見出し画像

今日覚えたい文法

どこか
どこでも〜ない

・文構造を考えて、下記の動詞を2グループに分けてください!
aller
partir
chercher
voyager
visiter
fréquenter

どこかへ行きたい aller 
どこかへ行きたい partir
どこか(いいとこ)さがしている chercher
どこか旅行をしたい voyager
どこか行きたい visiter
どこかへしょっちゅう行く fréquenter

文を実際に作ってみましょう。

○ Je voudrais aller quelque part.
✘ Je voudrais aller un endroit sympa.
○ Je voudrais partir quelque part.
✘ Je voudrais partir un endroit sympa.
○ Je cherche un endroit sympa.
✘ Je cherche quelque part.
○ Je voudrais voyager quelque part.
✘ Je voudrais voyager un endroit sympa.
○ Je voudrais visiter un endroit sympa.
✘ Je voudrais visiter quelque part
○ Je fréquente un endroit sympa.
✘ Je fréquente quelque part.

A: aller / partir / voyager
B: chercher / visiter / fréquenter

グループ A は直後に名詞を置くことができません。
名詞を使いたい場合は、繋ぎ言葉として前置詞が必要です。

Je voudrais aller à un endroit sympa.
ただし、文法的には正しいですが、自然なフランス語だとは感じません。

グループ B は直後に名詞を置く必要があります。このタイプの動詞は他動詞と呼ばれます。
前置詞(の役割)を内包している quelque part のような「副詞(表現)」と一緒に使うことはできません。

「どこかを訪れたい」と言いたい場合でも、グループ B に属する visiter と 副詞句 quelque part や ne - nulle part とは、同じ文の中で使用はできないのです。

もちろん、副詞表現の quelque part に形容詞 sympa をつけることはできません。形容詞が修飾できるのは副詞だけです。
「どうしても使いたい!」と言っても、無理なものは無理なのです。

「この表現を使いたい」というのは学習者の発想で、伝えたいことがあるのでそのために相応しい語や表現を使い然るべき構造で伝える、というのがネイティブの考えです。

そのためには…

表現をまるごと記憶をしましょう。
一旦覚えている文を自分用に作り変えるのが「文法力」です。

文法が先にありきではなく、文法は応用力のための道具なのです。

すみません。
いつも同じことを言っていますね。
大切なことなので、何度も言わせてください。

ご参考まで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?