパを少しずつ広げて行きのです。
100kgがマックスのひとの90kgはきついですがわ120kgがマックスになると90kgは余裕の域になります。
そうなる前にやめてしまう人がいるので勿体無いことです。

変化に強いものが生き残る

パーソナルトレーニングでは最初、セッションを100本/月、目指そうというような感じでまずは目の前のお客様にいいセッションを提供する努力をしその人数を増やしていくことを目標としてやっていくかと思います。
そこからどんどん数が増やせる人もいれば、少し違った仕事の仕方で人の役に立つ人もいるでしょう。私のように少しずつ、トレーナーの育成をしていくような仕事に移行する人もいるでしょう。
人は歳もとりますし、コロナ禍のような出来事も起こるでしょう。常にずっと環境が変わらないということはありません。
また、反対に自分のモチベーションを保つために少しずつ変化させていくということも考えられます。
私は軸としてパーソナルトレーナーという仕事をずっとしていますが、働き方や場所、付き合う人などはもちろん変化していってます。ずっと同じではありません。

仕事で疲弊してしまわないために、己のキャパシティを把握しつつ、少しずつ仕事体力をつけていき、環境の変化に順応しながらも、自らも変化する姿勢を見せる。これが仕事を長く続ける秘訣ではないかと思います。

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・JOTスポーツトレーナー学院・校長
・ゴールドジム公認パーソナルトレーナー
・パーソナルトレーナーの寺子屋塾長



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