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バイオフィリックデザインのはなし②

前回バイオフィリックデザインの話を書こうと思ったら、緑化の話で終わってしまいました。

さて、バイオフィリックデザインという言葉。
よく聞くようになってきました。

バイオフィリックデザインとは、簡単に言うと「人間の本能的な自然と結びつきたい」という欲求を満たす要素を建築物に取り入れたデザイン手法です。

https://panasonic.co.jp/ew/pewnw/switch-times/well-being/501010.html

ウェルネスな空間とも言いますか、「やっぱり、自然光や風を感じたり、緑が見えたりするって良いよね!」と感覚的に思っていたのと同時に、様々な研究によって、科学的にその良さが証明されたことも大きいです。

効果としてあげられているものは下記のような項目です。

  • 幸福度の向上

  • 生産性の向上

  • 創造性の向上

・幸福度の向上

自然がないオフィスで働く人々よりも、自然を感じながら働く人々の方が幸福度は15%高い、という結果が出ているようです。
ちなみに作り物の自然でもある一定の効果があるそうです。造花を飾るとか、木目調にプリントされた壁紙とかですかね。

・生産性の向上

自然がないオフィスで働いていた人々が、自然を感じながら働くようになると、3ヶ月で6%生産性が向上したようです。
色で言うと、青、緑、黄色が生産性の向上に関係しているそうです。

・創造性の向上

自然のないオフィスで働いている人々よりも、自然を感じながら働く人々の方が創造性が15%高いようです。
色で言うと、グレーを多用しているオフィスは熱意、創造性、生産性の低下と関連しているようです。
床のタイルカーペットとか、グレーを多用しがちです。。

科学的なデータがあると、説明もしやすいし、受け取り側も判断しやすいですね。
実際に「バイオフィリックデザインによって、生産性は6%向上し、創造性は15%向上するといった研究結果も出ているようです。」等と説明すると、
「証明されているのであれば、取り入れるのも良いですね。」と言っていただいたこともあります。

この内容を書くにあたり、確かMITかどこかの研究があったな、と思って探したのですが、見つけられませんでした。
代わりにロバートソン・クーパー社が実施した研究のレポートを発見しました。

こちら、とても分かりやすくて、かつ面白いのでオススメです。
今回もこちらから引用させていただきました。

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