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POPS曲ってむずかしい

こんにちは、ドビュッシーやサティ、ラヴェルなどの近現代の作曲家が好きな月瀬理依です。私、基本的に、クラシックやジャズや合唱曲しか聴かないんです。数ヶ月に一度くらいの頻度で、誰かやどこかのバンドやグループに一時的にハマることはあるのですが、一ヶ月以上その曲を好きでいられたことがないんです。ボカロも聴かないので、周りの友達とは全くと言っていいほど音楽の趣味が合わなのです残念ながら…(もしよかったらみなさんの好きなクラシック曲をコメントにて教えてください)

というのも、最近その理由がわかりまして。
POPSって好きな曲になるために考慮すべき要素が多いんです。楽器やメロディー、ボーカル、ハーモニー、歌詞、表現の付け方。パッと思いつくだけでもこれだけの要素があります。それに対して、クラシックのピアノ曲であれば、メロディー、ハーモニー、程度で良いのです。私は何事にも、好き要素が全部詰まってえるから好き、みたいな減点方式で好き嫌いを決めてしまうことが多くて…だから、POPS曲だと好き判定が全ての要素をクリアすることは稀で、なかなか好きな曲に出会うことができないのです。つまり、私にとって好きな曲を見つけるという行為にはかなりの労力と根気強さが必要なのです。だから、私がPOPSを聴くときは、時間と心のどちらにもかなり余裕がある時に限ります。

例えば。私ってあまりに直接的すぎる詩は共感できなくて苦手なんですが、とあるラブソングがあったとして、それ以外の要素全てが素晴らしくても、歌詞が「愛している、誰よりも愛している、君にとても会いたい、会えないと悲しい」みたいな感じだと、絶対にその曲を好きになれないんです。流石に大袈裟ですか…

どこがいいか言語化はできなくても好きでいていいということは理解しているのですが、どうもそれがみんなと同じようにできなくて…でもこれって少し寂しいことです。友達に、「この曲いいよね」と共感を求められた時、どこが「いい」なのかわからないと思っても、相手にとってその質問は意味をもたないのですから。
そもそもそんなに話を難しくしなくても、誰かが素敵と思った曲を同じく素敵と思えないことはとても悲しいことです。

どうすればもっと色々な曲を好きになれるだろうか。もっとたくさんの曲に好きと思えるようになりたい。そもそも私は言語化できない好きを認めることが苦手なのかな、そんなことを考えながらベルガマスク組曲を聴いているのでした。


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